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ONLYOFFICE DocsとConfluenceを連携させる方法

Posted at 2022-07-05

ONLYOFFICEとConfluenceの連携について

ONLYOFFICEでは、ONLYOFFICE DocsとConfluenceを連携させ、ドキュメントライブラリ内でオフィス文書を編集するための公式コネクタを提供しています。ONLYOFFICE コネクタは Atlassian Marketplace からインストールするか、GitHub ページからダウンロードできます。このアプリケーションは Apache ライセンスで配布されています。

Confluence 用 ONLYOFFICE コネクタの動作とコンパイル方法については、API ドキュメントをご覧ください。

主な機能

新規文書作成オプションを使用したテキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーションの作成。
オンラインフォームの作成と入力
ONLYOFFICEで編集 "オプションによる文書の編集と表示
リアルタイムでの文書共同編集：2つの共同編集モード（高速と厳格）、変更履歴、コメント、内蔵チャット
JWTのサポートにより、適切な権利を持つユーザー以外がドキュメントにアクセスできないように、トラフィックを保護する

対応フォーマット

作成、編集、閲覧用：docx, pptx, xlsx, docxf
フォームへの入力用：OFORM
Office Open XMLへの変換用：odt、doc、odp、ppt、ods、xls
閲覧のみ：PDF

ONLYOFFICE DocsとConfluenceを連携させる方法

動作環境

ONLYOFFICE Docs（ドキュメントサーバ）5.9.4以降

Confluence とエンドクライアントの両方から解決可能で接続可能な ONLYOFFICE Docs のインスタンスが必要です。また、Confluence に直接 POST できる必要があります。

ONLYOFFICE Docsのインストールについては、
公式ドキュメントのページをご参照ください。

Confluence Data Center 6.13.〜7.15.0 または Confluence Server 6.13.1〜7.15.0

Atlassian Marketplace から Confluence 用 ONLYOFFICE コネクタをインストールする

公式の Atlassian Marketplace から最新バージョンのコネクタをダウンロードすることができます。そのためには、以下の手順で行ってください。

Confluence インスタンスに管理者としてログインします。
admin ドロップダウンボックスをクリックし、Manage apps を選択します。「アプリの管理」画面が表示されます。
ページの左側にある「Find new apps（新しいアプリを探す）」をクリックします。
検索で Confluence 用 ONLYOFFICE コネクタを見つけます。結果には、あなたの Confluence インスタンスと互換性のあるアドオンバージョンも含まれます。
「インストール」をクリックして、アプリケーションをダウンロードしインストールします。

Confluence 用 ONLYOFFICE コネクタの設定

Confluenceの管理画面→アプリの管理→Confluence用ONLYOFFICEコネクタ→設定と進みます。

ドキュメントサーバー：ONLYOFFICE DocsがインストールされているURLアドレスを指定します（例：https://documentserver）
シクレットキー：データの署名に使用する JWT シークレットを指定します。詳細は、本記事の「ONLYOFFICEとConfluenceの連携におけるJWTの有効化」の項をご参照ください

高度なサーバー設定

ドキュメント編集サービスからの内部リクエスト用サーバーアドレス：ドキュメント編集サービスから Confluence サーバーにアクセスするために使用されるアドレス
サーバからの内部リクエスト用の Document Editing Service アドレス：Confluence サーバから Document Editing Service にアクセスするために使用されるアドレス

ONLYOFFICEとConfluenceの連携でJWTを有効にする

不正なアクセスからドキュメントを保護するために、ONLYOFFICEエディタはJSON Web Token (JWT)を使用します。このトークンは、ドキュメントエディタが初期化されたとき、および内部のONLYOFFICE Docsサービス間でコマンドを交換する際に、設定に追加されます。シクレットキーは、ONLYOFFICE Docsへのリクエスト時に、JSONウェブトークンに署名し、トークンを検証するために使用されます。

ドキュメントを保護するためには、トークン検証を有効にし、ONLYOFFICE Docsの設定ファイルに独自のシクレットキーを指定し、コネクタの設定に同じ秘密鍵を指定する必要があります。

ステップ1：ONLYOFFICE Docsを設定する
１．任意のテキストエディタでlocal.jsonファイルを開いてください。

Linuxの場合 - /etc/onlyoffice/documentserver/local.json
Windowsの場合 - %ProgramFiles%\ONLYOFFICE\DocumentServer\config\local.json
Dockerの場合 - docker exec -it <containerID> bashコマンドを使用してONLYOFFICE Docsコンテナに入り、/etc/onlyoffice/documentserver/local.jsonを開いてください。

２．3つのセクションでfalseの値をtrueに変更して、トークン検証を有効にします。

services.CoAuthoring.token.enable.browser
services.CoAuthoring.token.enable.request.inbox
services.CoAuthoring.token.enable.request.outbox

３．3つのセクションのシクレット値を独自のテキスト文字列に置き換えて、独自のシークレットキーを指定します。シークレットキーは同一である必要があります。

services.CoAuthoring.secret.inbox.string
services.CoAuthoring.secret.outbox.string
services.CoAuthoring.secret.session.string

{
  "services": {
    "CoAuthoring": {
      "token": {
        "enable": {
          "request": {
            "inbox": true,
            "outbox": true
          },
          "browser": true
        }
      },
      "secret": {
        "inbox": {
          "string": "yoursecret"
        },
        "outbox": {
          "string": "yoursecret"
        },
        "session": {
          "string": "yoursecret"
        }
      }
    }
  }
}

４．変更内容を保存します。
５．設定変更を有効にするために、サービスを再起動します。

supervisorctl restart all

ステップ2：コネクタの設定で同じシークレットキーを指定する

コネクタの設定で、シークレットキー欄に同じシークレットを指定し、設定を保存します。

デモのONLYOFFICE Docsに接続する

ONLYOFFICE DocsをインストールせずにConfluence内でONLYOFFICEオンラインエディタをテストしたい場合は、Confluence管理→アプリの管理→Confluence 用 ONLYOFFICE コネクタ→設定と進み、Connect to demo ONLYOFFICE Document Server（デモもONLYOFFICEドキュメントサーバーに連携する）のチェックボックスにチェックを入れて「保存」ボタンをクリックします。

これは30日間利用可能な公開テストサーバです。機密データをそこに共有しないでください。