はじめに
この記事では、BukkitプラグインのEssentialsX
の諸設定について書き下しています。
雑記のようなものになりますが、修正リクエストなどは遠慮なく送っていだだけると幸いです
実行環境
以下の環境でテストしています。
OS: Windows 10
src: Paper 1.17.1 #388(記事執筆時点で最新の安定版)
サーバーのセットアップなどの手順は省略します。
今回は「EssentialsX
を導入してから起動した後」の状態からの説明となります
設定ファイルの位置
EssentialsX
に限ったことではないですが、プラグインの設定ファイルはすべてplugins/<プラグインの名前>
内に置かれます(これをデータフォルダと呼びます)
中にはおおよそ.yml
という拡張子のファイルが入っていると思いますが、これがいわゆる設定ファイルです
プログラム内部の値をいじったりするとき、プラグイン自体の値を都度変更するのは手間になります。
そのため、設定ファイルは利用者が手軽に設定値を変更できるように用いられます
使用できるコマンドの追加
試しに/tp
を一般プレイヤー(OPを持たないプレイヤー)も使えるようにしてみましょう
一般プレイヤーが使えるコマンドの一覧は、config.yml
内のplayer-commands
というリストの中にあります(記事執筆時点では224行目)
player-commands:
- afk
- afk.auto
- back
...
このリストの中にtp
を追記すればOKです
player-commands:
- tp
- afk
- afk.auto
- back
...
Bukkit標準のPermissionをオフにする
これで完成...のように見えますが、デフォルトではこのリストは使われず、Bukkitが設定したコマンドリストが使われています。
特に何も設定せずとも一般プレイヤーが/ban
などを使用できないのはこのためです
標準のコマンドリストを使うかどうかの設定は、player-commands
のちょうど下にあるuse-bukkit-permissions
で設定ができます
use-bukkit-permission: true
デフォルトがtrue
なので、これをfalse
にしておきましょう
use-bukkit-permission: false
確認
実際にサーバーに入って、/tp
が使えるか確認しましょう。
自身がOPを持っている場合は確認できないので、適宜/deop
などしておきましょう
しっかり使用可能になっていますね
これで完了です!お疲れさまでした。