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AWS EventBridgeスケジューラが便利すぎた!

Last updated at Posted at 2024-04-30

概要

AWSを使っていたら、いつの間にかEventBridgeにスケジューラという機能が追加されていたので、使ってみたら便利すぎたって話!

2022年末にリリースされていたみたいです。

実際にコスト削減に成功した話は、こちらをご覧ください。↓
AWS EventBridgeスケジューラで圧倒的コスト削減に成功した話

EventBridgeスケジューラとは

EventBridgeスケジューラとは、定期的なイベントを、自動的にトリガーするためのサービスです。「毎日」「何時間ごと」など、時間に依存したタスクを事前にスケジューリングすることで、タスクを自動で管理することができます。スケジュールは、cron式、あるいはレート式を使用して設定します。スケジューラを使用することで、手動でタスクを管理するときに生じる人為的なミスを防ぎ、簡単にタスクを管理することができます。

EventBridgeルールとの違い

EventBridgeルールは、イベントパターンやスケジュールに基づいてタスクを管理する機能です。EventBridgeスケジューラは、EventBridgeの機能のひとつで、スケジュールに基づくタスク管理に特化しています。

EventBridgeルールと比較して、扱えるAWSリソースが多いため、時間依存の実行タスクについては、EventBridgeスケジューラを活用することで、最適な運用を目指すことができます。

EventBridgeスケジューラは、UTC以外の様々なタイムゾーン・サマータイムをサポートしており、270以上のサービス、6000以上のAPIをターゲットとして指定できます。

EventBridgeスケジューラ使用してコスト削減してみたリソース

  • ECS
    • devやstg環境で夜間帯のタスクを0に変更、本番環境のタスクを減少
  • RDS
    • devやstg環境で夜間帯インスタンスをダウン
  • VPCエンドポイント
    • devやstg環境で夜間帯インターフェイスタイプのVPCエンドポイントを削除

などです。

大きなコスト削減効果が見込めるほか、オートスケーリングに加えて積極的なスケーリングにより、パフォーマンスを安定させることが可能です。

詳細は別の記事で紹介します!

Lambdaは不要?

以前はEventBridgeルールとLambdaでコントロールしていましたが、EventBridgeスケジューラのAWSリソースのカバレッジが広いため、Lambdaは不要か?というとそんなことはありません。

前述のVPCエンドポイントの削除→作成ステップを実現する場合、EventBridgeスケジューラだけでは新しく作成されたVPCエンドポイントを削除時に特定することができません。

タグなどでフィルタして特定できれば良かったのですが、パラメータが対応していませんでした。

上記のようなケースでは本記事作成時点で、やはりLambdaやStepFunctionsを使うしかないのかなと思います。

スクリーンショット 2024-04-22 12.37.05.png

最後に

本機能を知ってからというもの便利すぎて使い倒しております!

やはりお手軽かつ多様なAWSリソースをコントロールできるのがいいですね。

EventBridgeスケジューラを使用して、コスト削減した際のコードを見たい方は、次の記事をご覧ください!↓

AWS EventBridgeスケジューラで圧倒的コスト削減に成功した話

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