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今回はPythonを使って、"計算"をしていきます。
前回までにも2つほど計算が出てきましたね。
そう、
var = 1
print(var + 5)
#6
これです。これをもっと発展させていきましょう。
#基本の計算、四則演算。
コンピュータで計算するのか…などと身構えなくても構いません。実際に例を見てみましょう。
...
>>> 5 + 2
7
>>> 5 - 3
2
>>> 3 * 4
12
>>> 5 / 5
1.0
例を見るとわかると思いますが、加算減算に関しては驚くほどそのまんま、+
と-
が使われます。
式の書き方もそのまんまですね。
#####乗徐算
さて、では*
(アスタリスク)と/
(スラッシュ)は何でしょう。
これはそれぞれ、乗算と除算を示しています。
*は×に、/は÷に置き換えて考えてあげれば何も難しいことはありませんね。
#余剰、切り捨て、べき乗(累乗)、ついでにべき根(ルート)
割り算は割り算でも、その余り(余剰)が欲しかったり、小数点は切り捨てた数値が欲しかったりします。そんな時は%
、//
を使います。
#####余剰
>>> 10 % 3
1
余りってなんだか懐かしいですね。
上でやっていることは
10÷3=3...1
の余り、1
を出力しています。
#####切り捨て除算
>>> 10 // 3
3
これは一見「は?」ってなりますが、
10÷3=3.3333333...
になりますね。時折、この.33333...が邪魔な時があります。
そんな時、そこを切り捨ててくれるのがこの演算子です。
#####累乗、ついでに平方根。
>>> 3 ** 2
9
多少PCに触れている人なら、3^2
と書きたいでしょうが、ここは**
と記述します。
よって、3**2
は$3^2$ですから9ですね。
わからない人はここまででいいのですが、
これ、累乗ができるということは平方根もとれます。
ほれ、この通り
>>> 2 ** (1/2)
1.4142135623730951
いやなんでだよ、ってなる人もいると思いますが、詳しく説明すると数学の記事になるのでかる~く。
$x^\frac{1}{2}$ということはそれを二乗してやれば、$x^\frac{2}{2}=x^1=x$ですよね?
というわけで、2乗するとxになる数なわけですから、$x^\frac{1}{2}$は$x$の平方根ってわけです。
#呼称
+
だとか-
だとか。はたまた%
など、計算の内容を決定するものを__演算子__と呼びます。
その前後にある数字や変数、はたまた文字なんかは__被演算子__と呼ばれます。
ちょっと覚えておきましょう。
#小数を含む計算
Pythonでは、小数を含む計算も不自由なくそのまま行うことができます。
>>> 10 * 0.5
5.0
>>> 7.2 + 16.6
23.8
#10/3が3.33...
ではなく3.3333333333333335
の理由。
これはコンピュータ特有の問題。"丸め誤差"というものです。
コンピュータは実際に計算しているわけですから、どこかで計算をやめてしまわなければなりません。その計算をやめる操作を丸める
と表現します。
このとき、四捨五入されるか、切り捨てられるかはわかりませんが、__とても小さい誤差__が発生します。これが丸め誤差です。
積み重なると目に見える誤差になってくるわけですね。
#おわりに
次々回には演算子のまとめ(表)と便利な機能を紹介します。
#参考