クライアントとサーバ
Web界隈の知識を学んでいると、よく出てくる言葉が「クライアント」と「サーバ」。 そもそもこの2つの成り立ちを知っておくと便利です。インターネットで見ることができるデータは、一体どうやって共有されているのか?
その答えが「クライアント」と「サーバ」にあります。
「クライアント」とは、PCやスマートフォンなど、
個人がWebブラウザを使ったりしてインターネットにアクセスする際に用いている端末。
これらの端末からはアクセス(ダウンロード)もできるし、データのアップロードもできます。
一方、サーバは、アップロードされたデータを貯めておく機械のこと。
「クライアント」→データ要求→「サーバ」→データ提供→「クライアント」
という流れとなっています。
クライアントがアクセスし、ダウンロードできるデータをインターネット上に公開するためには、
まずはサーバを確保する必要があります。
サーバの種類
・共有サーバ:一台のサーバを複数のユーザでレンタル。不安定だけど安い。 ・仮想サーバ:一台のサーバ上に複数の仮想サーバを構築し、各仮想サーバを一人でレンタル。 ・専用サーバ:一台のサーバを一人でレンタル、高い。自分で構築する場合難しい。レンタルサーバーかクラウドか
レンタルサーバとは、その名の通り、部分的にレンタルできる他社のサーバです。 オンプレミスのように自身でサーバを購入したり、環境を整備したりする 必要がないため、資産を持ちたくない人にとって非常に便利なインフラです。一方、クラウドは以下のサービスを包括した概念となっており、
このうち、従量制(定額制ではなく使う分だけ)で提供されるIaaSについて、
レンサバと比較されるクラウドと認識されています。
SaaS(Software as a service)
PaaS(Platform as a service)
IaaS(Infrastructure as a service)
IDCフロンティアさんの記事がとてもわかりやすいです。
https://www.idcf.jp/cloud/column/rentalserver_cloud.html
サーバ選びのポイント
(1)セキュリティ オンプレミスでない以上、セキュリティはレンサバとクラウドでそう違いはなさそうなので、 アクセス集中でサーバ落ちがありうるメディアですとクラウドが望ましいかと思います。(2)サーバの物理的障害対策
「サーバが落ちる」という言葉をよく聞くかと思いますが、
冗長化、二重化でほぼ防衛できているようです。
(3)ネットワーク障害対策
サーバ障害のほかにインフラを脅かすのがネットワーク障害。
電波の問題など、防ぎ難いものも多いため
別回線でつなげるように整備されているところが安心。
(4)他ユーザのアクセス
共有サーバの問題として、他ユーザが負荷をかけすぎている場合
自分の環境にも影響を及ぼす可能性があることが挙げられます。