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AT x510でスタックしてみる【汎用DACでできていない人向け】

Last updated at Posted at 2019-05-27

2021/05/26 記事全体を書き直しました。(内容にはほとんど変更はありません。)

AT-X510-28GTX

2019年春、秋葉原某所にて、10GbEx4を搭載したAllied Telesisのスイッチが格安で販売されていると話題になりました。
本記事では、そんな格安な10GbEを搭載したスイッチであるAT-X510-28GTXを複数台使用し、スタックを構成した際にうまくいかない場合の対処法を紹介します。

x510でスタック構成を実現する

スタックを構成するため、SFP+ポートに対して汎用DACを接続し、スタックの設定をして起動すると

Only AT-StackXS and AT-StackOP supported in this port. Please remove.  

と出てしまう場合があります。
これは、接続されたDACの仕様がサポートされておらず、純正品を使用するように促すメッセージです。

しかしながら、x510では汎用DAC等でスタックを構成で来たという報告があったため、少し調査を行ったところ、ファームウェアをアップデートすることで汎用DACでもスタックが構成できるようになりました。

筆者は、x510-5.4.9-0.1にアップデートすることで汎用DACでスタック構成を実現することが出来ました。

ブートローダーをアップデートする

この作業は多分必要ないと思いますが、ファームウェアのバージョン上げるのでついでにやっておきます。
事前に、以下のコマンドを使用してブートローダーのバージョンを確認しておきます。

show system

2.0.24以前の場合は、以下のファームウェアダウンロード先にブートローダーのアップデート手順についての説明がありますので、そちらを参考にアップデートを行ってください。

ファームウェアをアップデートする。

以下のコマンドを実行し、ファームウェアのバージョンを確認します。

show system

Current softwareの項目を確認することで、実行中のファームウェアのバージョンを確認することができます。

ファームウェアのバージョンが古い場合は、以下を参考にアップデートを行ってください。

アップデート後

再起動後は、以下を参考にスタック構成の設定を行います。

検証したDAC

FS.com 汎用DAC(generic)
* https://www.fs.com/jp/products/74617.html

結局x510でスタックに使えるDACは?

@nvsoftsさんがx510でスタック構成に使用可能なDACの条件について調べてくれていました。
掲載許可を頂きましたので、少し紹介します。

どうやら、以下のコマンドで確認できるType1xCOPPER PASとなっていなければ、ファームウェアをアップデートしても汎用DACではスタックが出来ないという事のようです。

show system pluggable

といった情報もいただいています。
10GtekのDACだとType1xCOPPER PASにならずUnknownになるようでここを書き換える方法がない限り、ファームウェアをアップデートしてもスタックを構成することは出来ないようです。

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