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AutoGPTとは?自動AIの特徴やChatGPTとの違いを解説!

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「AutoGPT」とは、最先端の自然言語処理技術を使用して、文章の生成、自動応答、質問応答、要約、翻訳、解析などのタスクの自動化を可能にするツールです。AutoGPTを使用することで、業務効率を向上させることができます。

しかし、それだけなら「ChatGPT」も同じです。AutoGPTの最大の特徴は、プロンプトを入力をしなくとも、ユーザーがやってほしいことをすべて自動で行ってくれることです。

AutoGPTとは

AutoGPTはPython言語で書かれたオープンソースの実験的アプリケーションで、「自立型AIモデル」ともいわれます。AutoGPTには、OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」が組み込まれています。

その大きな特徴は、AutoGPTにゴール(目標)を伝えると、その後はタスクの作成から改善まで自動でアクションを繰り返してくれることです

つまり、一問一答のChatGPTのように毎回プロンプトを入力せずとも、AutoGPTが自らプロンプトの作成を繰り返し、タスクを実行し続けます。

AutoGPTの登場は世界中のITエンジニアの間で衝撃的な話題になりました。「AIが人間に代わって何でも行う」「AIが人間の仕事を奪う」という未来がまさしく現実味を帯びてきたといえるでしょう。

AutoGPTの特徴

AutoGPTを開発したのはSignificat Gravitasという個人のエンジニアで、GitHub上でAutoGPTを公開したところ世界中で騒ぎになりました。それでは、AutoGPTとは具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

長期および短期のメモリ管理機能を搭載
ファイルストレージと要約のためにGPT-3.5を利用
テキスト生成のためにGPT-4を利用
検索および情報収集のためのインターネットアクセスする機能を搭載
人気のサイトやプラットフォームへのアクセス機能を搭載

  1. 長期および短期のメモリ管理機能を搭載
  2. ファイルストレージと要約のためにGPT-3.5を利用
  3. テキスト生成のためにGPT-4を利用
  4. 検索および情報収集のためのインターネットアクセスする機能を搭載
  5. 人気のサイトやプラットフォームへのアクセス機能を搭載

例えば、ChatGPTでは2021年9月までの情報を基に作成されています。情報がやや古いため、質問によっては間違った回答が返ってくることも少なくありません。

一方、AutoGPTの場合は、自らインターネットアクセスをし最新情報を収集するため、最新の情報を基にゴールに向かってタスク作成・改善を繰り返します。

また、ChatGPTは基本的に一問一答形式なので、チャットのように毎回プロンプトを入力しなければなりません。毎回プロンプトを考えたり、打ち込んだりするのは少々手間に感じる方も多いでしょう。

しかしAutoGPTを使えば、最初にゴールを設定すれば、あとは自動的にプロンプトを自ら作成・改善を繰り返し、タスクを完了します。

例えば、「ゴール1:小学1年生向けの英語学習教材を作成する」「ゴール2:作成した学習教材をテキストファイルに保存する」といったように、ファイルの作成や保存まで自動で行ってくれます。

AutoGPTとChatGPTの違いとは

ChatGPTでは、ユーザーから与えられたプロンプトに対して出力を行います。プロンプトとは、プログラムがユーザーからの入力を待ち受け、何らかのアクションを促すテキストのことです。

そのため、ChatGPT利用ユーザーは最適なプロンプトの入力が重要です。ただし、人によっては毎回プロンプトの内容を考えることが面倒に感じたり、上手く指示できなかったりする方も多いでしょう。一方、AutoGPTは最初にゴールを設定すれば、あとはAutoGPTがゴールの達成に向けて自動的にプロンプトを繰り返してくれます。

また、ChatGPTはあくまでもテキスト形式での一問一答であり、把握している情報も2021年9月までの情報です。AutoGPTの場合は、Web検索やファイル作成、データ保存といった作業まで自動で行ってくれるのが大きな特徴です。

つまり、ChatGPTが的確なアドバイスをしてくれるよきアドバイザーだとしたら、AutoGPTは簡単な指示だけでタスクを完了してくれる秘書のようなものです。

AutoGPTを利用する際の注意点とは

ゴール達成に向けてタスク作成・改善を繰り返してくれるというAutoGPTの凄さを知れば、実際に使ってみたいと感じる方もいるでしょう。

しかしながら、AutoGPTを利用することは誰にとっても簡単なものではありません。その理由の1つ目はブラウザで扱えないことです。

例えば、ChatGPTはGoogleなどのWebブラウザ上でアクセスして、ログインすることで利用できます。一方、AutoGPTの場合は、特定のソフトウェアをダウンロードしてパソコン内に利用環境を構築する必要があります。

初期設定を完了させるには、Python、GitHub、エディターなどのソフトウェアのダウンロードが必要です。さらに利用を開始するにはOpenAIのAPIキー、PINCONEのAPIキー、GoogleのAPIキーなどを入手しなければなりません。

それらのAPIを各サイトですべて入手し、コード内に記述することでようやくAutoGPTの利用環境が整います。

AutoGPTにまずは触れてみよう

AutoGPTは、ChatGPTよりも高い能力を持つ自立型AIです。AutoGPTの登場によって、まさに「シンギュラリティ」が現実味を帯びてきました。プログラミングの知識や経験がない方にとって、AutoGPTの利用はややハードルが高いと感じることもあるでしょう。

しかし、最近では個人のエンジニアがYouTubeやブログでAutoGPTの導入方法をわかりやすく解説しているので、そうしたコンテンツを参考にすれば比較的だれでもAutoGPTを活用できます。

参考:https://youtu.be/D5Clb05xPks

参考:https://youtu.be/XlqrxYkBd4w

むしろこれからの時代は、そうした情報を活用して実際に行動できる人と行動しない人では大きな差が生まれるでしょう。

業務自動化にチャレンジしたいならOctoparseがおすすめ

AutoGPTはプログラミングやITツールの操作が不慣れな方には難易度が高いでしょう。もし抱えている業務を少しでも効率化するためにIT活用を考えているとしたら、AutoGPTよりもWebスクレイピングツールの方がかんたんです。

Webスクレイピングツールとは、Webページから特定の情報(テキスト、画像など)を自動的に収集するサービスです。本来はPythonなどを使ったプログラミングが必要ですが、Webスクレイピングツールを使えばノーコードで設定できます。

中でもおすすめなのが「Octoparse(オクトパス)」です。Octoparseは、人気Webサイトのテンプレートも豊富に備わっているため、わずかな操作だけで誰でもかんたんに自動データ収集を利用できます。

WebスクレイピングとAIは全く異なるサービスですが、業務効率を高める手段としては、どちらも便利なサービスなので、興味がある方はぜひ使ってみてください。

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