リンク要素として、a要素とlink要素の二種類があります。
どちらも同じく、別の文書と紐づける目的ですが、なぜa要素はaなんでしょうか?
#a要素は出発点・到達点、link要素は関連しているもの
a要素は、**anchor(アンカー)**の頭文字から来ています。出発点・到達点の意味です。
a要素の部分を出発点として別の場所へジャンプさせたり、逆に到着店としてジャンプ先に指定したりします。
href要素は必須ではなく、hrefを指定しない場合はグローバル属性を指定します。
link要素は、こちらは略称ではありませんが、関連文書を紐づけるための要素です。
空要素のため、要素内容を指定できない代わりにhref属性とrel属性が必須となります。
要素 | 意味 | 必須属性 |
---|---|---|
a(anchor) | 出発点・到達点 | href属性必須ではない |
link | 関連・リンク | href属性・rel属性必須 |
#おまけ:href属性とsrc属性の違いは?
どちらもURLを指定する属性ですが、何が違うのでしょうか?
href属性は、**Hypertext Reference(リファレンス)**の略です。
src属性は、**source(ソース、情報元)**の略です。
リンク先や、関連文書(CSSなど)はリファレンスに当たるのでhref属性
画像や挿入するものは表示する情報元を辿るのでsource属性
といったあたりでしょうか。
よくどっちがどっちかわからなくなるので由来を調べてみました。