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主要な仮想通貨7個をテキトーに比較してみる

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2018年を振り返って

ブロックチェーン関連の仕事をしておりますが、あまりブロックチェーンそものもを触る機会はなく、日々日々悶々としている生活を送っております。

PoWの意味や真価が問われる2018年となりましたが、現在、ブロックチェーンをもう少し利用した新サービスの立ち上げをいくつか予定しており、自分の頭の整理をすべく主要な仮想通貨&ブロックチェーンを比較してみたいと思います。言葉足らずになる可能性が高いので、ご勘弁を。

気になっている仮想通貨

気になっているブロックチェーンがあったので、それぞれを独自の観点から比較して書いてみましょう。気になる仮想通貨は下記7個です。

1) Bitcoin
2) Bitcoin SV
3) Bitcoin ABC
4) Ethereum
5) EOS
6) Stellar
7) Tezos

※注意点

NativeスマートコントラクトとdAppsということばの定義をしておきます。
dAppsとは、EthereumのSolidityのように誰でも簡単にデプロイできるスマートコントラクトのこと。
Nativeスマートコントラクトとは、ブロックチェーンの仕様に組み込まれるプロトコルのこと。
を指します。また、私の見解としては、dAppsと中央集権型のコードはほぼ一緒であるという認識で、dAppsに対しては、疑問を呈しているタイプの人間です。

仮想通貨・ブロックチェーンの比較

Bitcoin Bitcoin SV Bitcoin ABC Ethereum EOS Stellar Tezos
オンチェーンスケーラビリティー ? ?
オフチェーンスケーラビリティー ✖︎ ✖︎
使いやすさ ✖︎
コミュニティー ✖︎ ✖︎
裏付け価値 PoW PoW PoW PoW DPoS SCP DPoS
dApps N/A N/A N/A
Nativeスマートコントラクト
トークン

Bitcoin

まず、Bitcoinですが、やはり暗号通貨の中のKingであることは間違いなく、今後も期待ができる暗号通貨・ブロックチェーンであることは間違い無いと思います。ただし、ブロックサイズが1MBと超少なくTX手数料が高騰しやすいです。また、SideChainやLightningNetwork等のセカンドレイヤーと呼ばれる技術開発も大幅に遅れているため、王者としての地位を確立したまま走れるかどうかは疑問です。個人的には、早くブロックサイズを4MBくらいまであげてほしいと思っています。

BitcoinABC

BitcoinCashのハッシュ戦争から派生したABCですが、今の所プロトコルの中で一番使いにくそうだなと思っているブロックチェーンの一種です。WCHと言われるトークンのプロトコルも、なぜかProof of Burnと呼ばれる意味もなく通貨の総量が減っていく仕組みで成り立っており、VALU社としてはあまり使わないように思える仕様です。ただし、Bitcoinの初期の時代を支えたキープレイヤーが複数人サポートしており、今後、私情を含まず業界の発展をさせるための活躍に復活に期待ですかね。

BitcoinSV

来年の12月に2GBのブロックサイズにすると言っている挑戦的なビジョンを抱えていますが、トークンの仕様自体は使いやすそうであり、HardDiscが保てる状態なのであれば、かなり使いやすいブロックチェーンになるのではないかと思います。ただし、2GBのブロックサイズにすると、3〜5日に一回1TBのディスクを利用することになるので、リスクが高い挑戦なのではないかと思います。1TBのHDDが大体5000円なので、ブロックチェーンをフルで保存する場合は、1年間のコストが35万円~60万円くらいHDを毎年買い続けることになると思います。また、Explore等のMySQL等で高速にパフォーマンスを出しているWebアプリが使えなくなるような気がしています。

Ethereum

今のところ、一番使いやすい仮想通貨なのではないかと思っています。ERC20, ERC721等の特殊なトークンも多いのが特徴です。トークン系のビジネスを行う際で、もっとも有力に使われるのが、Ethereumだと思っています。ただし、あまりの人気にどんどんブロックサイズが拡大していますが、なかなかプラズマなどのSideChainっぽいものの実装が進んでおらず、破綻するリスクも抱えているのではないかと推測します。

EOS

中国版のEthereumという印象でしたが、DPoSを採用しており、もしかしたらEthereumより使いやすくなる可能性あるのではないかと思っております。技術的に触れてないので、感覚値ですが・・・

Stellar

Rippleを作った人が作ったブロックチェーンとして有名ですが、少しづつ人気を集め始めているような気がします。
技術的に触れてないので、感覚値ですが・・・

Tezos

他のブロックチェーンに比べて、OCamelなどのよくわからない言語を利用しており、導入コストが非常に高い印象。DPoSを採用しており、dAppsなども搭載しているため、Ethereumを超える可能性もあるが、ClassAの訴訟や様々な内部分裂等を抱えている印象。

まとめ

Bitcoinマキシマリストの人は、将来的にパブリックブロックチェーンは1つになると言っていますが、果たして本当になるのでしょうか。ユーザーのことを考えたブロックチェーンが勝つような気がしていますが、どれも様々な問題があり、使う場合は、相当なリスクがあります。クリスマスに書く予定でしたが、大幅に遅れてしまい、また時間もあまり取れなかったため、簡単な比較考察になってしまいましたが、2019年もよろしくお願いいたします。

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