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チームビルディングと題した書籍、体験型ゲームなど市場におおくありますので、それを手にして実践しようとする方々が多いようですが、それでは仕事に効力を発揮するチームを作るには片手落ちです。
チームビルディングという言葉が独り歩きしていて、仕事の現場でのチームの理想的な姿を具体的挙げることが出来ない方々を見かけます。
キーワードで盛り上がるよりも、自身が属するチームの理想的な姿を描くことから始めていくことです。その理想と現実の乖離から、日々だれでも行動できる手軽な事から始めて、成長に合わせて、その行動のレベルを上げていくことなのです。
先に、人間の本質でお話ししたように、個性を大切にし、モチベーションも大切にすることですが、人の常として、究極は自分が正しいとの立ち位置はだれでも同じです。そうすると全く違った個性が出会うと、そこには争いが起こるのが常です。
相手を尊重するという姿勢が必要ですが、これも頭でわかってしても行動に落としてみると難しくなってきます。そこでチーム全員で共通するルールを設けることです。例えば『元気よく挨拶する』・『人を責めず、現象をとらえて、真因を見つけ、対策をたてる』です。
その他にも色々とあります。ぜひとも、チーム全員で話してルールを立ててください。
ルールは立てただけでは駄目です、確りとルール通りに行動しているかを、だれが見ても分かる様にすることも重要です。
私たちの仕事・作業は手に取って見ることが出来ません、見える化でも伝えましたが、見えない事を見えるようにすることは現場の人たちが行う事です。現場チームメンバー全員がどんな事でも、些細な問題の芽となる現象も、正直に見えるようにする行動を促せるのは、安全領域がチームの中にあることが必須です。チームビルディングには安全領域の醸成も含まれています。声の大きな人にチームの雰囲気や行動が左右されてしまいます。声の大きな人を小さくしろと言っても、そもそもの個性の一つですから無理です。短気な方にたいしても同じです。短気は決断が速い傾向があります。即断即決には必要な事です。個性というのは、その場その場の状況でプラスにもマイナスにもなります。
チーム全員がメンバー個々の個性を理解して、お互いにフォローするように振る舞うようにする必要があります。そのために、チームビルディングの初段で個人の特性を可視化することを全員で実施しても良いのです。
仕事やプロジェクトのゴールをチーム全員で付箋に綴って語りそれを模造にはって張り出すのも良いでしょうし、現在の不安を付箋に書いて貼りだし、全員でどの不安をフォローする行動を促すことも良いと思います。
普段の仕事ではほとんど会話されていない、趣味やプライベートの事を話すのも有効です。
どんなプロジェクトや現場でもこのチームビルディングを蔑ろにしては成功を手にすることは出来ません。
日々、照れくさいかもしれませんが、同じ職場・プロジェクトのメンバーと理想的な現場の姿を語ってみては如何でしょうか?
これがチームビルディングの第一歩なのです。
次は、理想に向かって成長するマイルストーンを設け、そのマイルストーンへ近づくように日々行動することを決めます。
日々行動します。この行動は確りと可視化して、マイルストーンへ向かって成長しているのか、確認します。上手くいかないようであれば、マイルストーンや日々の行動を改善し、さらに行動する。
この一連のプロセスをサイクル化して継続していきことで、チームビルディングから業務改善・生産性向上・品質向上といった業務・仕事の不断の改善ができるチームへと変えていくことができます。

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