11
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

開発生産性Advent Calendar 2024

Day 10

新規参画者がするっとチームに馴染むためのオンボーディング

Posted at

9/11にD-Plusさんで開催された【増枠!】D-Plus Tokyo #6~受けてよかった!自分が受けたい!オンボーディングのLT会~で登壇した内容です。
せっかくなのでアドベントカレンダーに参加させていただきました!
5分のLTで話せなかった具体的なところを補足する形の記事となります。

スライド

概要:何も考えずに日々やっていることこそ教えてあげよう

会社勤めをしていると、プロジェクトの目的だ理念だとかコーディングルールだアーキテクチャだとかを話す前に、やることっていっぱいありますよね。
出退勤の打刻をしたり、カレンダーを見て会議の予定を確認したり、slackの通知に反応したり、月末月初に申請しないといけなかったり。
このルーティンになったらなんでもない毎日の小さな小さな名もなき作業が、新規参画者にとっては大波のような情報量となって襲ってきます。既存メンバーにとってはなんでもない作業なので、それらの対応が漏れていると 「なんでこんなこともできないの?」 とマイナスなギャップを生んでしまいます。
長年チーム・会社にいる人ほど、この「毎日やるなんでもない作業」のことを棚卸しして、気を配ってあげましょうという内容です。

具体的なチームでの取り組み

Google Docsで「毎日使うツール」「毎日やること」を箇条書きにしてまとめたものをガイダンスで配布しています。
配布内容は毎回同じものとなりますが、1つのドキュメントをルールブックとして共有するのではなく、新規メンバーその人用に作成し配布することで、各々が自分用のメモを気楽に書けるようにしています。

↓中身はこんなかんじ
image.png

また、ガイダンス後のTODOとして毎日使うツールを毎日使うための準備運動をしてもらいます。
image.png

この取り組みで、「毎日やること」を「なるべく早めに」「なにも考えずできるようにする」状態を目指しています。

効果

会議に遅れないように参加したり、定期的にやることをきちんとやっていると、「 既存メンバーが新規メンバーを信頼するようになるのが早い 」と感じています。
新規メンバー本人もルーティン作業に脳のリソースを割かなくなり、開発作業に集中できてチームに貢献することができるため、参画初期から実績を出しやすい環境をつくれています。

オンボーディング資料の最初の一歩として、まずは本記事のように毎日の作業を棚卸しして、ガイダンス資料を作成してみてはいかがでしょうか。
実務の面で新規参画がしやすくなるものになるとおもいます。

今後

新規参画メンバーのFBをもらい、さらなるオンボーディングの改良を目指します!
プロジェクト目的の理解や、マインドセットの醸成のための仕組み等はまだまだオンボーディングへ組み込めていないため、それらも組み込んでいくのが目標です。

11
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?