###■環境
・Windows10(64bit)
・Ruby2.6~3.0
・Windowsファイアウォール:無効
###■Rubyインストール時の注意点
インストーラとしては、以下のように「Ruby+Devkit (バージョン) (x64)」を使用することが多いと思います。
その場合、Ruby本体とMSYS2が連続してインストールされます。
インストーラをダウンロードできたら、実行する前にセキュリティソフトを一時停止した方が無難です。
Avastの場合、C:\Ruby【バージョンの数値】-x64\msys64\usr\bin
の以下ファイルが脅威と判定されました。
・gpg.exe
・gpg-agent.exe
・gpg-connect-agent.exe
一連のインストール完了後は元に戻すことをお忘れなく。
###■MSYS2インストール時の注意点
MSYS2インストール関連でエラーが出た場合、放置せずMSYS2の再インストールを行いましょう。
表示されるエラーを1つずつWebで検索・対処するとかなり時間を要したため、以下の手順の方が確実です。
1)WindowsからMSYS2をアンインストール
(一度アンインストールしないと、インストーラで既定のフォルダを指定してインストールできません。)
2)以下にアクセスし、インストーラをダウンロード。
3)セキュリティソフトを一時停止
4)インストーラを(念のために)管理者権限で実行
5)2)のWebページの記述に沿ってインストール
・[Y/n]
では「y」を入力しEnterキーを押下
・Enter a selection (default=all)
では 何も入力せずEnterキーを押下
6)5)のコマンド実行時にエラーが発生した場合は、該当箇所のコマンドを再実行。
#コマンド実行
pacman -S --needed base-devel mingw-w64-x86_64-toolchain
#エラー発生
error: failed retrieving file 'mingw-w64-x86_64-gcc-11.2.0-1-any.pkg.tar.zst' from mirror.msys2.org : transfer closed with 16911398 bytes remaining to read
#同じコマンドを実行
pacman -S --needed base-devel mingw-w64-x86_64-toolchain
#最新と判定されているため問題なし
warning: mingw-w64-x86_64-gcc-11.2.0-1 is up to date -- skipping
7)セキュリティソフトを再稼働させる