Rubyのバージョン変更管理システム「RVM」の使い方を簡単にご説明します。
0. RVMとは?
基本的には最新版を使うのが一番良いです。
ただし、開発済のプログラムが違うバージョンだと動かなかったりするので、
プロジェクトXでは、Ruby 2.6.3 を。
プロジェクトYでは、Ruby 2.5.1 を使用する
というようなことがあります。
その際逐一、プロジェクトごとにRubyのバージョンを再インストール・アンインストールしなくても済むように、コマンド一つでバージョンを切り替えられる便利ツールが用意されています。
その便利ツールの一つが「RVM」です。
(同じようなツールに「rbenv」もあります。完全に好みの問題ですが、なんとなくRVMの方が主流な気がします)
インストールはこちらから可能です。
1. RVMコマンド実行手順
$ rvm list
を実行し、現在使用可能なRubyを表示する
$ rvm list
=* ruby-2.6.3 [ x86_64 ]
# => - current
# =* - current && default
# * - default
この場合は、ruby2.6.3しか使用可能ではないため、もし2.5.〜を使いたい場合は以下を実行する
$rvm install [使いたいバージョン(数字のみ)]
$rvm install 2.5.1
Warning, new version of rvm available・・・
・・・(省略)・・・
Ruby was built without documentation, to build it run: rvm docs generate-ri
再度$ rvm list
で使用可能なRubyのバージョンを確認
$ rvm list
=> ruby-2.5.1 [ x86_64 ]
* ruby-2.6.3 [ x86_64 ]
# => - current
# =* - current && default
# * - default
$ rvm use [使いたいバージョン(数字のみ)]
$ rvm use 2.5.1
Using /home/ec2-user/.rvm/gems/ruby-2.5.1
$ ruby -v
で先ほどのバージョンが適応されているかどうか確認
$ruby -v
ruby 2.5.1p57 (2018-03-29 revision 63029) [x86_64-linux]
$ rvm list
で、使用しているRubyが絞り込めているかどうか確認
$ rvm list
=> ruby-2.5.1 [ x86_64 ]