0.はじめに
業務で扱っている仮想環境の構築段階で詰まった、回復パーティションがある影響でドライブCが拡張できない問題について調べたので備忘録として残しておく。
1.回復パーティションについて
回復パーティションは簡単にいえばリカバリー領域のこと。
パソコンを出荷時の状態に戻すことができる。
削除してしまっても動作には問題はない。
2.回復パーティションの削除方法
以下の手順を行うことで回復パーティションを削除することができる。
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ディスクの管理を開く
回復パーティションがどの領域にあるのかを調べるためにディスクの管理を開いて、回復パーティションの位置を確認する必要がある。
今回の例では ディスク0に回復パーティションがあることがわかる。 -
コマンドプロンプトを用いて回復パーティションを削除
コマンドを用い回復パーティションを削除していく。
以下手順で回復パーティションを削除する。
1.コマンドプロンプトを管理者で起動する。
2. コマンドプロンプトでselect disk 0
と打ち込む。
"0"は回復パーティションが存在するディスクを選択する。
3.コマンドプロンプトで list partition
と打ち込む。
表示されたリストのType欄が回復となっているものが回復パーティションになる。
今回の例でいえばPartition 4が回復パーティションとなる。
4.コマンドプロンプトでselect partition 4
と打ち込む。
5.コマンドプロンプトでdelete partition override
と打ち込む。
コマンドプロンプトに**「DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。」**と表示されれば削除成功。
6.もう一度コマンドプロンプトで list partition
と打ち込む。
回復パーティションが表示されないことを確認する。
以上の手順で回復パーティションを削除することができる。
3.まとめ
無事回復パーティションを削除してドライブCを拡張することができた。
回復パーティション自体はバックアップがとれていれば消してしまっても問題はないが、そうでなければ回復パーティションを再構築することもできるので合わせて覚えておいてもいいだろう。