こんにちは。
株式会社エーティーエルシステムズの大場です。
Power BI サービスでレポートを閲覧するとき、前回設定したスライサーやフィルターの条件を常に初期状態に戻したいと感じたことはありませんか?
レポート単位で設定を変更することができます。
業務中にこの機能を知り、便利だと感じたためまとめました。
設定方法1 Power BI Desktop
フィルターの自動保存(固定フィルター)を無効にする方法は2つあります。
まず、Power BI Desktopでの設定方法を説明します。
Power BI Desktopを開いた状態で、左上の「ファイル」をクリックします。
下図のように、「オプションと設定」が表示されます。
「オプション」を選択します。
すると、以下のオプション画面が表示されるので、
「現在のファイル」のなかにある「レポートの設定」を選択してください。
「固定フィルター」という設定項目があります。
固定フィルターとは、レポートに適用したスライサーやフィルター条件を自動的に保存できる設定のことです。
固定フィルターを無効化したい場合、「エンドユーザーがこのファイルのフィルターをPower BI サービスに保存することを許可しない」にチェックを入れます。
設定方法2 Power BI サービス
固定フィルターに関する設定は、Power BI サービスでも変更可能です。
ワークスペースのレポート一覧を開きます。
設定したいレポートの「...」(その他のオプション)をクリックし、「設定」を選択します。
画面左側に表示される、以下の設定に「固定フィルター」の項目があります。
チェックを入れて、設定を保存してください。
まとめ
デフォルトでは固定フィルターは有効になっており、レポート閲覧者はフィルターを保存することができます。
固定フィルターを無効化したい場合は、上記の設定をしておく必要があります。
特に、他のユーザーにレポートを共有する場合は、他者が設定したスライサー条件が残ってしまうため、固定フィルターの無効化を活用してみてください。
参考