はじめに
【Xで生成AI系の情報を発信しているアカウントまとめ】
こんにちは。AIのをもっと広めたい、ニコラです。
最近世界中で生成AIに関する様々なニュースが飛び交っていますよね。
本記事を書いている最中には『DeepSeekショック』と呼ばれる歴史的大事件が発生しました。
OpenAIの競合に相当する、中国の企業DeepSeekが格安のAIモデルDeepSeek R1を発表したことで、NVIDIAの時価総額がおよそ90億円が一夜にして吹き飛ぶという前代未聞の事態でした。
また、国内外のAppStoreでDeepSeekアプリがランキングトップに来るなど、AIを普段から活用している方以外にも波紋が広がるきっかけとなりました。
しかし、「巷ではDeepSeekは危険だから使わないほうがいい」といった危険視する発言も見受けられました。
断片的な情報のみでAIを判断してしまうと、本来の価値を活かせなくなってしまうのでできるだけ避けたい所です。
そこで本記事ではAIを過度に恐れたり、崇拝するのではなく、地に足をつけてAIを扱えるようになるために必要な情報収集のヒントとして、Xで追うべきAI発信者を目的別に整理しました。
自分の目的に応じて発信者をフォローしておくことで、表面的な情報に踊らされない一歩進んだAIリテラシーを身につけましょう!
筆者は東京大学でAIの研究をしていたり、生成AIを活用したサービス開発を行っています。
今回の記事は、AI界隈の全体像を把握するために個人的に情報収集をしていた中で、下記の投稿を見たときに少しでも私が集めた情報が皆さんの役に立てればと思い公開することを決めました。
元々個人的な情報収集であったゆえに、抜け漏れがある可能性がある点はあらかじめご了承ください。
むしろ、「この発信者や情報も含めてほしい!」という声を頂きながら読者の皆さんと一緒にAI界隈の俯瞰図を作ってエコシステムを豊かにしていければこの上なく幸いです。
対象読者
- 生成AIを学び始めて情報収集に困っている方
- AIを使ってサービス開発にチャレンジしたい方
- AIの技術的な情報を日本語でもキャッチアップしたい方
本記事の構成
1|とりあえずフォロー!AIインフルエンサー
2|AIのビジネス活用に興味があるなら
3|AIを駆使して開発したいなら
4|日本発!生成AIサービスを使ってみたいなら
5|技術までしっかり理解したいなら
それでは、順番に見ていきましょう!
Xアカウントではビジネスマンが生成AIを使いこなすヒントを発信しています。AIを使いこなせるようになりたい方はフォローをお願いします!
AIインフルエンサー名鑑
1|とりあえずフォロー!AIインフルエンサー
さとり
生成AIに関するトレンド情報だけでなく、生成AI時代に必要な考え方を学べます。単なる情報の吸収だけでなく、知識を使いこなす視点も身につくので勉強になります。
具体的な情報と抽象的な考え方の両方の情報がそれぞれ発信されていて、投稿を追いかけていると情報の体系化が自然と進んでいくと思います。
右も左も分からない時は、とりあえず投稿を追いかけてみるのはおすすめです。
すぐる | ChatGPTガチ勢 𝕏
トレンドのAI情報やChatGPTをはじめとする様々なAIツールの使いこなし方、使ってみた事例の共有などを積極的に投稿している。投稿文章が読みやすいです。トレンドを活用事例まで含めてキャッチしたいならフォロー推奨です。
ハヤカワ五味
『生成AI頑張るぞ担当』。【女性】×【生成AI】でAI活用についてYouTube発信もしている。
2024年末〜25年1月あたりで、プログラミング初心者ながら、勉強してアウトプットまでやりきっている一連の投稿を見れるので、プログラミング経験はないけどAIを使って色々できるようになりたい!という人はかなりモチベになるかも。
『ハヤカワ七味』というAI VTuberも運営している。
ChatGPT研究所
生成AIに関する幅広い事例や情報を素早く発信している。投稿だけでなく、note記事での解説も充実しているので文章でしっかり情報をキャッチしたい人はおすすめ。
usutaku@AI情報解説
生成AI情報をひたすら発信している方。単なる情報のシェアだけではなく、意見としてまとめたり、コミュニティの運営もしているな幅がかなり広い印象。投稿頻度もかなり多いので最新情報を知りたい人はおすすめ。
チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信⚡️》
AI関連の最新ニュースを毎日発信。インフルエンサーの中でも情報の発信が素早い印象。
これからAI系の情報を追いかけたい人はウォッチするといいかも。
あおい | AIエージェント活用・開発
生成AIの活用事例やまとめを中心に発信。事業としても研修を中心に取り組んでおり、生成AIの活用方法を学びたい人は投稿を遡ってみてみるといいかも。
うみゆき
生成AIに関するトレンドニュースをリポストして解説を加えている投稿が多い。X上で話題になっているテーマについても、噛み砕いて発信してくれる。
NOBU 🎥 動画生成AIの人
動画生成AI関連の情報を中心に発信しているアカウント。具体的な動画生成事例を実況的に発信している。リポストも含めて多様な事例に触れられるので動画生成に興味のある方はおすすめ。
mugu | 地方でAI駆動開発
AIのトレンド情報を発信している。AIツールを中心に、話題になっている情報を発信・拡散している投稿がメイン。単発での投稿やスレッド形式で補足した解説の投稿などがある。
石川陽太 Yota Ishikawa
ChatGPT研究所の代表。生成AIツールの使い方やTips、トレンド情報など幅広く発信している。海外の方の投稿を日本語で引用解説する投稿など、英語が苦手な方でも海外のAI情報に触れることができるので情報の幅を広げるきっかけになると思います。
Taiyo | AIで遊ぶ大学生
AI系の最新情報や学習リソースの共有投稿などが多い印象です。プログラミングはほぼ初心者の状態からからアプリの開発まで取り組んでいるので、これから生成AIを勉強してアプリ開発もやってみたいという方は取り組んでいる内容など参考にできる点が多いと思います。
おざけん
生成AI系のイベント登壇など対外的な活動量が豊富な印象。Xでは講演・登壇に関する情報発信が中心。書籍もあるので、まず本から勉強してみたい方はプロフィールから覗いてみるといいかもしれません。
そねち | AIクリエイター
生成AIを活用した海外動画を中心に投稿している。様々な動画生成AIツールなどのデモ動画が見られるので、画像・映像系に関心のある方は投稿を見てみると面白いし勉強になると思います。
深津 貴之 / THE GUILD
プロンプト活用術がめちゃくちゃ勉強になる。AI動向の本質的な部分まで踏み込んで示唆を出してくれるので、AIの活用から将来性まで知りたい人は追いかけるといいかも。
木内翔大@SHIFT AI代表「日本をAI先進国に」𝕏
AIツールの発信やAIツールをうまく使いこなすためのコツを図解などを交えながら発信している投稿が多い印象。
2|AIのビジネス活用に興味があるなら
Tom | ドバイで生成AIやってる人
AI系で幅広く情報を発信している。AIノーコードツールであるDifyの学習コミュニティ(25年1月時点で1,000名以上所属)を運営していたり、最新の技術を扱った勉強会を開催していたりする。連続起業家でドバイで生成AIをやっている点でもエッジが効いている。
みやっち | AI プロデューサー
令和トラベルのPdM。Difyをビジネスで活用する事例を紹介したり、Cursorなど生成AIツールをフル活用していたり、エージェント開発などにも取り組んでいる。ビジネス側で生成AIを活用したいという方は特にウォッチするのをお勧めします。
そら ☁️ Dify 自動化オタク📱
Difyを中心とした生成AIの活用情報を発信している。業務や個人で生成AIを使って時短したい人など発信を追いかけると役立つ情報に出会えると思います。
ちぇん
コンサル上がりのAI企業創業者。AI開発事業で爆速で上場企業(AVILEN)にM&Aした。AIを社会実装するための情報発信や、zenn記事の個人開発記事などとても勉強になる。
KEITO💻AIディレクター
最新のツールやモデルが出たときに、実際に手を動かしてその使用感とともに事例を共有するスタイルの投稿が特徴的。自分で試す前にどんなものかざっくりと把握できるので、試す前にイメージを掴みたい人は投稿を追ってみるといいかも。
KAWAI
デザイン系の情報を中心に投稿。さとりさんの書籍の表紙のデザインなども担当されている。AIに対する考え方や姿勢についての発信も勉強になる。
株式会社SHIFT AI CDO。生成AIネイティブなデザインに興味がある方は見てみると学びがあります。
池田 朋弘 | ChatGPT最強の仕事術3万部突破!
ChatGPTや最新のAIツールの解説、業務活用のポイントなどを解説している投稿が多い。生成AI系の1週間の出来事をニュース形式でまとめてくれている投稿もあるのでざっくり何が起きているのかを把握したい人は刺さるかも。
熊井悠(くまいゆう)@ITエンジニア・コンサル起業
コミュニティ運営もしています。勉強会やセミナー講師としても活動。ビジネス現場でAIを活用するための視点やマインドセット、ノウハウなどの投稿が勉強になります。
Riku@AIエージェントマニア
AIエージェント関連の情報や活用事例を中心に投稿しているアカウント。2025年はAIエージェントが注目されているので、エージェントに興味がある方は情報を追いかけてみるといいかもしれません。
大野峻典 | Algomatic CEO
AlgomaticのCEO。元東大松尾研で、連続起業家。生成AIをテーマにした様々な事業を展開している。組織全体で生成AIに対する仮説検証を回しまくっているので、幅広い知見が溜まっていて、それをもとにしたXでの投稿やPIVOTなどでの情報発信がかなり学びになる。トレンドを追いかけたい人も、示唆深い情報を得たい人もどちらもおすすめ。
福島良典 | LayerX
LayerX CEO。足元のミクロ変動ではなく、10年先など未来の当たり前から逆算して現在やるべきことを見ている感がある。多分見聞色の覇気使い。技術もビジネスも知見が深い上で、分かりやすい情報発信になっているので、AIをこれから学ぶ人も、研究をしている人も投稿を追いかけるのをお勧めします。
ハヤシシュンスケ
プロンプトエンジニアリングなど、ChatGPTやその他AIツールをうまく使いこなすための情報を中心に発信している。プロンプトの使い方でLLMの性能の引き出し度合いはかなり変わるので、AIを学び始めた方はプロンプトの使い方から始めてもいいかもしれない。
(※ Qiitaの使用的にアンダーバーで終わっているとリンクカードが表示されないようでした...)
清水れみお
生成AIに関する情報発信やサービス開発に取り組むアカウント。特にDifyを活用した情報・ノウハウの発信などが中心。Difyコミュニティでもメンバーの質問に回答をしてサポートしているので安心感がある。
理久
Difyを中心とした活用事例を中心に情報発信している。noteでユースケースを具体的にまとめているので手を動かしながら情報をキャッチできるのでおすすめ。
mocchicc
教育領域で生成AIを活用したサービスを展開。日本で生成AIを活用した教育分野での応用例を知りたい方は投稿を追ってみると良いと思います。
かずなり | 生成AI×ビジネスハック
AIに関する情報や、ビジネス・技術に関するまとめ情報などを共有する投稿が中心。意外と知らない有益な情報が見つかることも多いので、定期的に投稿をウォッチしてみるといいかもしれません。
けいたろう@非エンジニア×生成AI活用|satto公式エバンジェリスト
最新のAIツールを使って業務効率化や応用例などを勉強できます。GAS(Google Apps Script)×生成AIツールの組み合わせで初心者でも手軽に生成AIを応用できる事例が数多く投稿されています。生成AIを使ってどんなふうに自分の業務が効率化できそうか関心のある人は投稿を追ってみると良いでしょう。
KAJI | 梶谷健人
生成AIの技術よりの情報をビジネスマン、経営者など「活用する側」向けに分かりやすく伝える投稿が多い印象。OpenAIなど主要どころの情報発信はほぼ載っているので、AIの活用視点での情報が知りたい人は投稿を見てみると良いでしょう。
Park|ニッチなAI agent活用発信する人
意外と取り上げられていないツールや情報が発信されているので新しい情報に出会えるかも。生成AIトレンド系、個人開発系、AIエージェント系、仮想通貨×AI系など情報の幅も広いです。
あやみ|マーケティング
実務での活用イメージが湧くような事例を実際に試して共有する投稿が多い。他にも最新のモデルの進化情報やビッグテックの生成AIサービスの新情報などを整理した投稿など勉強になります。
3|AIを駆使して開発したいなら
生成AIを学んで
Taishi Yamasaki🚀ソロメイカー
シリコンバレーでCTOをやった経験もあり、海外のテック情報に詳しい。特にソロプレナー、Indie Hackerと呼ばれる個人で開発して成功していくエンジニアプレイヤーに関する情報発信がすごく勉強になる。生成AIを使ってアプリ開発をしたい人はおすすめ。Solomakerという個人開発者向けのサービスも展開しているので見てみると学びがあります。
きのぴー
Cursor、Windsurfなど生成AIネイティブなエディタ(コーディングツール)の発信に強い。自身で手を動かしながら得た知見をひたすら発信してくれるので、見ておくとAIエディタを使いこなすまでのスピードが段違いに上がる。「Cursor完全ガイド」という書籍を執筆していたり、講師として講座を担当していたりもする。
ふぁど|なんでもやるエンジニア
AIを活用してビジネスやサービス開発に取り組むための情報発信や、技術者視点でAIツールの使い方を発信している。生成AIを使ってアプリ開発に取り組みたい時など、躓くポイントや役立つTipsの投稿があるので遡ってみるといいかも。
Kenn Ejima
技術側視点で掘り下げた意見や初心者にも分かりやすい情報を発信している。プロダクトの発信でも、技術でも、AIに対する向き合い方それぞれで勉強になるのでおすすめ。
Maki@Sunwood AI Labs.
最新のAI系のサービスを実際に試した情報をシェアする投稿が多い。日本で情報が広がってから試してみるまでのスピードがかなり早いので実際に手を動かして試してみたい人にとってはかなり役立つ投稿が多いと思います。
あるふ
「AIいらすとや」の開発者。画像や動画生成ドメインのAIエンジニアでもある。
リポストも多めで、投稿を見ていると知らない情報と出会うきっかけになるかも。アニメ生成系のモデル開発を現在されているとのことで、個人的にも注目しています。
布留川英一 / Hidekazu Furukawa
投稿よりもnote更新を追っているイメージ。noteでは生成AIの各種モデルやツールを試した記事や、年表形式で時系列に技術の進化をまとめた記事など投稿されているので俯瞰的に情報を仕入れたい人は勉強になります。
bioshok(INFJ)
生成AIに関する安全性、ガバナンスなどの視点から情報提供をする投稿が多い。最新のニュースについても発信しており、トレンド情報とその考察情報をセットで仕入れたい人は非常におすすめ。一歩踏み込んだ情報を仕入れられます。
goto
技術レベルで生成AIの情報をキャッチできるアカウント。論文やモデルリリースの情報に情報を付加した投稿が多い印象。意外とマスで話題になっていない面白い技術にも触れているのでニッチで興味深い情報に出会いたい人にもおすすめです。
松本 勇気 | LayerXはSaaS+Fintechの会社です
LayerX CTO。技術・ビジネス両方の視点で物事を整理して解説する投稿が多くて、シンプルに勉強になります。トレンドの情報も押さえていて、なおかつ実益を産む活用について常に探索する姿勢での投稿で、スタンス含めて学ぶ点しかないです。
852話(hakoniwa)
AITuber(AI VTuber)系をメインに発信。画像・動画などドメイン特化で興味があったり、AITuverに興味がある人は投稿を追ってみると情報のキャッチアップが早まります。
ホーダチ | AI✖️Cloud✖️Dev | 外資×ひとり法人
モデルの開発にも取り組んでいる。トレンド技術のキャッチに加えて、基盤モデル周辺の技術への理解を深めたいなら投稿を追いかけるといいと思います。
saldra(サルドラ)
AITuberの開発に関する情報やローカルLLMに関する情報を主に発信。LLM × エンタメのテーマで情報収集したり勉強をしたい人はキャッチアップをおすすめします。AITuberに関する書籍も執筆されているので興味のある方は併せて読んでみるとよさそうです。
yuki@AIキャラ開発P
AIVtuberを開発している。初心者向けの情報も数多く投稿されているので、AITuberを始めてみたい、関心がある人は投稿を見てみるのをお勧めします。
shi3z
生成AIに関する論文やGitHubリポジトリ周りの情報中心に発信。リポストしている海外の情報なども参考になるので併せて見てみると、トレンドキャッチと学びが深まります。
吉波拓夢 | DiningX CTO
開発に関する生成AI情報の発信が中心の印象。また、生成AIツールを使いこなすためのプロンプトんプロンプトに関する情報なども投稿があるので気になる方は過去の投稿を遡ってみると良いと思います。
あきらパパ【生成AI活用エンジニア&3児のパパ】
トレンド情報や、開発よりの情報の発信をキャッチしたいならお勧め。CursorやWindsurfなどAI搭載の開発支援ツールに関するハンズオン情報など勉強になります。
Rootport
画像生成系、最新技術系の発疹が中心です。また、生成以外の背景情報(歴史等)を絡めて見解を投稿しているものもあり、自分に無かった視点を持つことができるのでお勧め。
A7|データサイエンティストの卵
生成AIやデータサイエンス、技術部分に関する役立つ情報や記事の紹介系の投稿が中心的。生成AIでアプリ開発を試してみたくなった時に必要になる情報が流れてくると思うので、そのフェーズにいる人は投稿を追ってみることをお勧めします。
4|日本発!生成AIサービスを使ってみたいなら
日本発の生成AI活用プロダクトのうち、Xで情報発信をしているアカウントを集めています。サービスの機能アップデートが中心のものや、トレンド情報の共有などの情報発信と織り交ぜている投稿スタイルのアカウントなどあります。
マーベリック
テキストから動画を自動生成するNoLangというサービスを運営。テキストやPDFから解説動画を数秒で生成できる機能です。スライドショー形式の解説や、アバター
Xではアップデート情報が中心ですが、ニュースレターは、トップクラスに濃い生成AIのまとめ情報を受け取ることができるので、情報を探している方はまず登録してみるのをおすすめします。
神威/KAMUI
プロダクトの情報発信と、元木さん自身の発信がそれぞれ行われている。
神威/KAMUIという自然言語からコンテンツを大量に生成するプラットフォームを開発している。特にクリエイティブ系のコンテンツ作成の方向性で活用が広がっている。
25年1月時点でのサービスのざっくりとした仕組みは、
- 人間の「〇〇したい / 作りたい」という目的や要望を入力する
- その目的を達成するための設計書が作成される
- その設計書をもとにLLMを並列で実行することで大量のアウトプットを作る
- 最も良い品質のものを選んで最終出力とする
というものになっていると理解しています。(間違いがあればご指摘/補足いただけますと幸いです)
LLMの出力が確率的である以上、一発で最高の出力を期待するよりも試行回数を重ねて良い出力を選択する方がいい結果が得られやすいので、そのための並列処理が実装されていると思われる。
自然言語から完全自動でコンテンツのアウトプット作成までやり切るサービスは世界的にも珍しいので興味のある方は情報を追いかけたり実際に利用してみるのをお勧めします。
Rinte
GEAR.indigoという生成AIネイティブなドキュメント作成・管理ツールの開発者。プロダクトの開発状況をキャッチできるので興味のある人は情報を追いかけてみましょう。要件定義は(言わずもがな)非常に重要なので個人的にも注目しているサービスです。
Felo(AI Search Agent)
日本発の生成AIを搭載した検索エンジン。
調べたいものを支持するとAIが情報を集めてレポートなど複数の形式でまとめてくれるツール。Canvaとも連携しており調べた情報をさらに加工する仕組みも機能拡張が随時行われている。
tomoyuki|AI社員紹介所
ナッピーというAI社員(AIエージェント型社員)のサービスを開発している。LLM自体の性能も上がり、AIエージェントは25年の目玉テーマの一つなので注目したい。
古川渉一@先読み! ChatGPT 著者
toCで生成AIサービスを開発している技術者兼経営者。技術を持っている方が分かりやすさを重視して情報を噛み砕いて発信されているので、過去の投稿を追いかけてみるといいかも。個人的には情報の質と認知度に差があるアカウントだと思っています。
【公式】jinbaflow
生成AIを活用したノーコード生成ツールです。Difyをさらに柔軟にワークフローをを作れます。テンプレートが数多く準備されている。noteにjinbaflowを使うコツなど潤沢に記載されているので一読してみると良いかも。ワークフローの組み方など含めて勉強になります。
AI搭載スライド自動生成サービス「イルシル」
文章からスライドを生成できるAIツール。
手軽にスライドを作成できる。ストーリーに沿ってタイトルやメッセージ、ボディ部分などを適切に構成してくれるのが体験としていいと思います。
5|技術までしっかり理解したいなら
最新論文や、技術レベルでのAIの動向やトレンドを知りたい人は研究/技術系の情報の発信をしているアカウントをフォローするといいと思います。
シェイン・グウ
言わずと知れたGoogleのAI開発組織Google DeepMindの元日本トップ。OpenAIにも過去所属していた。経歴がかなりゴツくて紹介しきれないですが、日本の生成AI活用の動向や海外情報に対する示唆などリッチな情報が投稿されているので、特にウォッチするべきアカウントかと思います。
松尾 豊
東京大学 松尾・岩沢研究室の公式アカウント。研究内容や学生以外も受けられるAI講座の案内などの情報発信が中心。GCIという講義はAIの基礎から応用まで幅広く学べるので個人的にもおすすめ。情報収集に関するzenn記事だけでも読んでほしいです。
今井翔太 / Shota Imai@えるエル
元東大松尾研で博士号を取得し、GenesisAIというAI企業を創業。書籍や学習資料、メディア出演なども多い。技術とその社会実装療法の視点で情報を分かりやすく届ける発信が多く、読みやすいし勉強にもなる。周辺情報へのアクセスも含めてかなりおすすめです。
Daisuke Okanohara / 岡野原 大輔
AI情報を技術レベルで追いかけるなら絶対に押さえておきたい。AI研究開発組織 PFNの共同創業者で、AIの研究レベルのトピックを広く発信されている。また書籍の評判も高く、「生成AIのしくみ」という書籍は数式なしでコンテンツ生成の仕組み(拡散モデルの仕組み)を解説されていて学びが深いです。少し脱線しましたが、おすすめです。
落合陽一 Yoichi OCHIAI
生成AIに限らず様々な領域の情報を発信しています。Media ArtistとBioに記載されており、生成AIを活用してメディア表現など応用した取り組みにも触れています。様々な領域を触れているからこその生成AI活用のヒントとなる知見もあり、情報を追いかけると面白い発見につながるかもしれません。
小川雄太郎
AIに関するまとめ情報を多数投稿しています。特に、技術部分の発信が中心。
限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請
アカデミックの視点から最新の生成AIの情報を発信しているアカウント。AIをうまく使いこなすためのプロンプトの設計についても発信していて、役立ちます。科研費申請のためのプロンプト事例が過去にバズっていました。
K.Ishi@生成AIの産業応用
生成AI関連の先端研究事例をテキスト、図解などで解説する投稿が多い。英語が苦手な人でも海外の情報をサクッと学べるのでお勧め。
安野貴博 @ 新刊『1%の革命』が2/6発売予定です!
東京都知事選挙にも出馬されていました。研究視点、産業活用視点など幅広い視点で生成AIに関して示唆を出した投稿が多いので地に足つけてトレンドを追いたいならウォッチ推奨。
Daichi Konno
医師 & 神経科学者。論文解説GPTs「Paper Interpreter」を作成して利用数世界トップに。最新の生成AIのトレンド情報とニューロテック分野の情報を絡めながら独自性の高い情報を発信している。生成AIのドメイン特化応用を学びたいなら投稿を追ってみては。
AIDB
AI系で注目の論文を定期的に解説付きで投稿している。技術レベレルで生成AIをキャッチアップしたい人はフォロー推奨。
AK
深層学習の研究をしている人はほとんどと言っていいほどフォローしていると思います。AI系の論文の紹介や、モデルのデモ動画などの投稿が中心。技術よりのトレンドを掴みたいならフォロー必須だと思います。
ぬこぬこ
生成AI関連の論文に対する補足解説や、新たに公開されたモデルを試した結果を記事にする活動が中心の印象です。また、東大松尾研のLLM講座の講師もされています。ツールの使い方ではなく、技術側のトレンドキャッチに興味がある人は投稿を読んでみると勉強になる点が多いです。
Kanan Kiguchi
生成AIの最新情報を大量に発信しているというよりは、AI(生成AI以外のDeepLearning含む)の研究・社会実装・情報発信を横串で取り組んでいる印象。多方面で活動しているからこその発信情報なども垣間見ることができるので、AIを勉強したい人は定期的にウォッチすると発見があるかもしれません。
おわりに
いかがだったでしょうか?
生成AIに関する情報を発信しているアカウントをカテゴリ別に整理してみました。
これから生成AIを勉強する方や、最新情報を収集し続けたい人はご自身の興味に合わせて気になるアカウントを探してみてください!
特に、技術/研究系のアカウントは海外の発信者の情報を定期的にみることが多いので、相対的に今回の記事では情報が薄めになってしまいました。
今後の活動の中でフォローアップできればいいなと思っています。
私のアカウントでも、トレンド解説や一歩踏み込んで解説をしているので興味のある方はぜひ下記から覗いてもらえると嬉しいです ☺
Xアカウントではビジネスマンが生成AIを使いこなすヒントを発信しています。AIを使いこなせるようになりたい方はフォローをお願いします!
※ 記事の中で誤表記や掲載をやめてほしいリンクがある、こんなコンテンツも紹介してほしいなどのご要望があればご連絡ください。