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「スクラムガイド2020」更新概要

Last updated at Posted at 2020-12-16

指⽰的な部分を削減

スクラムガイドは時間が経つにつれて少し指⽰的なものになっていた。2020 年版では、指⽰的
な表現を削除または緩和して、スクラムを最⼩限かつ⼗分なフレームワークに戻すことを⽬的
としている。たとえば、デイリースクラムの質問の削除、PBI(プロダクトバックログアイテム)
の属性に関する記述の緩和、スプリントバックログにあるレトロスペクティブのアイテムに関
する記述の緩和、スプリントの中⽌のセクションの削減などを実施した。

ひとつのチームがひとつのプロダクトに集中する

これはチーム内で分断が発⽣し、PO と開発チームの関係が「プロキシ」や「我々と彼ら」とい
った問題につながることを排除するためである。存在するのは、PO、SM、開発者の 3 つの異な
る責任を持ち、同じ⽬的を共有するひとつの「スクラムチーム」だけである。

プロダクトゴールの導⼊

スクラムガイド 2020 年版では「プロダクトゴール」を導⼊した。スクラムチームに⼤きな価値
のある⽬的に集中してもらうためである。各スプリントでは、プロダクトを全体的なプロダク
トゴールに近づける必要がある。

スプリントゴール、完成の定義、プロダクトゴールの居場所

以前のスクラムガイドでは、明確なアイデンティティーを与えることなく、「スプリントゴー
ル」と「完成の定義」について説明していた。これらは作成物ではなく、作成物に付随するも
のだった。2020 年版では「プロダクトゴール」を導⼊し、これらの位置づけを明確にした。3
つの作成物には、それぞれの「確約(コミットメント)」が含まれる。つまり、プロダクトバ
ックログにはプロダクトゴール、スプリントバックログにはスプリントゴール、インクリメン
トには完成の定義(カッコをなくした)が含まれる。これらの存在により透明性がもたらされ、
作成物の進捗に集中できるようになる。

⾃⼰組織化よりも⾃⼰管理

以前のスクラムガイドでは、開発チームは⾃⼰組織化しており、「誰が」「どのように」作業
するかを選択できるとしていた。2020 年版ではスクラムチームの⾃⼰管理に重点を置き、「誰
が」「どのように」「何の」作業をするかを選択できるようにした。

スプリントプランニングの 3 つのトピック

これまでのスプリントプランニングのトピックである「What」と「How」に加えて、スクラム
ガイド 2020 年版では、3 つ⽬のトピック「Why」に重点を置いた。これはスプリントゴールで
⾔及されている。

幅広い読者のために全体的に⽂章を簡略化

スクラムガイド 2020 年版では、冗⻑で複雑な⽂章と IT に関する記述(例:テスト、システム、
設計、要求など)を排除している。以上の変更で、スクラムガイドは 13 ページ未満となった。

最後に

「Zentao」の技術者からの資料に感謝します。スクラムを深く勉強して開発したいなら、Zentaoリンクをクリックして、技術者がオンラインであなたの質問に答えることができます。
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