本記事について

自分のメモ用＆学習記録用
手順を残しておかないと忘れるが、どうせ作るなら記事にしてしまおうという試み
基本的にインストール手順は一次情報（公式ドキュメント）に当たるのがよいが、以下の観点から技術ブログを参考にしながらインストールを進めるやり方をとっている
- 全体像を押さえるため
- 公式ドキュメントでは理解できない部分を補うため
WSLの公式ドキュメントはこちら

WSLとは

Windows Subsystem for Linux
Windows上でLinuxを動作させる仕組み
様々なLinuxディストリビューションをインストール可能※本記事ではubuntuをインストールする
WSL1とWSL2の違いはこちら

WSL2利用の前提条件

Windows1-バージョン2004以上 (ビルド 19041 以上)またはWindows11
上記はWindowsの設定＞システム＞バージョン情報をみるとわかる

WSL2を構築した実行環境

エディション：Windows 11 Home
バージョン：23H2
OSビルド：22631.4169

インストール方法

必要な機能を有効化する

スタートボタン押下＞設定＞アプリ＞オプション機能＞Windowsのその他の機能
以下のにチェックを入れる※画像の赤枠
- Linux用Windowsサブシステム
- 仮想マシンプラットフォーム

設定反映後、PCの再起動が必要になる

PC再起動後、Powershellを管理者モードで開く

Ctrl+Rで「ファイル名を指定して実行」のダイアログを開く
ダイアログ内に「powershell」と入力
Ctrl+Shift+Enterを押すとPowerShellが管理者モードで起動する

※スタートメニュからPowerShellを起動して管理者モードで実行するよりも楽！

WSL2をインストールする

powershell(管理者モード）でコマンド実行

PS C:\Windows\system32> wsl --install

上記コマンドでインストールされればよいが、私の場合、以下のエラーが出た

PS C:\Windows\system32> wsl --install
wsl : 用語 'wsl' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません
。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してくだ
さい。
発生場所 行:1 文字:1
+ wsl --install
+ ~~~
    + CategoryInfo          : ObjectNotFound: (wsl:String) [], CommandNotFoundException
    + FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException


Suggestion [3,General]: コマンド wsl は見つかりませんでしたが、現在の場所に存在します。Windows PowerShell は、既定で は、現在の場所からコマンドを読み込みません。このコマンドを信頼する場合は、".\wsl" と入力してください。詳細については 、"get-help about_Command_Precedence" と入力してヘルプを参照してください。

上記抜粋すると、「wslは存在する」、「コマンドが違う」という箇所があることわかる

コマンド wsl は見つかりませんでしたが、現在の場所に存在します

このコマンドを信頼する場合は、".\wsl" と入力してください。

1つめ：「C:\Windows\system32」配下にWSLが存在するか確かめる

# 現在のディレクトリを確認
PS C:\Windows\system32> Get-Location

Path
----
C:\Windows\system32

# wsl.exeが存在するか確認
PS C:\Windows\system32> Get-ChildItem -Path C:\Windows\system32 -Filte wsl.exe


    ディレクトリ: C:\Windows\system32


Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----        2024/06/13      4:29         200704 wsl.exe

「C:\Windows\system32」ディレクトリに「wsl.exe」は存在することがわかる
2つ目：「wsl」じゃなくて「.\wsl」で入力してみる

PS C:\Windows\system32> .\wsl --install
インストール中: Ubuntu
（略）
Enter new UNIX username: #ユーザ名を入力
New password: # パスワードを入力

無事インストール開始。ubuntuがインストールされていることがわかる。
ユーザ名とパスワードの入力をお忘れなく
続いてWSLが起動しているか確認する

PS C:\Windows\system32> .\wsl -l -v
  NAME      STATE           VERSION
* Ubuntu    Running         2

Ubuntuが起動していることがわかる

WSL2上のubuntuにログインする

PS C:\Windows\system32> .\wsl
hogehoge@hoge:/mnt/c/Windows/system32$

以上。