はじめに
地図におけるAttributionの表記は重要でありながら、なかなかわかりにくいと思われます。そこで、Mapbox SDKを使用時における取り扱い方法をここで簡単に説明します。
Attribution?
Mapbox SDKを使ってMapboxが提供する地図を表示すると、標準で地図下部にMapboxのアイコン等=Attributionが表示されます。使用するSDKによって表示の仕方は変わりますが、Mapbox GL JSを使用した場合には以下のように表示されます (Mapbox GL JS Playgroundのスクリーンショット)。
左下のアイコンを"Mapbox wordmark"、右下の文字列を"Text attribution"と呼びます。
いつ表示するの?
以下のケースでそれぞれ表示する必要があります。
- Mapbox wordmark: Mapboxにホストされたカスタムスタイル、カスタムタイルを使用したとき
- Text attribution: Mapboxが作成したスタイル(Mapbox Streets等)やタイル(Mapbox Streets v8等)を使用したとき
詳細はこちら(英文)をご参照ください。
つまり、Mapbox Streetsスタイルを使用した場合は「Mapboxが作成したスタイル」が「Mapboxにホストされ」ているので両方が表示されているのが正しいということになります。
その他のケースは?
それ以外のケースでは以下のようになります。
ケース | 説明 |
---|---|
自前のTilesetをStreetsスタイル上に表示 | "Mapbox wordmark"、"Text attribution"共に必要 |
自前の地図をMapboxにTilesetとしてアップロード、Studioで編集しMapbox GL JSで表示 | "Mapbox wordmark"を表示、"Text attribution"は不要。ただし、自前の地図をプロバイダから購入し、かつそのプロバイダがAttributionを要求している場合はそれを表示 |
自前の地図を自前のサーバにアップロード、Mapbox GL JSで表示 | "Mapbox wordmark"、"Text attribution"共に不要。ただし、自前の地図をプロバイダから購入し、かつそのプロバイダがAttributionを要求している場合はそれを表示 |
見た目を変えてもいいの?
また、Attributionの色や表示位置は変更することが認められています。
Note: You can adjust the font color and size of the attribution to match your theme, but attribution must be legible. You may not style the Mapbox wordmark.
SDK毎に設定方法が異なるので次回以降で各SDKでの設定をコードを交えながら見ていきます。