備忘録 Web:Typescript②
※調べた内容を後日見返せるように本記事を作成しています。
今回はReact、Typescriptを使用したWebアプリ開発環境の構築を行っていく。
仕様ツール類は以下の通り。
- Node.js
- Webpack
- React
仕様ツール類説明
1. Node.js
JavaScriptを、PythonやRubyのようにパソコン上で動かせるようにしてくれるもの。
ただし、あくまでもフレームワークではなく、Javascript実行環境である。
特徴
- JavascriptでOS機能へのアクセスを可能
- Node.js を使うことで、クライアントとサーバサイド両方を慣れ親しんだJavaScriptで言語を統一して記述でき、プログラマの負担も軽減
Node.jsを利用してできること
- Webサーバ構築
- Webアプリケーション開発
- スマホアプリ開発
- IoT分野の開発
- CSSへの変換
そんな便利なNode.jsにも以下のようなデメリットはある。
- Node.js非対応のサーバーがあること
- フロントエンドのプログラムがそのまま使用できないこと
- 大規模開発に不向きなこと
2. Webpack
複数のJavaScriptファイルを一つのファイルにまとめて出力するツール。
特徴
- 依存関係のあるJavaScriptのモジュールを解決
- 読み込み順を気にせず、1回のリクエストで済むため効率的
- JavaScriptモジュールをブラウザで扱える形に簡単に変換できる
- ローダやプラグインなどが豊富
- 様々なフレームワークで採用されているのでライブラリからサンプルを見つけやすい
3. React
UI用のJavaScriptライブラリ。
可読性やパフォーマンスを高められることから開発品質の向上が可能。
特徴
- 「宣言的」でソースコードを理解しやすい
- スマホアプリでも活用可能
- 「仮想DOM」採用で処理が高速
- 最先端のユーザーインターフェースを作りやすい
環境構築手順
React、Typescriptの開発環境構築手順は以下の通り。
-
Node.jsをインストール
公式のHPからインストールファイルをダウンロードし、ダウンロードしたファイルをダブルクリックでインストールする。 -
Typescriptをインストール
以下コマンドを実行し、Typescriptをインストールする。
npm install -g typescript
実行確認コマンド
tsc -v
- プロジェクト作成
コマンドプロンプト上でプロジェクトを作成したいフォルダに移動し、以下コマンドを実行する。
npx create-react-app プロジェクト名 --template typescript
ここではプロジェクト名を「test」とする。
- プロジェクト起動
プロジェクトフォルダに移動し、以下コマンドを実行する。
npm start
以上が、React、Typescriptの環境構築手順となる。
補足
Web画面の修正を行いたい場合は「src」フォルダのファイルを修正、保存により、自動で画面の情報が移り変わる。
主に「index.tsx」「App.tsx」を修正することで画面の内容を変えることができる。
ファイルの内容を以下に示す。
ファイル名 | 概要 |
---|---|
index.tsx | 実行開始ファイル。プロジェクト上で最初に実行するファイル |
index.css | index.tsxのCSSファイル |
App.tsx | APP関数定義ファイル。画面中央の内容を表示している。 |
App.css | App.tsxのCSSファイル |
App.text.tsx | 画面の「Learn React」を表示するファイル。 |