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MacにおいてRancher Desktopの容量を減らすにはFactory Resetするしかない

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そもそもRncher Desktopとはいう方はこちらの記事などを参考

背景

最近、Macでのストレージ容量が不足していることに気付きました。

原因を調査するためにduコマンドを使用したところ、Rancher Desktopが55GBを占有していることが判明したので、その原因を調査しました。

#  5GB以上の大きなファイルやフォルダを検索
$ sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
55	/Users/Library/Application Support/rancher-desktop

調査結果

Rancher Desktopが起動する仮想マシン(VM)によってディスクスペースが大量に使用されていることが原因でした。

MacでDockerイメージを作成する際、Rancher DesktopのVMは追加のメモリを確保します。このメモリはdiffdisk(永続ディスク)に割り当てられるため、Dockerイメージやコンテナを削除しても、VMで使用されるdiffdiskの容量は減少しません。

デフォルト設定では、diffdiskの最大サイズは100GBに設定されています。

現時点でこのVMのディスクサイズを減らす唯一の方法は、Lima VMを削除し、Factory Resetを通じてディスクを再作成することだけみたいです、、、

関連GitHub Issue

Rancher Desktopの仕組み

公式

1. Rancher DesktopでのVMの利用

Rancher Desktopは、VMを使用してKubernetes環境を提供します。これにより、ユーザーのOSに影響を与えずに、安全かつ独立した環境でKubernetesを実行できます。VMはRancher Desktopの核心技術であり、ユーザーが直接操作することは少ないですが、背後で重要な役割を果たしています。

2. Rancher DesktopでのLimaの利用

特にmacOS環境でのRancher Desktopでは、Limaを利用してLinux VMを提供します。これにより、macOSユーザーは手軽にLinuxベースのKubernetes環境を実行し、テストできます。Limaは、macOS上でLinux環境を作成するために特化したVMツールであり、Linuxのコンテナーやアプリケーションの実行を容易にします。

3. Windows/Mac/Linuxでの違い

Windows: Rancher Desktopは通常、Hyper-VまたはWLS2を利用してVMを作成します。
Mac: macOSではLimaを使用し、Linux VMを作成します。
Linux: Linux上では、Rancher DesktopはDockerや他のネイティブツールを直接利用できます。VMは不要です。
まとめ
Factory Reset以外の解決策が提供されることを期待しています。また、永続ディスクの容量を増やすには、一度Factory Resetが必要であることも注目すべき点です。

最後に

Factory Reset以外の解決策が提供されればいいなぁ、、、

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