6
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Android13以降で L2TP/IPsec VPNに接続する方法

Last updated at Posted at 2024-04-10

はじめに

この記事では Android13以降で L2TP/IPsec 方式のVPNを簡単に接続する方法をご紹介します。
みなさんも Androidデバイス のVPN設定にて、「あれ、L2TP/IPsec はどこ?」
困った経験があると思います。
その理由は Android12 で 該当プロファイルを追加できなくなり、Android13以降でその使用を規制されたためです。
おそらくセキュリティポリシーの更新によって Android がより安全な VPNプロトコルへの移行を推奨しているからです。
しかし、L2TP/IPsec で接続したいときがあるのも実情...
ネットにある情報は特定の条件を前提とした煩雑な内容が多いため、ここではより簡単な方法をご紹介していきます。

今回はWindows経由でVPNに接続する方法を解説します。
要するに Windows PC をホットスポットにします。

前準備

  • インターネットに接続された Windows PC を用意します

共有方法が Wi-Fi である場合、インターネットを有線接続しなければならないと思われがちですが、Wi-Fi 接続でも問題ありません。
これにより、有線ポートが存在しないノートPCなどでも簡単にネットワークを共有できます

  • Windows 側で L2TP/IPsec の VPNプロファイルを登録しておきます
  • ホットスポットを設定します
    1. インターネット接続を共有する」をドロップダウンして
      イーサネット」または「Wi-Fi」を選択します
    2. 共有」をドロップダウンして 「Wi-Fi」を選択します
    3. モバイルホットスポット」を 「オン」 にします
      sc2.png
  • 登録した L2TP/IPsec VPN を有効化します

設定

  • コントロールパネルに移動します

見やすいように ↓ の「表示方法」から 「カテゴリ」を選択した状態で進行します

sc4.png

  • ネットワークの状態とタスクの表示」を選択します
    sc9_1.png

  • アダプターの設定の変更」を選択します
    sc5_1.png

  • モバイルホットスポットを有効にしていると 「ローカルエリア接続 * 〇」というネットワークが表示されます
    sc6_1.png

  • 今回接続したいVPN(L2TP/IPsec) のネットワークを右クリック → 「プロパティ」を選択します
    sc6_2.png

  • もう少しで設定完了です
    最後に VPN のインターネット接続共有を設定していきます

    1. 上部タブから「共有」を選択します
    2. ネットワークのほかのユーザーに(略)」をチェックします
    3. ホームネットワーク接続」をドロップダウンして、さきほどの 「ローカルエリア接続〇」を選択します
    4. OK」を選択して設定完了です
      sc7_1.png

これで各デバイスの Wi-Fi 接続先リストにて、今回モバイルホットスポットにした PC名 が表示されて接続できます

おわりに

手順を踏めばシンプルですが、ピンポイントな過不足のない設定が重要です。
今回の方法以外にも Macを介したネットワーク共有なども可能らしいですが、
より一般的でシンプルと思われる方法を共有させていただきました。
また、「手順通りに設定したけどネットワーク共有できなかった」などの不備があった場合はご指摘を頂けると幸いです。

みなさんの Android デバッグライフを陰ながら応援しています。

6
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?