##前提として
Power Automateで文字列を数値に変換するには
int関数を使います。
int(文字列)
##今回の問題は
『文字列は数値かもしれないし、数値じゃないかもしれない場合
エラーにならないようにするにはどうすればいいか』です。
このフローではstrImputに「abc」という文字列を入れて
int関数でstrImputを数値に変換しています。
実行すると
もちろんstrImputの中身は「abc」なので
int関数で数値に変換できずにエラーとなってしまいます。
PowerAutomateにはExcelでいうISNUMBER関数のような数値かどうかをチェックする関数はありません。困りました。(2021年3月時点)
##解決方法
int関数でエラーが出ることは諦めて、エラーの時にだけ進むフローを作成しました。
##手順
1.int関数を使用したすぐ下に「並列分岐の追加」で処理を追加します。
今回はサンプルの為、処理は作成せずに空のスコープのみを追加しました。
3.「に成功しました」のチェックを外し「に失敗しました」にチェックを付け
完了を押下します。
完成したフローを実行してみます。
strImputは最初と同じ「abc」です。
エラーとなっていますが、右のスコープの処理は実行されています。
##最後に
右のスコープの中に「終了」というアクションを入力し
状態を「成功」にしておけば
フローを正常終了させることができます。
おわり