Webページを閲覧している際に、掲載されている画像をまとめて保存したいと感じたことはありませんか?
一枚ずつ手動で保存するのは手間がかかり、効率的ではありません。
この記事では、Google Chromeを活用して、ページ上の画像を一括保存・ダウンロードする方法をご紹介します。
効率的な画像収集の手段を知り、作業の効率化を図りましょう。
ページ上の画像を一括で保存する必要性とその方法
資料作成や調査において、大量の画像を効率よく取得したい場面はよくあります。
特に、競合分析や研究データの収集、マーケティング資料の作成などでは、一括で画像を保存できる方法が求められます。
画像の一括保存が必要なケース
- デザイン・マーケティング:競合他社のロゴデザインや配色の分析
- カタログ作成:自社の商品画像をまとめて取得し、カタログやデータベースを作成
- IT分野:AI学習用のデータセットとして大量の画像を取得
こうした課題を解決するために、Google Chromeの拡張機能やWebスクレイピングツールを活用する方法があります。
次章では、これらのツールを使った具体的な手順を紹介します。
Chrome拡張機能で画像を保存する
Google Chromeには、多数の拡張機能が提供されています。
これらを利用することで、手間をかけずに必要な画像を効率的に収集することが可能です。
以下に、特におすすめの拡張機能をいくつかご紹介します。
Image downloader – Imageye
「Image downloader – Imageye」は、Webページ上の画像を検出し、フィルタリングして一括でダウンロードできるChrome拡張機能です。
現在表示しているWebページ内の画像を効率的に収集するのに適しています。
主な特徴
- 画像のフィルタリング機能:画像の幅や高さ、URLでフィルタリングし、必要な画像だけを選択してダウンロード
- 一括ダウンロード:ワンクリックで選択した画像をまとめてダウンロード
- 主要なSNSに対応:Instagram、Facebook、X(旧Twitter)などの主要SNSからの画像ダウンロードにも対応
Image Downloader – Image Search
「Image Downloader – Image Search」は、画像検索と一括ダウンロード機能を備えたChrome拡張機能です。
指定したキーワードで画像検索を行い、フィルターを適用して必要な画像だけを取得できます。
主な特徴
- 画像検索機能:拡張機能内でキーワードを入力し、関連する画像の検索が可能
- 様々な画像形式に対応:PNG、SVG、GIF、WebP、BMP、ICO、TIFFをサポート
- 様々なWebサイトに対応:Google Images、Pinterestなどのサイトでも動作可能
Save Images to Google Photos™
「Save Images to Google Photos™」は、Web上の画像を直接Googleフォトに保存できるChrome拡張機能です。
Googleフォトを活用している方やローカルに画像を保存せずに管理したい場合におすすめです。
主な特徴
- 直接保存:Web上の画像を右クリックし、コンテキストメニューから直接Googleフォトに保存
- クラウド管理:画像をクラウド上に保存でき、デバイス間でのアクセスや共有が容易
WebスクレイピングツールでChrome上の画像を一括保存する
Chrome拡張機能を利用する方法のほかに、Webスクレイピングツールを活用することで、より高度な画像収集が可能です。
例えば、定期的な画像収集や、画像に関連する情報(タイトルや金額などの文字データ)も取得できます。
ここでは、特に初心者でも扱いやすいWebスクレイピングツール「Octoparse」を利用した画像の一括保存方法について解説します。
Octoparseとは?
「Octoparse」は、コーディング不要で使えるノーコードのWebスクレイピングツールです。
Webページからあらゆるデータを誰でも簡単に収集することができます。
Webページからテキストや画像を取得し、エクセルやデータベースに保存することも可能です。
主な特徴
- ノーコードで利用可能:プログラミングの知識がなくても直感的に操作可能
- Webページ上の画像を自動収集:通常のダウンロード方法では取得できない画像も保存可能
- 画像以外のデータも取得可能:ECサイトの商品情報、ニュース記事の画像収集などに活用可能
- クラウド機能搭載:大量データをローカルPCに負担をかけずに収集可能
- ExcelやCSVなどにエクスポート可能:取得した画像のURLをリスト化し、データ管理が容易
Octoparseを使った画像一括保存の手順
- Octoparseを開き、取得したいページのURLを入力し、「スタート」をクリック
- Webページ上の画像をクリックし、操作提案パネルから「画像URL」を選択
- データプレビューの画像URLに問題がなければ、右上の「実行」をクリック
- 収集した画像URLをExcelやGoogleスプレッドシートにエクスポート
- Excelのイメージ関数(Microsoft 365 & Google Spreadsheet対応)を利用し、画像URLからイメージを表示
まとめ
Webページ上の画像を一括で保存する方法には、Chrome拡張機能とWebスクレイピングツールを利用する方法があります。
✅ Chrome拡張機能:手軽に利用でき、特定のページの画像をすばやく取得できる
✅ Webスクレイピングツール:より高度な条件での画像収集や定期的なデータ取得が可能
特に「Octoparse」を使えば、プログラミング不要でスクレイピングを実行できるため、初心者でも簡単に扱えます。
画像と文字データを大量に収集したい場合は、ぜひ活用してみてください!
元記事:https://www.octoparse.jp/blog/batch-download-google-chrome-images