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SAP HANA Cloud: SAP BTP Free TrialでSAP Business Application Studioから開発プロジェクトを作成しよう(前編)

Last updated at Posted at 2024-01-29

こちらの記事の続きです。

前回はHANAのSQLコンソールからクエリを実行しましたので、今回はSAP Business Application Studioから開発プロジェクトを作成したいと思います。今回はこちらのTutorialを参照しています。 本当に素晴らしいTutorialです。

HDIコンテナの作成

SAP BTP Cockpit Overviewページを開き、Cloud Foundry EnvironmentタブのOrg IDをコピーします。
スクリーンショット 2024-01-28 15.12.40.png

Tutorialでは、SAP HANA Cloud Centralを開き、HANAのインスタンスの・・・からManage Configurationを選択する手順になっていますが、グレーアウトして選択できないため次の手順に進みます。(結果的にこの後の手順は問題なく進めることができました。Tutorial作成後のバージョンアップにより、手順が変わっているケースが少々あります。)
スクリーンショット 2024-01-28 15.30.20.png

SAP BTP Cockpitを開き、Servicesから”Instances and Subscriptions”をクリックします。
スクリーンショット 2024-01-28 15.34.10.png

Createボタンを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 15.34.28.png

New Instance or Subscriptionの画面が表示されますので、
スクリーンショット 2024-01-28 15.35.06.png

ServiceからSAP HANA Schemas & HDI Containersを選択します。(すぐ下にSAP HANA Schemas & HDI Containers Trialがあるので、Trialを選ぶべきような気もしますが、TutorialはTrialが無い方なので、このまま進めます。)
スクリーンショット 2024-01-28 15.35.51.png

Planからhdi-sharedを選択します。
スクリーンショット 2024-01-28 15.36.26.png

Runtime EnvironmentにCloud Foundry、Spaceにdevを選択します。(これしか選択できなかったと思います。)
スクリーンショット 2024-01-28 15.37.19.png

Instance NameにHDI_Tutorialと入力し(任意ですがTutorialに合わせます)、Nextを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 15.37.26.png

Configure instance parametersの画面に進みますので、
スクリーンショット 2024-01-28 15.39.23.png

以下のJSONコードをOr specify the parameters in JSON formatの下に貼り付けて、

{
    "schema":"HDI_Tutorial",
    "database_id":"<SAP HANA Cloud database instance ID>"
}

スクリーンショット 2024-01-28 15.39.49.png

<SAP HANA Cloud database instance ID>の部分は、SAP HANA Cloud Centralを開き、HANAのインスタンスの・・・からCopy Instance IDを選択してコピーします。
スクリーンショット 2024-01-28 15.40.10.png

JSONの<SAP HANA Cloud database instance ID>の部分に、コピーしたInstance IDを貼り付け(ここで一文字でも貼り間違えると、この先でエラーになり一からやり直しになるのでお気をつけください。) 、Nextを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.22.19.png

Reviewの画面に移るので、内容を確認してCreateを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.22.27.png

こちらの画面に戻ります。作成したHDIのインスタンスが追加されていて、作成中のStatusになります。1〜2分ほど待つとStatusがCreatedになります。これでHDIコンテナの作成は完了です。
スクリーンショット 2024-01-28 17.24.34.png

Development Spaceの作成

まず最初に、SAP Business Application Studioの管理権限があることを確認します。Security > Users > 自分のユーザを選択 > ・・・を選択 > Role Collection の順に開き、Business_Application_Studio_Administratorのロールがアサインされていることを確認します。(画面の通り、私にユーザにはアサインされていませんでした。)
スクリーンショット 2024-01-28 17.30.16_2.png

アサインされていなかった場合、Assign Role Collectionを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.30.30.png

リストの中からBusiness_Application_Studio_Administratorを探し出し、チェックを入れてからAssign Role Collectionボタンを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.30.57.png

Business_Application_Studio_Administratorのロールがアサインされたことを確認します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.31.08.png

Trialのhomeページに戻り、Open SAP Business Application Studioをクリックします。
スクリーンショット 2024-01-28 17.31.39.png

確認画面はOKで進みます。
スクリーンショット 2024-01-28 17.32.42.png

SAP Business Application Studioの画面が開きますので、Create Dev Spaceボタンをクリックします。
スクリーンショット 2024-01-28 17.33.15.png

Create a New Dev Spaceの画面が開きますので、What kind of application do you want to create?の中からSA HANA Native Applicationを選択し、Additional SAP Extensionsの中から更に追加したい機能を選択して、Create Dev Spaceボタンを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.34.26.png

TutorialではExtensionsに何も選択されていませんでしたが、私は興味があったのでSAP HANA Performance Toolsにチェックを入れてみました。
スクリーンショット 2024-01-28 17.35.31.png

Dev Spacesの画面が開き、myDevSpaceのステータスがSTATINGになっていることがわかります。
スクリーンショット 2024-01-28 17.36.20.png

数秒〜1分程度でステータスがRUNNINGに変わります。これでDevelopment Spaceの作成は完了です。
スクリーンショット 2024-01-28 17.36.54.png

Development projectの作成

前の画面でmyDevSpaceを押すと、確認の画面が開くのでOKを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.38.44.png

SAP Business Application Studioの画面の起動が始まります。
スクリーンショット 2024-01-28 17.38.51.png

Get Started with SAP Business Application Studioの画面が開きます。TutorialではStart from Templateを選択する手順となっていますが、ありませんのでNew Project from Templateを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.39.27.png

New Project From Templateの画面が開きますので、
スクリーンショット 2024-01-28 17.40.33.png

SAP HANA Database Projectを選択した状態でStartを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.40.59.png

Add Basic informationの画面が開きますので、
スクリーンショット 2024-01-28 17.41.11.png

任意のプロジェクト名(ここではBastRunTravel)を入力し、Nextを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.41.41.png

次のSet Basic Propertiesの画面では、Enter the module nameに最初からdbが入力されているので、そのままNextを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.41.59.png

Set Database Informationの画面が表示されます。最初からNamespaceとSchema Nameは空白、SAP HANA Database VersionはSAP HANA Cloudが入力、Bind the data base module to a run-time environment service instance?にはYesが選択されています。そのままNextを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.42.50.png

Cloud Foundry Sign In and Targetの画面が開きます。Enter Cloud Foundry Endpointには最初からURLが入力されています。Select authentication methodはSSO Passcodeが最初から選択されています。Enter your SSO Passcodeを入力する前に、Open a new browser page to generate your SSO passcodeをクリックします。
スクリーンショット 2024-01-28 17.43.11.png

SAP Business Technology Platformの画面が開くので、Sign in with default identity provideの方をクリックします。
スクリーンショット 2024-01-28 17.45.41.png

Temporary Authentication Codeの画面が表示され、passcodeが一緒に表示されます。右側のコピーボタンを押してpasscodeをコピーします。
スクリーンショット 2024-01-28 17.45.52.png

先ほどのEnter your SSO Passoceの画面にコピーしたpasscodeを貼り付けます。(このスクリーンショットにAuthentication failed. Please try again.と表示されていますが、私がその前に誤って自分のユーザIDのパスワードを入力して表示されたエラーですので無視してください。)
スクリーンショット 2024-01-28 17.46.04.png

Cloud Foundry Sign In and Targetsの画面が表示されます。
スクリーンショット 2024-01-28 17.46.22.png

Select Cloud Foundry OrganizationとSelect Cloud Foundry Spaceは下向きのボタンを押すと選択肢が表示されます。ここまでの私の手順ですと、選択肢がスクリーンショットの*********trialとdevだけしか選択できません。選択してApplyを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.47.40.png

Bind to HDI Container Serviceの画面が表示されます。Create a new HDI service instanceは既に作ってあるのでNoを選択します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.47.57.png

Choose Cloud Foundry Serviceに先ほど作成したHDIコンテナ(ここではHDI_Tutorial)が選択されていることを確認し、Finishを押します。
スクリーンショット 2024-01-28 17.50.04.png

Generating...になり、
スクリーンショット 2024-01-28 17.50.17.png

少し待つと画面左側にEXPLORERが表示されます。これでDevelopment Projectの作成は完了です。
スクリーンショット 2024-01-28 18.01.15.png

SAP HANA Project Panel

SAP HANA Project Panelの解説です。
新しいデータベースオブジェクトを追加して、HDIコンテナにデプロイできる場合、それはこのパネルに表示され、デプロイすることができます。このエリアでは、プロジェクトのデータベース接続も確認することができます。
スクリーンショット 2024-01-28 18.04.34.png

EXPLORERパネルで設定ファイル(ここでは.hdiconfig)をクリックすると、内容が右側のパネルに表示されます。
スクリーンショット 2024-01-28 18.05.17.png

サイドメニューを開き、ViewをクリックしてCommand Paletteを選択すると、画面の上部中央にプロンプトが開きます。このフィールドで、利用可能なすべてのコマンドを検索し、必要なものを選択することができます。
スクリーンショット 2024-01-28 18.07.02.png

SAP HANA Cloud、SAP HANAデータベース開発にとって最も重要なコマンドは「Create SAP HANA Database Artifact」です。このコマンドは、テーブル、ロール、サービスなど多くのデータベースオブジェクトを作成できるUIを開きます。
スクリーンショット 2024-01-28 18.07.13.png
スクリーンショット 2024-01-28 18.08.33.png

以上になります。お疲れ様でした。

後編はこちらになります。

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