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経緯

こんばんは。OREOです。
直近1年間は主にモバイルアプリ開発の業務に携わっていましたが, 今年はQA関連の業務にも従事する機会が増えてきました。業務を遂行するにあたり, テストに関する体系的な知識を身につけたいと考え, JSTQBの勉強を始めました。

JSTQBとは

公式サイトより引用

JSTQBとは、日本におけるソフトウェアテスト技術者資格認定の運営組織で、 各国のテスト技術者認定組織が参加しているISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の加盟組織として2005年4月に認定されています。
ISTQBの加盟組織の各国団体は資格および教育・訓練組織認証について相互認証を行っています。つまり、JSTQBが運営するソフトウェアテスト技術者資格は海外でも有効な資格となっています。
JSTQBは次のような3つの委員会(Commitee)から構成されています。 それぞれの委員会は国内における品質保証関連の研究を行っている研究者、高いスキルを持つテストエンジニアやコンサルタントなどを中心に構成されています。

つまりはソフトウェアテスト技術者向けの国際認定資格のようなものです。テストコンサルを行っている企業では営業の方も含め社員が全員取得していることもある資格です。直近2024年度の合格率は70.06%と非常に高めです。

勉強方法

JSTQBの勉強を始めようと持ったタイミングで上司よりこちらの研修を紹介されたので, まず初めにこちらを受講しました。

JSTQB認定 ソフトウェアテスト技術者 ― Foundation Levelトレーニングコース

講義はシラバスに沿った形式で進められ, テストで問われるポイントや演習も含まれており非常に有用な内容でした。また講義の中で日々のQA業務に関する質問の時間も設けられており, 豊富なQA経験を持つ講師に相談する機会もありました。
3日間の研修ということもあり, 内容は非常に濃く非常に満足できるものでした。

試験勉強はおもに研修資料を読みながら下記のテス友という問題演習アプリを用いて行っていました。

勉強期間は約3週間でした。
毎日30分程度問題を解いて理解が浅い部分を資料を読んで知識補完というようなことを繰り返していました。

受験してみた

テスト概要

試験時間:60分
設問数:40問
合格基準:26問以上正解

先ほど紹介したテス友で40問の解答時間はだいたい20~30分だったので試験時間に対する心配は特にありませんでした。

感想

多少の緊張を感じながらの受験ということもありますが, 出題された問題の難易度はテス友で出題されるものと比較して結構難しいと感じました。

いつも通り30分程度で問題歯解き終えましたが, 確信が持てない問題が9問程度ありましたので10分ほどで再考して回答しました。その後5分で全ての問題の見直しを実施しました。

試験勉強としてはテス友でのみ演習を行っていましたが下記のような違いを感じました。

  • 問題文が結構長い
  • 言葉の定義に関して深く聞かれる
  • 「適切なもの」を選ぶ問題しか出題されない

本番の難易度>>テス友の難易度

試験結果

試験受験から5日後の朝7時にメールで試験結果の通知が来ました。結果は合格でした。受験直後は確信を持てていなかったので嬉しかったです。
合格通知から約1ヶ月後に認定証が送付されてくるようです。

まとめ

JSTQBを取得して良かったと感じる点はやはりテストを体系的に理解できたというところです。

知識だけでなく実践も経験してこそのスキルだと思いますので,今後は開発業務のみならずQA業務も頑張っていきたいと思いました。

補足(蛇足)

試験受験後に下記の本を読んだのですがこちらの教科書で出題されている問題の方が本番のレベルに近いと感じました。テス友での演習のみで合格もできましたが,お金に余裕のある方はこちらの本を買ってみてもよいかもしれません。..

JSTQB Foundation 第4版: ソフトウェアテスト教科書 シラバス2018対応

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