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【HPE】HPE運用管理ツールまとめ

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はじめに

HPEの運用管理ツールソフトウェアの種類が多く、名前も変更になる事が多いので整理した記事です。

参考

環境

  • OS CentOS7/8系
  • HPE DL380 Gne10

カテゴリ

ハードウェアセットアップツール

(1-1) Intelligent Provisioning (IP)

システムで必要なファームウェア、ドライバー、およびツールをすべて利用できるため、サーバーをすぐにプロビジョニングできます。この完全に統合されたシステムとOS構成ツールにより、サーバーのインストールとセットアップの労力を軽減でき、サーバーの迅速な導入が可能になります。iLOからアクセス可能

パッケージ管理ツール

(2-1) Service Pack for ProLiant (SPP)

ファームウェア、ドライバ、管理ツール等をまとめた統合システムメンテナンスパッケージです。SUM(Smart Update Manager)インストーラがオンライン・オフラインでの統合管理を行います。

(2-1-1) Smart Update Manager (SUM)

インストールされているハードウェアとファームウェア、ドライバー、およびシステムソフトウェアの現在のバージョンを検出し、推奨されるアップデートを提示し、アップデートを効率的な順序で適用し、運用への影響を軽減します。サーバーがオフラインまたはオンラインであっても、サーバーをローカルまたはリモートからWebブラウザーから、またインタラクティブまたは自動的にアップデートできます。

SPPの機能の一部といった感じですかね

(3-1) Insight Management Agent (IMA)

OS 上に Insight Management エージェント (IMA) をインストールし、監視を行うことが一般的でしたが、Gen8 シリーズからは AMS と呼ばれる非常に軽量なサービスを OS 上にインストールして iLO へ情報を提供するハードウェア監視が可能に成りました。
IMAは、サーバー内のハードウェアの状態、センサー情報、およびアプリケーション情報を監視します。IMAは、ハードウェアの問題を早期に検出し、通知することができます。また、IMAは、アプリケーションの状態を監視し、システムのパフォーマンスの問題を警告することができます。これにより、IT管理者は、サーバーの問題を早期に発見し、迅速に対処することができます。

(3-2) Agentless Management Service (hp-ams)

hp-amsをインストールすると、HPE ProLiant Gen8およびGen9サーバーで、次の情報を収集および報告することができます。

(3-3) Agentless Management Service (amsd)

HPE Agentless Managementでは、(温度、電力、メモリなどの) 内部の主要なサブシステムのすべてが監視されるうえ、ホストOSをインストールまたは実行しなくても、iLOによってHPE OneViewやHPE Systems Insight Manager (SIM) などのあらゆるデータセンター情報管理システムに直接SNMPの管理アラートが送信されます。

IMAhp-amsamsdもOS上で動作しiLO/SMHが採取できない情報を採取するAgent

運用管理ツール

(4-1) HPE Integrated Lights-Out(iLO)

iLOとは、米HPE(Hewlett Packard Enterprise)社のサーバ製品の一部に搭載されている、遠隔からの監視や操作を受け付けるための特殊な半導体チップ。 また、そのチップと同社の専用ソフトウェアなどを組み合わせて提供される遠隔管理機能。

リモート管理ツール

(4-2) HPE System Management Homepage(SMH)

HP-UX、Linux、および Microsoft Windowsのオペレーティングシステム上で動作する、Hewlett Packard Enterprise サーバー用の単一のシステム管理を統合して簡素化する Web ベースのインターフェイスです。

WEBベースシステム管理ツール

(4-3) HP Insight Online

Insight Onlineは、HPEリモートサポートテクノロジを利用したクラウドベースのインフラストラクチャ管理サポート機能です。HPEサポートセンターに組み込まれています。Insight Onlineを利用すれば、HPEリモートサポートテクノロジによる監視対象のデバイスを通じて、場所を問わず、24時間365日、製品情報とサポート情報にアクセスできるようになります。Insight Onlineは、クラウドベースのサービスであり、HPEのWebサイトからアクセスできます。

クラウドベースシステム管理ツール

(4-4) HP Insight Control

サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などのITインフラストラクチャを管理するための統合ソリューションです。Insight Controlは、複数のHPE製品の管理ツールを1つにまとめることで、ITインフラストラクチャの管理を簡素化し、コストを削減することができます。

  • HP Insight Control for Linux

x86ベースのHP ProLiantサーバを管理するための有償プラグインのライセンスを追加したソフトウェア。オープンソースのコンピュータおよびネットワーク監視ソフトウェアである、Nagiosがプラグインされている。

  • HP Insight Control Environment

「HP Systems Insight Manager」(SIM)や「Rapid Deployment Pack」(RDP)、サーバの電力消費や熱出力を管理する「HP Insight Power Manager」(IPM)など、サーバ管理者の負担を軽減し、サーバルームやデータセンターのシステムインフラを安定させることを目的としたツールがパッケージ化

  • HP Insight Control Data Center Edition

スイート製品としては他にブレード型サーバを導入しているデータセンター向け

(4-4-1) HP Systems Insight Manager (SIM)

サーバ製品やストレージ製品を統合管理・監視するためのソフトウェアを、HPではHP Systems Insight Managerという名で提供
Hewlett Packard Enterprise(HPE)の製品だけでなく、多数のサードパーティー製品を監視することができます。SIMは、デバイスの監視とアラート通知、イベントログの集約、リソースの分析と最適化、資産管理とライフサイクルの管理などの機能を提供します。
一方、HP Insight Controlは、HPEのサーバー、ストレージ、ネットワーク機器などの製品を管理するための統合的なソリューションです。HP Insight Controlは、SIMの機能に加えて、製品のプロビジョニング、パッチ管理、仮想化管理、電源管理、セキュリティ管理などの機能を提供します。

Insight Controlが管理ツールの総称?で、SIMはその機能の一部かな
SIMSMHを纏めたようなWEBベースの総合管理ツール

(4-5) HPE OneView

HP製のサーバやストレージ、ネットワーク、ファシリティなどについてファームウェアやBIOS、電源、温度、結線といったハードウェアに近い部分からソフトウェアまでを集中的に管理
最新のデータセンターの基盤である自動化を活用しながら、インフラストラクチャを正確かつ瞬時に構成する単一のインターフェイスを通じて、アプリケーションとサービスのデリバリを迅速化します。また、ソフトウェア デファインドの自動化によってオンプレミスデータセンター インフラストラクチャの導入と管理をサポートするとともに、テンプレートベースのアプローチによってサーバー、ストレージ、およびネットワークインフラストラクチャの展開、プロビジョニング、アップデート、統合をサポート

物理的なITインフラストラクチャを管理するためのクラウドベースシステム管理ツール

(4-6) HPE GreenLake for Compute Ops Management

サーバーの場所を問わず、サーバーライフサイクル全体の運用を簡素化し、一元化することで、こうした課題を解決します。 このサービスは、柔軟かつ拡張可能で、サーバー管理を一元化する、整合性のあるセキュアなクラウドエクスペリエンスを実現

クラウド/オンプレのITインフラストラクチャを管理するためのクラウドベースシステム管理ツール

分析ツール

(5-1) HPE InfoSight

HPEのストレージソリューション(HPE 3PARやHPE Nimble Storageアレイなど)の予測分析と監視を提供
ストレージアレイ、サーバー、仮想マシン、およびアプリケーションなど、さまざまなソースからデータを収集し、機械学習アルゴリズムを使用して、問題を予測し、解決策を提供することができます。これにより、システムの可用性を向上させ、障害の発生を減らすことができます。InfoSightは、ストレージの性能監視、容量の最適化、障害の診断、トラブルシューティング、保守管理などのさまざまな機能を提供

(5-1-1) HPE InfoSight for Servers

HPE InfoSightによる機械学習および予測分析と、Active Health System (AHS) およびHPE Integrated Lights-Out (iLO) による稼働状況とパフォーマンスの監視を組み合わせることで、パフォーマンスを最適化するとともに、問題を予測して回避

InfoSightのServer版

通報サービス

(6-1) HPE Insight Remote Support

サーバー、ストレ―ジ、ネットワーク製品のハードウェア故障イベントを24時間 HPE へ自動通報し、HPE 担当者よりお客様へ障害連絡をするサービス

(6-2) HPE Oneview Remote Support

OneView の 機能の1つとなります。HPE へ自動通報し、HPE 担当者よりお客様へ障害連絡をするサービス

IRSをWindowsサーバーに導入するか、OneViewに機能追加するかの違い 機能としては同じ

image.png

RAID管理ツール

(7-1) Smart Storage Administrator(ssa)

単一インターフェイスを利用して、HPE SmartアレイコントローラーとHPE SASホストバスアダプター (HBA) を迅速にセットアップ、構成、管理できます。HPE SSAでは、HPE Secure Encryptionの暗号化機能の構成、HPE SSD Smart Pathの有効化、さらには、ドライブやコントローラーに関連する最適化や優先度の作成も可能です

アレイコントローラーに特化したツール

Lights-Out管理ツール

(8-1) Lights-Out Online Configuration Utility

Linux上から Lights-Outコントローラ(iLO, RIB-LOE2)の設定をスクリプト形式で設定するためのユーティリティです。

(8-2) ilorest

大規模なサーバー環境の自動化を柔軟かつシンプルに実現し、サーバーの展開を迅速化し、時間を大幅に短縮できます。RESTfulインタフェースツールを使用すると、さまざまなサーバーコンポーネントを構成、監視、およびアップデートできます。このツールは、Redfish APIに準拠するiLO RESTful APIと互換性があり、FWまたはスキーマのダウンロードの依存関係がなく、iLO、BIOS、Smartアレイおよびファームウェアのアップデートを管理

iLOに対してxmlファイルを使用するか、Redfishを使用するかの違い

HPE GreenLake Edge-to-Cloud Platform

(9-1) GreenLake

  • HPE GreenLake Central
    ITリソースをサービスとして(as-a-Service)提供する「HPE GreenLake」ブランドの最新製品であり、サードパーティのパブリッククラウドを含むITリソース群を一元管理するポータルの役割を担うコンソール
  • HPE GreenLake For Block Storage
    セルフサービス型でストレージ容量をプロビジョニング可能とするサービスで100%の可用性を保証
  • HPE Backup and Recovery Service
    5分以内、3クリックで利用可能なバックアップ/リカバリサービスで、ランサムウェア対策の強化が可能
  • HPE GreenLake for Compute OPS Management
    ラウドベースのサーバー管理機能で、HPE ProLiantサーバーがいつでもどこでも管理可能
  • HPE GreenLake for High Performance Computing
    AI/機械学習、その他のHPCワークロード向けのサービス。HPC向けの高性能なコンピュート、GPU、ネットワーク、ファイルシステムなどを統合して提供
  • HPE GreenLake for Aruba networking
    NaaS(Networking as a Service)を8つの事前定義済みサービスとして提供
    Arubaの管理コンソールである「Aruba Central」とGreenLakeプラットフォームが統合されており、Arubaネットワーク製品を利用する世界12万以上の顧客がGreenLakeを利用して、サービスのオンデマンド発注や資産管理を行えるようになる。
    image.png

HPEは記事にもある通りEverything as a Service企業になる事を宣言しており、すべてのサービスをクラウドに移行する考えで、オンプレの物もクラウドへって事らしい、、、
クラウドもいいんですが、自分でいろいろ触る楽しみを残しておいてほしいとは思う。

参考になれば

ではまた

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