改善にはどれだけやれば良い、これを達成したら終わりであるというゴールがありません。
皆さんの周りの社会環境・ビジネス環境の変化を時間に表すとどのくらいの時間軸で変化していますか? 1年、半年、四半期、一カ月、一週間・・・と、どの程度でしょうか?
私たちの周りは刻々と変化しています、それは分・秒という短いもので変化しています。人は保守的になりがちで、ほっておくと変化しなくなります。
常に周りに敏感であるためにも、変化は刻々と変化していると認識すべきです。
今は上手くできていても、変化に柔軟に対応できるように変化していかなければ、あっという間に、悪くなってしまいます。刻々に変化しているという立ち位置でないと、悪くなっている事も気づけなくなり、目に見えるような、誰でもわかる様に悪い状態に陥ってからでは、莫大な時間と労力を費やすはめになってしまいます。
問題意識を常に持ち、日々**『いまよりももっと良いやり方は無いか?』・『もっと品質を高めるように出来ないか?』・『もっと生産性を上げることが出来ないか?』と現状にあまんじなく、否定できる姿勢(現状否定)を持つことです。問題意識だけ長けても悲壮感に陥ってしまっては行動が止まってしまいます。楽観的でかつ問題意識を持つ姿勢です。
楽観的にするためには、『不断の改善』を躾として行動に染みつけます。
継続させる為に、皆さんの現場の理想的な姿**(これは、やっても、やっても到達出来ないような、崇高なレベルで思い描きます)を現場メンバ全員で掲げます、次に現状とのギャップから、数ヶ月(3カ月程度が望ましい)で達成できる目標(マイルストーン)を決めます。
マイルストーンが決まれば、それに効果を期待できる日々の行動を考え実施して適宜マイルストーンへ向かって進化しているか確認をして改善を進めて行きます。
なかなか、マイルストーンへ近づいていなければ、日々の行動を考え直して実施する。マイルストーンを変更する、といった変更を行い成長できる体質を現場チームに醸成します。
このマイルストーンには、活動初段ではチームビルディン的要素を入れるのをお勧めします。チームビルディンが出来ていない現場では、活動の礎が無いと等しいので、何をやっても上手くいきません。
チームビルディンが出来てきたら、徐々にマイルストーンに業務や仕事の内容を入れていきます。業務や仕事の内容もいきなり難しいテーマを入れると、成長が進まず、その結果、活動止まってしまいます。容易にできる内容から始めて、徐々にレベルを上げていくことをお勧めします。活動中に迷走し、各メンバのモチベーションが下がってきたら、その真因をみつけて、マイルストーン、日々の行動を変えることです。この時に一見レベルダウンしたようなマイルストーンを立てても構いません。全員でモチベーション高く活動できる状態へ復活できることが最優先なのです。
崇高な理想を掲げ、そこへのマイルストーンを立て、そのマイルストーンへ向かって日々改善活動を行う。これが『不断の改善』を会得・躾となる為のプロセスなのです。
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