Privacy Manifestとは?
2023のWWDCにてAppleが発表したThird-party SDKを対象にした新たなプライバシー宣言ファイルです。これまでApp Store Connect上で設定していたものを拡張したという感じに近いと思います。本記事で細かい説明は割愛します。
Privacy Manifest対応方法について
現在Flutterで開発を行っているため,下記の記事がとても参考になりました。
基本的には導入しているパッケージをPrivacyManifestに対応しているバージョンまで上げることでよさそうです。
空のPrivacy Manifestはつくるな!
Apple Developer Forum内のこの質問を確認してみると, Developer Technical Support(DTS)からこんな回答をみつけました。
あなたのフレームワークがプライバシー・マニフェストを必要としない場合、何もしないでください。
つまり,Privacy Manifestを必要としない(指定のAPIを使用していない)場合は何もしなくて良いということです。
既に空のPrivacy Manifestをいれるアップデートを実施してしているパッケージ等も多々見受けられますが,それが原因で審査に落ちるのか?いうところは現時点では不明です。
以下、回答の原文
If your framework doesn't require a privacy manifest, do nothing.
Avoid adding an empty privacy manifest to your framework.
以下、DeepLさんの翻訳
あなたのフレームワークがプライバシー・マニフェストを必要としない場合、何もしないでください。
フレームワークに空のプライバシーマニフェストを追加することは避けてください。
結論
Privacy Manifestを必要としない(指定のAPIを使用していない)場合は空のPrivacy Manifestの作成の必要なし!
何か追加でわかったこと等があれば,本記事に追記したいと思います。
追記(2024/5/21)
空のPrivacy Manifestが含まれるプロジェクトでも Appleからの警告なしで審査が通ることを確認しました!
とりあえず空のPrivacy Manifestについては気にせずで大丈夫そうですね。👏