【Python 備忘1】print 関数

Print 関数

ここでは、文字列や数値などのオブジェクトを出力するための print関数 について記載していきます。
単に print といっても、さまざまな出力方法があります。
基本的な使い方は普段使いますが、用途が限られた使い方もたくさんあるので、
用途にあった出力方法をメモしておきます。

目次

• 通常出力
  • 数値出力
  • 文字列出力
  • 変数出力
  • 複数出力
• オプション

通常出力

数値出力

数値を出力する場合は、そのまま記載します。

test.py

print(10)

実行結果

10

文字列出力

文字列を出力する場合は、ダブルクォーテーション「 " 」 や シングルクォーテーション「 ' 」 で、
囲んで記載します。

test.py

print("Hello World")

実行結果

Hello World

変数出力

数値や文字列、リストや辞書が格納された変数を記載することで、
それらを表示することも可能です。

test.py

number = 10
strings = "Hello World"
lists = [10,"Hello World"]
dicts = {'one': 1, 'two': 2, 'three': 3}
print(number)
print(strings)
print(lists)
print(dicts)

実行結果

10
Hello World
[10, 'Hello World']
{'one': 1, 'two': 2, 'three': 3}

複数出力

文字列と数値を共に出力したい場合は、数値を str() 関数で文字列に変換する必要があります。

test.py

age=10
print("私は" + str(age) + "歳です.")

実行結果

私は10歳です.

str()関数を使用しない場合は下記エラーが出力されます。

test.py

age=10
print("私は" + age + "歳です.")

実行結果

Traceback (most recent call last):
  File "test.py", line 2, in <module>
    print("私は" + age + "歳です.")
          ~~~~~^~~~~
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str

オプション

print 関数にはいくつかのオプションがあります。

sep：区切り文字の指定（デフォルト：半角スペース）

print 関数で複数のオブジェクトを同時に print した場合、それぞれ半角スペースで区切られます。
この区切り文字を変更する際に使うのが、sep オプションです。

test.py

print("Hello","World")
print("Hello","World",sep=",")
print("Hello","World",sep="")
print("Hello","World",sep="\n")

実行結果

Hello World
Hello,World
HelloWorld
Hello
World

end：末尾の文字の指定（デフォルト：改行）

print 関数でオブジェクトを出力すると、末尾に改行が出力されます。
出力内容の末尾を変更する際に使うのが、end オプションです。

test.py

print("Hello")
print("World")
print("Hello",end="")
print("World")
print("Hello",end=" ")
print("World")

実行結果

Hello
World
HelloWorld
Hello World

file：出力先の指定（デフォルト：標準出力）

print 関数でオブジェクトを出力すると、
pythonを実行したコンソール上に内容が出力されます。
出力先を指定することができるのが、file オプションです。

test.py

with open('test.txt','w') as f:
    print("Hello World at console")
    print("Hello World at text file",file=f)
    print("Hello World at text file",file=f)

実行結果

Hello World at console

test.txt

Hello World at text file
Hello World at text file

flush：バッファリングなしで出力するかどうかを指定：（デフォルト：False）

処理に時間がかかってしまうような状況で__print__ 関数でオブジェクトを出力する際、
なかなか出力されないことがあります。
そんな時にバッファリングなしで出力することができるのが、flush オプションです。
※出力する内容は特に変わりません。

test.py

print("Hello World")
print("Hello World",flush=True)

実行結果

Hello World
Hello World

あとがき

ここまで見てくださり、ありがとうございました。
普段pythonを使ったり使わなかったりしていますが、
ふと使った際に、これどうやるんだっけ、とか スペルどうだったっけ（英語苦手です…）と
なってしまうことが多々あったので、備忘としてメモのように残していこうと思います。
このような記事を書くのは初めてのことなので、これから少しずつ慣れていけたらなと思っています。