2022年10月、知識ゼロから独学6ヶ月で、
Web系自社開発企業にて仕事が決まりました。
今回は私がエンジニア転職する過程を振り返ります。
転職して実務経験を積むことを最優先に短期決戦で行動してみました。
自己紹介
プログラミング経験ゼロの文系アラサー
- 29歳
- 大卒(文系)
- 前職は医療系団体職員
- PC経験はOfficeソフトがある程度使用できるレベル
学習方法・情報収集
主にProgateのような学習サイトや、YouTubeで動画学習しました。
プログラミングは学習ハードルが高い内容ばかりなので、最初は敷居が低いサイトでとにかく継続させることが大事だと感じています。
また、独学は情報量の少なさ、孤独感がしんどいので、メンターやコミュニティで仲間を見つけることも重要だと思います。
初心者には最もおすすめのプログラミング学習サイト。
説明がかんたんでUIのデザインも素晴らしく、実戦形式の学習ができます。
スマホ版アプリもあります。
未課金だとコースがかなり少なくなるので、月額1,078払って有料プランに加入することをおすすめします。他の学習サイトと比較してもコスパ良いです。
この記事を書いているサイト。
エンジニア御用達の記事投稿サイト。
未経験エンジニア転職向けの記事も豊富で、技術記事のみならず転職体験談もたくさんあります。
ちなみに私は独学中に技術記事でアウトプットはできませんでした。
初心者でも非常に分かりやすくプログラミングを解説してくれる優良サイト。
ここまでわかりやすく噛み砕いてくれるサイトはなかなかないありません。
基本的な技術は網羅されており、救われまくりました。
ひよこが可愛い。
音声と視覚で学習できるのが大きいです。
片手間に耳だけでも学習できます。
未経験からの転職談や学習方法など、転職のプランを考えるのに最適です。
私はヘビーユーザーなので、月額1,280円払って広告消してます。快適。
情報収集、仲間探しに非常に便利です。
記事やYouTubeの動画と比較して、リアルでタイムリーな情報が拾えます。
未経験から転職を目指していたり、先輩エンジニアのアカウントをフォローしましょう。
私は日々の学習をTwitterでアウトプットしていて、転職のアピール材料にしました。
1時間を週2回で、メンターにわからない箇所を教えてもらったり、転職活動のアドバイスをもらいました。
独学だと解決が困難な問題が頻繁に起きるので、助けてもらえる人がいることは必須だと感じます。
未経験からエンジニアになられた方で、その方のロードマップを参考にしていた経緯があり、SNSで連絡してメンターになってもらいました。
SNSから参加を希望して、入れていただきました。未経験から転職希望の方も多いコミュニティだったので、孤独感が拭えたのは大きいです。
有用な情報を共有してもらえたり、分からないことを教えていただいたりしました。
あまりメジャーではありませんが、前職で何かしら講座を受講する必要があったためプログラミングを学んでみました。後述しますが、効率的ではないのでやらなくてもいいと思います。
本は読むことをオススメします。
未経験では情報の取捨選択が困難なので、体型的に学習でき、後からいつでも見返せる本のメリットは大きいです。
自分は転職してから買いまくりました。
ネットで出てくる情報より読みやすいことも多いです。
お金を払ったからには読まないとといった気持ちにもなります。
学習したこと
バックエンドエンRubyメインで学習しました。
JavaScriptやReactもかじったのですが、理解できずポートフォリオに導入できませんでした。
RSpecは理解が浅くほんの少ししかポートフォリオに導入してません
Dockerは新人がdockerfileを作成することはない一方、モダンな環境では使われている企業が多いとのことで、概要だけ学習しました。
- HTML
- CSS
- Ruby
- Rails
- RSpec
- MySQL
- AWS
- Git
JavaScriptとRSpecは導入したほうが良いと思います。
JavaScriptはWebアプリに必須の技術で、学習していないと転職後に大変苦しい思いをします。自分は転職後に必死に学習しています。
若干レガシーですが、jQueryというライブラリであればハードルが低く、JavaScriptの理解も深まるのでおすすめです。
VueやReactといったフレームワークがあるので、それらを活用できると尚良いですが、未経験にはハードルが高めだと思います。
RSpecはWebアプリの保守においてテストが重要で、未経験者は転職後にテストを触ることも多いため、導入できると印象が良いと思います。
使った転職サイト
選択と集中をするため、Wantedlyに絞りました。
Greenや他の媒体では応募に志望動機が必要なケースが多く、志望動機はどうしても時間がかかりがちです。
Wantedlyはエンジニア求人が多く、カジュアル面談からスタートでき、応募もボタンを押すだけなので非常におすすめです。
月額3,300円でPremium メンバーシップに加入するとスカウト数が増えるとのことだったので、1ヶ月だけ課金したところ、スカウト数が体感10倍程度になりました。
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Wantedly のみ
1ヶ月目
前職で通信教育を受けられる制度があり、プログラミングに興味を持っていたので受けてみました。
プログラミングとはなにか、どんな言語があるか、アルゴリズムとは何かなど、非常にかんたんな内容でした。
興味を持つには敷居が低く、良い題材であったと思います。
一方エンジニア転職を目指すならば、Progateからスタートすれば充分雰囲気がわかるので、通信教育からやらなくて良いです。
主に転職のロードマップ、勉強方法、おすすめの技術などを調べました。
ここで念入りに下調べしたことで、自分の軸や目標を明らかにできました。
転職活動するまで学習を継続しつつ、並行して情報収集できると解像度が上がっていくと思います。
- Rubyをメインとしたバックエンドエンジニアを目指す
- 半年後までにポートフォリオを作って転職活動する
情報収集の結果、Progateがシンプルで敷居が低そうだったので学習をスタートしました。
早速課金して下記から学習しました。
この時点では内容がそこまで難しくないため、テンポよく進められました。
- HTML
- CSS
- ターミナル操作 など
2ヶ月目
Rubyでアプリ制作するために必要なバックエンドの学習を進めました。
直感的ではないバックエンドかつRailsのようなフレームワークも登場し、途端に難易度が爆上がりし、苦戦し始めました。しっかり理解するには相当時間を要しそうだったので、あまり気にしないように進めました。
ポートフォリオを作るときに悩めば良いのと、未経験から理解しきるのは非常に難しくコスパ悪いので、何周もすることはおすすめしません。
- Ruby
- Rails
- MySQL
- Git
- 検証ツールの使い方
- 環境構築
Progateは学習を進めていくごとに、RPGのようにアカウントのレベルがアップする機能がありますが、意識しないほうが良いと思います。
レベルアップが楽しくて、油断するとレベルアップを意識して無意味に何周もする学習方法になってしまいます。
3ヶ月目
座学だけしていても仕方ないのと、ポートフォリオがないと転職は難しいため、早速制作を開始しました。
独自の発想があまりに浮かばなかったので、Twitterを模倣した音声投稿サイトを作ることにしました。
GitHub上で進捗を管理し、Progateで学んだログインや投稿といった地盤部分から作成していきました。
ポートフォリオを作成するに当たり、不明点が多すぎたため、頼れる現役エンジニアの助けが必要だと考えました。
MENTAというメンター募集サイトの利用を検討しましたが、自分が一番転職の参考にしていた方にSNS経由で連絡を取り、契約してもらいました。
ここから週2日のレッスンがスタートします。
わからないことが多すぎて、正直メンターがいなければ転職はできていなかったです。
4ヶ月目
私が一番心が折れかけたのはここです。
基本的な投稿サイトの地盤を作りつつ、ライブラリを活用しながら、音声投稿機能やいいね機能などを実装していきました。
そもそもアプリを作っても、採用担当に見てもらわなければ意味がないので、公開するためにデプロイにチャレンジします。
AWSのElastic Beanstalkという、インフラ周りをよしなに構築してデプロイできるツールを使ったところ、DB周りでエラーが頻出して解決策が分からず、毎日発狂していました。
そもそもインフラの知識が不足しているので、エラーをググっても何が起きているか理解できず。
作ったアプリを公開できないストレスは一番苦しかったです。
未経験転職の情報をもっと収集したかったことと、仲間を見つけたかったことから、コミュニティに入れてもらいました。
勉強会や未経験エンジニアの情報共有が行われていて、非常に有意義でした。
ポートフォリオの分からないところを現役エンジニアの方に見てもらうこともできました。
5ヶ月目
音声投稿アプリを制作、デプロイも苦難の末何とか成功しました。
採用担当は未経験者のポートフォリオは期待せず念入りには見ないので、印象を左右するTOPページ等のデザインにはこだわりました。
ここからRSpecのテストを追加したり、Reactを使ってモーダルなど動的な実装をしてみたかったのですが、転職活動したかったので最低限に留めました。
6ヶ月目
Wantedlyで転職活動をスタートしました。
転職活動では、プロフィール作成や面接対策は念入りに行いました。
Wantedlyのプロフィールは1,000字程度書き、埋められる箇所は全て埋めました。
企業分析や面接対策もある程度万全にしました。
仕事と並行しながらの転職活動は想像以上にハードです。余裕があれば、3ヶ月以上見ると良いと思います。
- スカウト数:25社
- 自社開発:1社
- 受託開発:2社
- SES:22社
- 応募数:20社
- 返事あり:4社
- 返事なし:16社
未経験者は、とにかくプロフィールを精査、面接対策、企業分析すると良いです。
未経験者は、経験者と違って技術力以外の部分が主なアピールポイントになります。
採用担当から聞いた話では、未経験者からの応募は大量に来るため、気になる要素がないと書類をあまり見ず落とされるようです。
大量の応募から面接に辿り着くには、プロフィールでアピールするしかありません。
面接に辿り着いても、今度はやる気や伸びしろをアピールできなければ、コストを払ってまで未経験者を採用しようと思ってくれません。
成功したこと
ネットで未経験からの転職結果を公開している方々は、自走できる優秀な方が多いです。
自分の軸で他人と比較せずできたのは、モチベーションを維持するうえで良かったです。
独学は孤独感や情報量の少なさなど、苦慮する部分が多いです。
自分から積極的に人との関わりを増やせたのは、情報量を増やしつつ刺激をもらえて、本当に良かったです。
他人に頼るのも重要だと思いました。
技術力の不足は転職活動においてどうにもならないので、転職活動の準備を万全にして補いました。
Wantedlyのプロフィールは何度も見直しましたし、企業が公開している情報はHP、社員インタビュー、ブログ等々、必ず一通り目を通していました。
武器が少ない自覚があったので、これらを通じてやる気をアピールできたのは大きかったと思います。
失敗したこと
技術力以外の部分でアピールしろと言っておきながら、自分の場合は最低限の技術力が身につけられず、伸びしろのみでしかアピールができなかったのが悔しいです。
スクール卒など未経験者でもレベルが上がりつつある中で、JavaScriptやAPIを筆頭に最低限レベルの技術が未導入で、明らかに目劣りするポートフォリオでした。
未経験からの応募は、ポートフォリオが似たようなテーマ(Twitter,掲示板等)が多いとのことで、技術力と発想力がない自分もご多分に漏れずTwitterをテーマに作りました。
早期に転職する目標は達成したものの、最低限の技術を身に着けるための自走がしきれなかった後悔があり、転職してからも学習しまくりで苦労しています。
身につけた技術は未経験者にとって自信につながるからこそ、最低限は身につけるべきだと感じます。
終わり
紆余曲折経ましたが、今思えば良い経験でした。
独学で泥臭く食らいついた経験は、転職してからも糧になっています。
未経験からでもエンジニアになることはできます。
が、どんな結果になるかは自分次第です。
これからエンジニア転職を目指される方、応援しています。
転職してから3ヶ月経って苦労していることも投稿しているので、ぜひ読んでください。