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Azure インフラ 仮想マシン関連まとめ - Microsoft Build 2024

Last updated at Posted at 2024-05-29

2024 年 5 月 21 ~ 23 日に、Microsoft Build という開発者向けのイベントが行われました。
Copilot+ PC の発表など、Twitter でも大変盛り上がりましたね! Surface Pro を欲しがっている方が多い印象です。私も現在 Surface Pro 9 を使っていますが、新しい Surface Pro はとてもかっこよくて惹かれますね~

さて、本記事では、この Microsoft Build 2024 で発表されたもののうち、インフラの中でも仮想マシン関連を軽くまとめてお伝えします。

【プレビュー】独自 Arm プロセッサ「Azure Cobalt 100」を用いた Virtual Machine の提供開始

Coblat 100 チップセットを搭載した第 1 世代の 仮想マシンが提供開始されました。

Coblat 100 は、2023 年 11 月の Microsoft Ignite 2023 で発表された、クラウ ドコンピューティング向けとなる Microsoft 初の自社開発プロセッサーです。Microsoft Teams や Azure SQL を含むプログラムですでに Cobalt 100 が活用されています。

Dpsv6 / Dpdsv6 / Dplsv6 / Dpldsv6 / Epsv6 / Epdsv6 の6シリーズで、これらはスケールアウト ワークロードと、Azure Kubernetes Service (AKS) で実行されているものなどのクラウド ネイティブ コンピューティング ソリューションを効率的に実行するように設計されています。

対応 OS は Canonical Ubuntu、CentOS、Debian、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Enterprise Linux、Alma Linux、Azure Linux (AKS 経由)、Flatcar Linux、Windows 11 Pro および Enterprise などです。

プレビューの参加リクエストはこちらから可能です。

【一般提供開始】ND MI300X V5 シリーズ

AMD 社製の AI 特化チップ「AMD Instinct MI300X」を搭載した Virtual Machine の ND MI300X V5 シリーズが一般提供開始されました。主に生成 AI 向けに設計された VM シリーズの第 5 世代です。コード変更なしで、旧世代比 2 ~ 3 倍の性能向上が達成できます。GPT-4 Turbo に最適化されていますが、OpenAI 以外のモデルでも高い性能を発揮します。

【プレビュー】Azure Compute Fleet

Azure Compute Fleet は、仮想マシンの「タイプ」「可用性」「価格」などから横断して、効率的にプロビジョニング・管理する新しいサービスです。
ワークロードの実際の需要や可用性基づいて、VM サイズ、価格モデル、パフォーマンスの最適な組み合わせを自動的に構成します。

個人的推し

ここで取り上げなかったものも含め気になるアップデートばかりだった Microsoft Bulid 2024 の発表ですが、その中でも Azure Compute Fleet がとても気になっています。
実際のワークロードに基づいて最適な VM を自動的に構成する、ということなので、今までは「オーバースペックだけど大きめのサイズにしておこう」だとか「急な需要で対応できずダウンしてしまった」といったような事象が防げるという解釈をしています。
どのサイズ使ったらいいか問題はずっとついて回っていたのであまりにもありがたいですね~!

Azure Compute Fleet については気になるので実際に構築もしてみようと思います。

なお、Microsoft Bulid 2024 で公式から発表された情報については以下の URL から確認してください。

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