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文学部宗教学科の大学生が、エンジニアとして内定をもらうまで

Last updated at Posted at 2022-01-26

はじめに

自己紹介

  • 現在、文学部宗教学科という、我ながらなかなかユニークで、かつwebプログラミングとは縁遠い学科に通っています。
  • 8ヶ月ほどの長期インターンを経て、現在もプログラミングを勉強中です。最近は友人とjava, Reactの勉強会をする予定です。
  • 大学の友人と、支援団体検索サービス「サポファイ」を制作、2021年7月頃(うろ覚え)にリリース
  • 某大手web事業会社をはじめ、複数の内定をいただきました!(2022年1月現在)

この記事の対象、目的

  • 自分の今までを振り返ることで、文系でもwebエンジニア目指せるよってことを伝えたいです。エンジニアに興味があっても、「自分には無理そう」となかなか踏み出せない人の励みになったらうれしいです!
  • たくさんある、エンジニアへのルートの一例として参考にしてほしいです。結論だけ知りたい方は、目次から「まとめ」に飛んでください🙇‍♂️

これまでの歩み

大学入学 ~ プログラミング学習開始

まずは、法学部(みたいなところ)に入学し、大学生活がスタートします。そのまま、だらだらと過ごしていましたが、2年生の夏に、「俺は、弁護士でも官僚でも企業法務でもなく、ものづくりがしたいんだぁ!!」と突如メラメラ燃え出し、エンジニアいいなぁと思い出します。

この背景としては、まわりが国家公務員試験や司法試験の準備を始める中、自分がそれをやりたいと思えない焦りがあったと今になれば思います。

そこから、プログラムを学び始めるも、もともとスマホすら使いこなせないアナログ人間だったので、何からやればいいか分からずに一回諦めかけました。
結局、このまま何もせずに大学生活を終えるのかな、、、と自信をなくしかけていた時、偶然見かけたプログラミングスクールの広告を見つけました。結果的には、正直微妙な選択だったのですが、ダメ元でそのスクールに飛び込みました。

そのときは、「今何かを始めないと、俺は何もやらずに学生生活を終え、特に興味もない職業につき、つまらない人生を送ってしまう」という焦りがあったと思います。

もともと自分は、すごくビビリ、怠惰な性格で、あまりチャレンジをせずに生きてきたので、そんな自分が未踏の領域であるエンジニアに挑戦するには、**やる気のある今を逃してはならない!**と直感していました。

プログラミングスクール(2年生夏 ~ 3ヶ月間)

そのスクールでは、まずは、コマンドライン(linux)や、gitなど基礎を学び、最終的にスクールの課題として、Ruby on Railsでサイトをつくりました。ただ、正直何がなんだかわからぬままサイトが完成し、たいした学びにはならなかったというのが正直な感想です、、、、。

受講料も40万円かかったので、なかなか痛い出費でした。ただ、何から始めればいいかわからなかった自分にとっては、とりあえず何を学べばいいのか少しわかったという意味で、有意義ではあったと思います。

ちなみに、もし今からプログラムを学んでみたいという大学生が目の前にいたら、スクールよりも、まずは工学部の情報系の基礎的な授業に行ってみるよう助言すると思います(他学部でもいけるはず)。自分は、工学部の授業をときどき受講しているのですが、スクールで習ったような基礎はここで無料で大体学べます。その後は、以下のようなオンラインの教材などで学ぶといいと思います。ただ質問環境がほしい方や、社会人の方は、スクールはありだと思います。いずれにせよ、自分みたいに、何もわからないままスクールに入るのはコスパが悪いです。
プロゲート(https://prog-8.com/)

さて、スクールの話に戻すと、幸運なことにメンターさんがとても親切で、このスクールに通い続けるより、インターンをさがして実務を積む方がいいと助言をいただき、これを機にインターンに応募し、無事一社受かったので、長期インターンを開始します。このときは、やっと何か始まったな、自分の人生の道筋が少し変わり始めたな、と感じたのを覚えています。
こればかりは、人の運に恵まれたとしか言いようがありません。こんな親切なメンターさんに担当してもらえたのもそうですし、インターンも、今考えれば、ほぼ未経験みたいな当時の自分を雇ってくれたことは、ラッキーでしかないです。

まとめると、スクールに通うという選択肢はbestではなかったかもしれませんが、それは自分のはじめの一歩だったと思います。一歩踏み出したことで、結果的にいろんな偶然が重なり、今があるなと感じています。

長期インターン、宗教学科へ(2年生11月 ~ 8ヶ月間)

さて、某ベンチャー企業のwebエンジニアとして長期インターンを開始した自分ですが、なんと、早速挫折します笑!!
そこでの業務が1個も手に負えないという状況になりました。原因は、言うまでもなく自分の実力不足。

そこからは上司の方に教わったり、家で独学がんばったり、、、、。なんとか食らいついて行きました。正直この時期は精神的にかなり辛かったです。
どうして、何もできていないのに口座に給料が振り込まれているんだろう、、、、銀行の通帳をそんな空しい気持ちで眺めていました。とある日には、インターン先から家に帰ったあと、たまたまTVでやっていた、見たこともないドラマの6か7話を見てなぜか号泣するといったこともあったりと、荒んだ精神状態でした。

ただ、最終的には、テスト作成など、簡単なタスクから徐々にこなせるようになり、インターン後半には、大規模なリファクタリングなども携わるようになりました。

また、ここでのインターンの経験が、改めてwebエンジニアを目指そうと自分に思わせてくれました。
それは、スマホ版のページデザインの大規模改修が完了したときに、開発チーム全体が沸き立ち、喜び合うということがインターン先であったのですが、そのときに、やっぱりものづくりっていいなぁと思いました。プライドをかけて何かをつくり、完成をみんなで喜ぶ、こんなに楽しい仕事がこの世にあったのか、そんなアツい気持ちになりました。

ただ、この最中、インターンと法学部のテスト勉強と塾講師のバイトを並行してやっていたなかでキャパオーバーしてしまい、留年してしまいます。これを機に、バイトはやめ、また法学よりもプログラム学習に時間をまわせて、かつ興味があった宗教学科に進路を変更します。

その後も6ヶ月ほどインターンを続けた後、自分でサイト開発をする時間や就活の時間がほしかったため、インターン先を退職、ここからは友人とサイト制作にのめり込みます。

このインターン経験のなかで大きかったのは、優しい上司や温かくもアツいチームメンバーといった、人間関係に恵まれたことと、辛かった時期も諦めなかったことだと思います。前者は運ですが、後者は自分次第です。
基本的に僕は根性論は嫌いなのですが、あまり経験がないことに挑戦するなら、根性も結局大事だなと改めて思います。ここらへんは受験勉強や中学の生徒会活動で身に付いたと自分では思います。

サイト制作、就活(~ 3年生現在)

サイトの詳細やその制作過程については、また別記事でまとめようと思うのですが、大学の友人と「サポファイ」という、支援団体検索サービスを制作、リリースしました。
https://www.suppofy.net/

サイト制作経験がある方ならわかると思うのですが、正直技術的にはそこまで大したものではありません。ただ、自分が独力で作った初めてのサービスであり、たくさん悩んだり迷ったりした思い入れのあるサービスです。

現在は、これをポートフォリオとして、webエンジニアとして就活をしており、ありがたいことに、すでに内定をいくつかいただいています。就活において自分がアピールしているのは、技術力よりも、わからないことをどうやって調べたか、そもそもなぜその機能をつくったか、といった、このサービスの制作においてどれだけ自分が頭を使って考えたかということです。

ということは、そもそもポートフォリオとなるような(そうでなくとも)サービスを作る際に、そもそも自分で考え抜いて制作しておくことが大事だということになります。考えずに作ったものに後付けで根拠を足すのは苦しいですよね。

まとめ

つらつらと、自分の今までを語ってしまい、まとまりがなくなってしまいました、、、、。
どこまで再現性があるかはわかりませんが、あくまで、一つの例として参考にしていただけたら幸いです。

さて、文系からエンジニアになるにあたって、何が決定だったかと問われれば、それは以下かなと思います。

  • わからないなりにも、とりあえず一歩踏み出したこと
  • 結果的に人の運に恵まれたこと
  • あきらめなかったこと
  • 考え抜いたこと

2つ目以外は自分次第ですね!!

最後に

かつての自分と同じく、未経験からエンジニアを目指そうとしている方、ないし何かに挑戦しようとしている方に向けて。

多分いま、「やってみたい」という気持ちばかりが先行して、そもそも何をどうやればいいのかわからない、自分がいま進歩できているのかわからないという方が大半だと思います。とりあえず、bestじゃなくてもいいので、できそうなことをやってみましょう。
工学部の授業に潜ってもよし、スクールに行ってもよし、競技プログラミングもいいかもしれません。そして、常にそれを反省しましょう。その選択によって何を得たのか、何が足りないのか。次に何をしなくてはいけないのか。

そして、忘れてはいけないのが、これらを一人でやらなくて良いということです。あくまで僕の主観ですが、世間の人々は挑戦する人間、特に若者にすごく優しいです。一人で歯を食いしばることも必要ですが、わからないときは素直に優しい人に聞きましょう。

偉そうなことを最後に言ってしまいましたが、これは、ビビリで怠け者でなかなか一歩を踏み出せず、また素直に人に頼ることができない、自分の弱さへの戒めでもあります。かつての、そして今も心の底にいる、弱い自分にも向けたメッセージです。

ここまで長文を読んでくださった方、まとめだけでも読んでくださった方、ありがとうございました!
これが、挑戦する誰かの励みになったなら幸いです。

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