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AndroidやLinuxでも全デバイスを連携させよう!【Tailscale・KDE Connect・(NextDNS)】

Last updated at Posted at 2024-10-11

Cloudflareではうまく動いていなかったため修正しました

手持ちデバイスを全て連携させたい!

  • ラップトップ (NixOS)
  • デスクトップ (NixOS)
  • スマホ1 (Android)
  • スマホ2 (iOS)
  • タブレット (Android)

以上が私の使用しているデバイスですが、

「デバイス間でファイルを送るのに毎回 Discordや Google Drive を経由させるのはもう嫌だ!」
「Apple みたく全部同期してくれ!」

そんな日頃の夢をようやく叶えました。

KDE Connect

まずは KDE Connect です。主に Linux-スマホ間の連携のためのソフトで、

  • Linux 版
  • Android 版
  • iOS 版

があります。iOS ではかなり機能が制限されてしまいますが、

  • 再生中のメディアの操作やボリューム操作
  • 通知の同期
  • クリップボードの同期
  • 画像やその他ファイルの送受信
  • マウスポインタの送信
  • その他様々な機能

などをローカルネットワーク経由で行えます。Linux-Android 間だけでなく、Linux-Linux 間や Android-Android 間でも使えます。

ただし、このままではデバイスを同じWi-Fiに繋げている時しか使えません。しかも、大学の学内 LAN では UDP Broadcast がブロックされている他、IP アドレスもすぐ変わるため、まともに使えません。この制限を克服するため、全デバイスを同じ VPN に接続する必要があります。

Tailscale

無料枠の広すぎる VPN サービスです。超簡単にプライベートネットワークを構築・接続できます。

全デバイスを Tailscale に接続し、振られたIP アドレスを接続先として KDE Connect で入力するだけです。これでどのデバイスがどこにいても同期することができます。

ポートをグローバルに開放しなくてもsshできたり、Taildrop というファイルのシェア機能もあり、Tailscale だけでも結構便利です。

DNS Filtering

さて、デバイス間連携は既にできたのですが、個人的に発生した問題があります。それは、

VPN を Cloudflare Zero Trust からTailscale に変えた結果、DNS フィルタリングが効かなくなった

ことです。Android 版 Chrome は拡張で広告ブロッカーを入れることができないため、これはかなり致命的です。

ちなみに Cloudflare Zero Trust はCloudflare でドメインを買っていると使えるサービスで、私は広告ブロックのための VPN として利用していました。(Zero Trust のVPNは、 Tailscale とは異なり、Tunnel を通さないとお互いのデバイスにアクセスできないため、KDE Connect と併用することはできません。)

色々と調べた結果、Tailscale の Public Name Server として Zero Trust を指定できれば良いのではないかという結論に至り、Zero Trust → Gateway → DNS Location から DNS サーバーのIPv6アドレスをTailscale の DNS → Public Name Server に指定し、Override Local DNS にチェックをつけたところ、正しく広告をブロックできるようになりました。めでたい

追記: どうやらCloudflaeの方はDoHでないとDefault Locatoinが機能しないようで、結局NextDNSのDNSサーバーをネームサーバーに設定しました.Cloudflare、かゆいところに手が届かないがち...

まとめ

  • KDE ConnectとTailscaleで手持ちのデバイスを全部連携できた
  • 地味にネックだった広告ブロッカーとTailscaleの併用がうまく行った

それではみなさん快適なLinuxライフをお楽しみください!

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