はじめに
皆さん、こんにちは!
PowerPointでの資料作成、特に構成をゼロから考えるのに時間がかかってしまうこと、ありませんか?
私も、AIを使って少しでもこの作業を効率化できないかと、これまでも色々なツールを試してきました。例えば、ChatGPTに構成案を出してもらったり、たてばやし淳さんや、やまじんさんが公開されているプロンプトを活用したりと、日々模索しています。
そんな中、新しく Skywork というAIツールを見つけました。今回はこのツールの実力を確かめるべく、プレゼンテーション資料の草稿作りを試してみたいと思います!
このAIツール、実は、プレゼン資料作成以外にも、ドキュメント作成からサイト開発まで、かなり幅広いことができるんです。公式サイトによると、以下のような機能(エージェント)があるようです。
- 汎用AI: 自由な質問にスマートに回答
- ドキュメント作成: リサーチから執筆まで、専門家品質のドキュメントを生成
- スライド作成: 印象に残るスライドを迅速に作成( ← 今回使ったのはコレ! )
- スプレッドシート作成: データを整理し、作業を効率化
- AIデベロッパー: AIと共に、アイデアをフルスタックサイトへ
- ポッドキャスト作成: スムーズに作って、すぐ公開
- YouVibe (動画活用): YouTube動画からドキュメントやスライドなどを生成・編集
まさに「スーパーエージェント」という名にふさわしい多機能ぶりですね。
今回は、この中から 「スライド作成」 の実力を試してみた、というわけです。
参考資料は以下の通りです。
- Genspark (たてばやし淳.エクセル兄さん@ AI書籍10冊執筆): https://note.com/on_consul/n/ne8be3ae5b1d1
- まじんさんのプロンプト: https://note.com/majin_108/n/n39235bcacbfc
- Skywork公式サイト: https://skywork.ai/
- Skywork AIとは?料金・使い方・生成コストの仕組みをまるごと解説: https://www.ai-souken.com/article/what-is-skywork-ai
目次
Skyworkとは?
Skyworkは、簡単な指示(プロンプト)を入力するだけで、プレゼンテーション、レポート、ドキュメントなどを自動で生成してくれるAIサービスです。
単に文章を生成するだけでなく、資料全体の構成から考えてくれる点が非常に強力だと感じました。
実際に使ってみた手順
百聞は一見に如かず、ということで早速使っていきましょう。
① プレゼンのテーマと概要を入力
まずはSkyworkにログインし、どのようなプレゼンテーションを作成したいかを伝えます。
今回は簡単に、「画像生成AIについて」というテーマで作成してもらうように指示してみました。
このように、箇条書きで含めたい内容を指定するだけでOKです。
今回は、シンプルに「5ページ以内」という指定だけをしました。
そうすると、Webの情報を調べてくれて、そのままスライド作成に移ってくれます。
② AIによるスライド自動生成
指示を送信すると、AIが即座にプレゼンのアウトラインを構築し、スライドを1枚ずつリアルタイムで生成し始めます。
右側のプレビュー画面で、スライドがどんどん出来上がっていく様子を確認できるので、待っている時間も楽しめます。
③ 生成完了とダウンロード
数十秒ほど待っていると、あっという間に5枚構成のスライドが完成しました。
生成が完了すると、ダウンロードボタンがアクティブになります。
ダウンロード形式は、Google Slides, PPTX(PowerPoint), PDF, HTML から選択可能です。
今回は後から編集しやすいように、Google Slides を選びました。
④ Google Slidesで確認
エクスポート処理が完了すると、通知が表示され、すぐにGoogle Slidesで開くことができます。
なお、Google Slidesを開くときはGoogle アカウントの登録が必須です。
完成したスライド
こちらが、今回Skyworkが生成してくれたスライドの全体像です。
本当に数分でここまで作ってくれるのは驚きです。
今まで試した中で一番みやすいかもしれません。
使ってみた感想
良かった点 (Pros) 👍
- 圧倒的な時間短縮: ゼロから構成を考え、スライドに落とし込む手間が省けるため、草稿作成の時間が劇的に短縮
- 質の高い構成力: 指示した内容を的確に汲み取り、論理的な流れの構成案を提示してくれました。「壁打ち相手」として非常に優秀
- 整ったデザイン: シンプルで見やすいデザインの雛形が適用されており、ここから手直ししていくベースとして十分なクオリティ
気になった点 (Cons) 🤔
- ファクトチェックは必須: AIが生成した内容なので、特に専門的なトピックや最新情報については、必ず人の目によるファクトチェックが必要
- 表現の微調整: 全体のトーン(ですます調など)の統一や、より具体的で分かりやすい表現への修正は、手動で行う必要がある
まとめ
今回、AIツール Skywork を使ってプレゼン資料の作成を試してみました。
- Skyworkは、プレゼン資料作成の**「草稿作り」**において非常に強力なツールである
- 構成のたたき台をAIに任せることで、作業の初速を大幅に上げることができる
- AIが作ったものをベースに、人間がクリエイティブな部分や正確性の担保に注力する、という新しい働き方を実現できると感じた
資料作成の第一歩を踏み出すハードルを大きく下げてくれる素晴らしいツールでした。
今回は第1弾としてPowerPoint作成を試しましたが、他の機能も試してみたいと思います。
それではまた!