痛ましい交通事故がありました。高齢者の免許保有はどのくらいなのだろうか?気になりました。
運転免許統計(警視庁)
調べてみると、警視庁に免許保有のデータがありました。
運転免許統計
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html
運転免許統計の可視化
そこにあるデータと、人口統計のデータを使って、運転免許証の年齢別保有を可視化しました。
資料のリンクは↓
https://driver-license.herokuapp.com/
1. 年齢別人口、運転免許証保有者数、割合
1の図は年齢別人口と運転免許証の保有者数、それと年齢別の保有割合です。30歳から60歳の保有割合は9割を超えますが、60歳以降は保有割合が緩やかに低下していきます。
2. 免許証保有者数累計
2の図は免許証の保有割合です。例えば、60歳のところをホバーすると、0.3063655のように出ますが、これは日本で免許証を持つ人のうち、30.6%の人が60歳以上であることを示しています。70歳の値を見ると、0.137・・と出ます。
ここは割合よりも人数の累計の方が状況が分かりやすそうですね。
上記を変更して運転免許証保有の累計人数が出るようにしました。60歳以上の運転免許保有者が2521万人、70歳以上の保有者が1130万人、80歳以上の保有者が226万人となっています。
年代別運転免許証保有者数変化(2001年=> 2018年)
3の図は年代別の免許所保有者数の変化です。2001年と2018年の値を比較しました。17年で、高齢者の免許証の保有者数が激増していることがよく分かります。
75歳以上で切られているのは、2001年の資料にはそこまでしかなかったからです。ちなみに年齢別も見つかりませんでした。
あと、2001年分はPDFしかなかったので、欲しいデータをコピーしてエクセルに張り付けてpandasで加工しました。
まとめ
以上のように、運転免許証の保有年齢のデータを可視化しました。
データから将来を見ることはなかなか難しいのですが、人口ピラミッドのようなデータは、変化が少なく、これを見れば将来の状況がある程度わかる資料として、有名です。
1と3のデータを見ると、このままだとどうなるかは簡単に予想できそうな気がします。それは変えるべきなのか、そのままで良いのか、その辺りのしっかりとした話が行われてほしいと思い、資料を作りました。ちょうど10連休、色々な年代が集まることも多いでしょう。
ちなみに運転免許証の保有者数は2001年は7555万人、2018年は8231万人と10%ほど増加しています。
コード、データはgithubにあります。
https://github.com/mazarimono/driver-age
課題
スマホから見たときに、見やすく、触りやすくするためにどうすればよいか?