アンドロイドスタジオで複数の画面を作った場合、画面遷移のプログラムを書かかずとも確認したい画面のデバッグができたら便利ですよね。
プログラムの開始位置のことをエントリーポイントといい、アプリの初回起動画面とも大きく関わってきます。
これを変更することで画面遷移のプログラムを実装しなくても他の画面の動作確認が行えます。
前回2つの画面を作成したアプリを用いて解説していきますので、よろしければこちらもぜひ参考に。
>Flutter画面遷移の実装
エントリーポイントの変更方法
「main.dart」と「next.dart」があり、アプリを立ち上げるとまず最初に「main.dart」が呼び出されます。
そのため、Runしてアプリを立ち上げると以下のような画面になります。
それではエントリーポイントを変更して、2つ目の画面がアプリの起動時に呼び出されるようにしてみましょう。
アンドロイドスタジオの上部にこのような表示がありますが実はこれがエントリーポイントとなっています。
Edit Configurationsを選択すると新たなウィンドウが開き、エントリーポイントの変更が可能です。ここでアプリ起動時最初に呼び出されるファイルを変更することができますが、ここを変更せずとももっと楽に初回起動画面を変えることができるので、まずはその方法を解説します。
void main() {
runApp(MyApp());
}
「main.dart」には上のプログラムが書かれていて、これが先ほど解説したエントリーポイントと繋がっています。runAppの中にあるのが最初に呼び出されるクラスであるため、デフォルトではMyApp()となっています。それではこの中身を2画面目のクラスであるNext()と変えれば解決!と思うかもしれませんが、実際にやってみるとエミュレーターにエラーが表示されます。以下のようにMaterialAppの記載をすることで簡単に治せます。
void main() {
runApp(new MaterialApp(home: new Next(),));
}
このようにしてrunAppの中身を変えることでアプリを立ち上げた際の初回起動画面の変更が可能です。実際にRunしてみると、以下のように最初に表示される画面が変わったことが確認できます。
今回は楽な方法を取りましたが、実際はEdit Configurationsからエントリーポイントを指定のファイルにした後、そのファイルにrunAppのプログラムを書いた方が親切です。