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SAP HANA Cloud: SAP BTP Free TrialでHANAインスタンスを作成してみた

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はじめまして、SAP BasistのNelです。名前はKernelから後半を取ってみました。
タイトルの通り、SAP HANA Cloud: SAP BTP Free TrialでHANAインスタンスを作成したので記事にしてみました。

参考記事

今回のHANAインスタンス作成記事は、こちらのSAPの方の手順を参考にしています。
2年半前の記事ですので、今回行った操作手順とは若干違う部分がありました。違う部分に関しては手順の中で解説します。より分かりやすいように1手順ずつ記載しています。

手順概要

大まかな手順の流れは以下になります。1.のSAPアカウントの作成は、本記事では割愛いたします。

  1. SAPアカウントの作成
  2. SAP BTP Trialアカウントの作成
  3. SAP HANA Cloudインスタンスの作成

SAP BTP Trialアカウントの作成

まずは、こちらのサイトにアクセスします。

最初に電話番号認証を求められるので、まずは認証に利用する携帯電話番号を入力します(①)。次に「新しいコードを依頼」を押す(②)と携帯電話のメッセージに認証コードが送られてきますので(送信元の名前はSinchでした)、送られてきたコードを入力(③)し、「続行」を押下(④)します。

スクリーンショット_2024-01-08_12_22_07.jpg

次に免責事項の確認の画面が表示されますので、「諸条件」をクリックして内容を確認した上で☑️を入力し、「同意」を押下します。

スクリーンショット 2024-01-08 12.22.49.png

Welcome to SAP BTP Trailの画面が表示されたら、「Go To Your Trial Account」を押下します。画面右上のアカウント(個人情報漏れ防止のため黒塗りしています)設定から、言語を日本語/中国語/韓国語に変更することができます。私は英語の画面の方がスッキリして好きなので、このまま進めます。

スクリーンショット_2024-01-08_19_37_16.jpg

Welcome to Your Personal Trialの画面が表示されますので、「US EAST (VA) - AWS」を選択して「Create Account」を押下します。元記事に「シンガポールの環境は現時点(2021年12月現在)では、まだ、HANA CloudのFree Trialの環境が提供されていません。」と記載がありますが、2024年1月時点でも提供されていないことを後の手順で確認できました。

スクリーンショット_2024-01-08_12_23_22.jpg

アカウント作成のプロセス画面が表示されます。ほんの数分で完了します。

スクリーンショット 2024-01-08 12.29.39.png

アカウント作成が完了すると、こちらの画面になります。**********trialというアカウントが作成されていることを確認し、「Continue」を押下します。

スクリーンショット_2024-01-08_12_32_15.jpg

SAP BTP Trialアカウント作成の手順は以上です。

SAP HANA Cloudインスタンスの作成

Welcome to SAP BTP Trailの画面に戻リますので、再び「Go To Your Trial Account」を押下します。

スクリーンショット_2024-01-08_19_37_16.jpg

New SAP BTP Trial Periodの画面が表示されるので、「Don't show again」に☑️を入れて「Close」を押下します。
要約すると、Trialアカウントは90日を超えると削除され、再度利用したい場合はTrailアカウントの作り直しが必要、制限を解除には有料プランへの変更が必要。ということだと思いますが、「free-tier service plans」という文言が何を指しているのか気になるところです。

スクリーンショット_2024-01-08_12_34_25.jpg

SAP BTP Cockpitの画面が表示されます。Subaccounts - trial が出来上がっていますので、これをクリックします。
スクリーンショット_2024-01-08_12_35_58.jpg

Cloud Foundry Environment - Space - Name の「dev」をクリックします。

スクリーンショット_2024-01-08_12_43_20.jpg

ちなみにdevをクリックする前にEntitlementsのタブを開くと、SAP BTPで利用可能なサービスが表示されます。SAP HANA Cloudのhanaのiマークにカーソルを合わせると、現在はAWSでのみ提供されていることがわかります。

スクリーンショット 2024-01-08 12.44.49.png

他のサービスを選ぶと(ここではKyma Runtime)、Singapore - Azureでも提供されていることが分かります。

スクリーンショット 2024-01-08 12.45.12.png

話を戻して、devをクリックした後の画面で左ペインから「SAP HANA Cloud」を選択し、「Create」 - 「SAP HANA database」をクリックします。

スクリーンショット_2024-01-08_12_49_13.jpg

ここで元記事には無い「Choose your identity provider」の画面が表示されます。「Sign in with default identity provider」をクリックします。

スクリーンショット_2024-01-08_12_49_45.jpg

ここでSAP IDとパスワードの入力を求められるので、入力して「続行」(英語の場合はおそらく「Continue」)を押下します。

スクリーンショット 2024-01-08 12.50.06.png

Application Authorizationの画面が表示され、hana-cockpitがSAPアカウントへのアクセスを許可する設定を行います。デフォルトで全てにチェックが入っていますので、そのまま「AUTHORIZE」を押下します。

スクリーンショット 2024-01-08 12.52.07.png

ここからHANAインスタンスの設定画面に移ります。1.Typeで「SAP HANA Cloud SAP HANA Database」を選択して「Next Step」をクリックします。画面上部にWeb analytics toolsとcookiesの許可or拒否の確認画面が表示されます。「Allow」を押下して閉じておきます。

スクリーンショット_2024-01-08_12_53_04.jpg

2.Generalの画面で、任意のInstance Name、Administrator Password、Confirm Administrator Passowordを入力し、「Next Step」を押下します。Descriptionの入力は任意です。Instance NameはDeploy後は変更できませんので、ご注意ください。

スクリーンショット_2024-01-08_12_58_39.jpg

3.SAP HANA Databaseの画面は、そのまま「Next Step」を押下します。TrialのためMemoryの値を変更することはできません。

スクリーンショット_2024-01-08_12_59_50.jpg

4.SAP HANA Database Availability Zone and Replicasの画面も、そのまま「Next Step」を押下します。TrialのためReplicasを利用できません。

スクリーンショット_2024-01-08_13_00_34.jpg

5.SAP HANA Database Advanced Settingsの画面では、Allowed connections:から「Allow all IP addresses」を選択し、Enables the cloud connectorのスライダーをクリックしてONにします。Allowed connections:から「Allow all IP address」を選択し、「Next Step」を押下します。

スクリーンショット_2024-01-08_13_07_08.jpg

6.Data Lakeの画面では、Create Data LakeのスライダーをクリックしてONにします。任意のInstance Nameを入力し、「Next Step」を押下します。このInstance Nameも後から変更することはできません。

スクリーンショット_2024-01-08_13_09_29.jpg

7.Data Lake Relational Engineの画面では、そのまま「Next Step」を押下します。Trialのため値を変更できません。元記事と違い、System Temporary Storageがデフォルトで設定されています。

スクリーンショット_2024-01-08_13_10_11.jpg

8.Data Lake Advanced Settingsの画面では、Allowed connections:から「Allow all IP addresses」を選択し、「Review and Create」を押下します。元記事と違い、Backup Database AutomaticallyをEnabledにすることができません。

スクリーンショット_2024-01-08_13_12_24.jpg

1〜8で設定した値が表示されるため、確認の上「Create Instance」を押下します。ここでは長くなるので割愛しますが、画面は下にスクロールすることができます。

スクリーンショット_2024-01-08_13_17_02.jpg

インスタンスの開始が作成されますので、十数分待ちます。ステータスは更新ボタンで最新化できます。

スクリーンショット_2024-01-08_13_18_49.jpg

ステータスがRunningになりましたら、HANAインスタンスの作成完了です。HANAにアクセスするには、作成したHANAインスタンスの行の一番右にある「・・・」をクリックし、「Open in SAP HANA Cockpit」を選択します。

スクリーンショット_2024-01-08_14_45_08.jpg

Credentialsの画面が表示されるので、Username:に「DBADMIN」、Password:に設定したパスワードを入力して「OK」を押下します。

スクリーンショット 2024-01-08 14.46.29.png

HANAの管理画面が開きます。お疲れ様でした。
ここから先の操作については、別の記事にしたいと思います。

スクリーンショット_2024-01-08_14_47_13.jpg

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