「ネットで見たんだけどエンジニアの人がAIで元号予想してるんだって!」
「もしかして君もこれ作れたりする?」 「確か君、機械学習と自然言語処理得意だもんね!」
嫁にキラキラした目で言われたので、「実は末端で雑用してるザコなんです!!なんでもかんでもやってるだけです。」という真実はとてもとても伝えられず、**「楽勝だわ!10行でできるわ!!」**と言い切ってしまいました。言ってしまったものはちかたないのでさっさと作ってみました。
#実装
def gengoGen():
# 2文字をランダム抽出
gengoFile = open('kanji.list')
gengoList = gengoFile.read()
gengoFile.close()
return random.sample(gengoList, 2)
やったー!!実質4行でかけた!!
ひょっとして俺!天才じゃない?!?!
あ、漢字のリストは青空文庫様から拝借しました。この場を借りて感謝申し上げます。私と同じことをする バカ物好きはいないと思いますが、使うときは全角スペース除去だけお忘れなく。
しかし。
俺「できた!できた!!10分でできた!!」
とサーバー上で適当に動かして見せたところ、
**嫁「何これ?」**と言われてしまいました。
どうもインパクトが足りないらしいので、画像生成をしてみた。
https://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_475.html
いらすとやさんの画像にPILでdraw.textして、
結果
さらに「これTwitterでBot作ったら最強じゃない?」と気が付いたので早速作ってみた。
https://twitter.com/gen_go_gen
これで最強の元号予想を30分に1度投稿できるようになったぞ!最強すぎる!!
10年くらい回してたら正解が出るぞ!!たぶん!!きっと!!
嫁「この漢字どう見ても元号としてあかんやろwww」
AIの解析によると次の元号は点痢です! pic.twitter.com/ETfdC9h5aD
— 年号予想AI (@gen_go_gen) 2019年3月13日
嫁「当たる前に【淫】【夢】とか出てネット民のおもちゃにされるほうが絶対早い」
#ネタばれ
バラすほどのことすらありませんが、crondで30分に一回起動させてTwitterのAPIたたいてPOSTするだけの程度の低いスクリプトです。常用漢字からランダムで引っ張り出しているだけで、妥当性どころか重複チェックとかNGチェックすら通していません。
細かいことを考えなくても「これできるかな?」は今は大体誰かがモジュールを作ってるので、非常に実装が楽でした。かかった時間は全部で3時間ほどで、一番時間がかかったのは、Twitter開発者APIの登録と画像の処理でした。簡単なのはわかったので、くだらないネタをどんどん回して作っていって遊びたい次第です。
元ネタの平成の次の元号を、AIだけで決めさせる物語
https://qiita.com/youwht/items/0b204c3575c94fc786b8
https://qiita.com/youwht/items/7b1118ecd91bd2e232bb
こちらはとてもすごいのでぜひご一読を。いち自然言語エンジニアとして、当たることを心から願っています。年号は正直嫌な思いしかしていませんし、後出しされて稼働が上がるのもだいぶムカついてるので、これが当たったら相当スカっとします。
私のやつももし奇跡で当たったらちやほやしてくださいね!