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新規顧客の開拓には、ターゲットとなる企業や店舗の情報を整理した営業リストが欠かせません。特に、地域を絞って営業活動を進めることで、訪問営業や地域特化型のマーケティングがより効率的となります。
そこで本記事では、Googleマップを活用した4つの営業リスト作成方法を解説します。

営業リスト作成に必要なデータとは?

営業リストを適切に整理・活用することで、営業の効率が向上し、成約率の向上が期待できます。
効果的な営業活動を行うために、以下のデータがあると良いでしょう。

  • 企業名・店舗名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • WebサイトのURL
  • SNS
  • 業種・事業内容
  • 口コミ

また、リストを最新の状態に保つため、定期的なデータの更新も必要です。情報が古くなれば、営業効率が下がるだけでなく、誤った情報をもとにしたアプローチで信頼を損なう可能性もあります。
他にも、無作為にリストを増やすのではなく、事業のターゲットに合った情報を収集し、整理するように心がけましょう。

Googleマップを活用した営業リスト作成方法

Googleマップを使えば、企業や店舗の情報を効率的に収集し、営業リストを作成することができます。
ここでは、無料で利用できる方法から、APIを活用したデータ取得、スクレイピングツールを使った手法など4つの方法を解説します。

Googleマイマップを利用する

image.png

Googleマイマップは、Googleマップ上で独自の地図を作成し、ターゲットの企業や店舗を記録できるツールです。
地図上にピンを追加し、連絡先や業種などの情報を入力することで、視覚的に管理できます。

Googleマイマップのメリット

  • 無料且つ、特別なスキルが不要
  • CSV形式でエクスポートし、スプレッドシートなどに整理可能
  • 他のツールと連携することも可能

注意点

  • 一つひとつ手作業で入力する必要があり、大規模なリスト作成には負担が大きい
  • CSV形式で取得できるデータは、店舗名と座標、手書きメモのみ

小規模な営業活動や特定の地域に集中してリストを作成する場合に適した方法です。

Google Maps Platformを利用する

image.png

Google Maps Platformは、Googleが提供する公式のAPIで、企業や店舗の情報を取得できる方法です。
Google Places APIを利用すれば、特定の地域にあるビジネス情報をプログラム経由で取得できるため、大量のデータを効率的に収集できます。

Google Places APIで取得できる情報

  • 企業名・店舗名
  • 住所
  • 電話番号
  • WebサイトURL
  • 業種・事業内容
  • 口コミ
  • 写真

メリット

  • データの取得を自動化でき、大量の営業リスト作成が可能

注意点

  • APIの利用にはコストがかかる(無料クレジット $200/月、超過後は1,000リクエストあたり$2.83)
  • プログラミングの知識が必要

スクレイピングツールOctoparseを利用する

image.png

Googleマップの情報を取得する別の手法として、スクレイピングツールを利用する方法があります。
スクレイピングツールのOctoparseでは、Googleマップの検索結果を自動で収集できます。

Octoparseのメリット

  • ノーコードで利用可能
  • 簡単な操作で自動的にデータを収集
  • Googleマップ以外にも、AmazonIndeed楽天市場などにも対応

Googleマップ メールアドレス検索を利用すればSNSの情報も取得できるという点も良いですね。

  • 企業名・店舗名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • WebサイトのURL
  • SNS
  • 業種・事業内容
  • 口コミ

注意点

  • 有料ツールで、月額費用が発生
  • 中〜大規模なデータ収集に特化

エクスポート形式

  • Excel、JSON、CSVなど任意の形式でデータをエクスポート可能

データ収集を外注する

営業リストの作成に必要なデータを自社で収集するのが難しい場合、外部の専門業者に依頼するという方法もあります。
データ収集を外注することで、手間を省きながら、質の高いリストを入手できます。

メリット

  • 特定の業種やエリアに特化したリストを作成可能

注意点

  • コストが割高
  • 定期的なデータ更新に都度費用が掛かる

自社に合った営業リスト作成方法は?

ここまで、Googleマップを使った営業リスト作成方法を4つご紹介しました。
それぞれの手法には特徴があり、リストの規模、精度、コスト、自身のプログラミングスキルによって最適な手法を選ぶ必要があります。

以下に、それぞれの手法を表にまとめました。自社に適した手法を選ぶ際の参考にしてください。

方法 取得できる情報 料金 作業負荷 用途 プログラミングスキル
Googleマイマップ 店舗名、座標、メモ 無料 小規模向け 不要
Google Maps API 企業名・店舗名、住所、電話番号、WebサイトURL、業種・事業内容、口コミ、写真 低(無料クレジット$200/月、超過後$2.83) 中〜大規模向け
Octoparse 企業名・店舗名、住所、電話番号、メールアドレス、WebサイトURL、SNS、業種・事業内容、口コミ 中(無料アカウントor$119〜) 中〜大規模向け 不要
外注 カスタマイズ可 高(数万~数十万円/回) 中〜大規模向け 不要

まとめ

営業リストの作成には、それぞれの企業に適した方法を選ぶことが重要です。コストや作業負担、データの正確性などを考慮し、最適な手法を選びましょう。

  • 少数のターゲットの場合はGoogleマイマップ
  • 大量のデータを扱うならGoogle Maps APIやOctoparseが適しています。

しかし、APIやプログラミング知識がない場合は、Google Maps APIの利用はハードルが高いかもしれません。
一方で、プログラミングの知識がなくても自動化したい場合には、Octoparseのようなスクレイピングツールが有力な選択肢となります。ノーコードで利用できるため、専門的な技術不要で営業リストを作成できる点が大きな魅力です。

他にも、営業リストの作成に時間を割けない場合は外注という選択肢もあります。
ただし費用は割高となるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。
自社のリソースや目的に合わせて、最適な方法で営業リストを作りましょう。

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