はじめに

Azure AI Engineer Associate(AI-102)取得に向けた勉強でまとめた内容を本記事では投稿しています。
試験範囲の内容を私が勉強していく中で、
・忘れてしまっていた内容
・他の知識と絡めて理解した方が良い内容
・Microsoft Learnの読解に苦戦した内容
などをできるだけ分かりやすく簡潔にまとめることを意識しています。
Azureの勉強を一から始め、AI-102取得を目指している方の参考になれば幸いです。
※本記事の内容が必ず試験に出るわけではないこと、ご注意ください
※勉強しながら投稿しているため、追加で学んだことがあれば随時投稿内容を更新します。

試験対策のまとめ

Bot Framework Composerで利用可能なボットテンプレート

ボット作成時に様々なテンプレートを選択可能
テンプレートの目的
- 様々な一般的なシナリオにわたって共通の会話機能を提供
- ボット作成作業が簡素化され、独自の会話機能作成に集中可能
テンプレートによる作成後、必要に応じてカスタマイズや拡張が可能

ボットテンプレート

テンプレートの種類と説明

テンプレート名	説明
Empty Bot	下記を提供する基本的なボットテンプレート・新規ユーザーへの基本的な挨拶・ボットが答えられない質問をキャッチするための未知のインテント処理
Core Bot with Language	Empty Bot機能を基に構築され、下記を提供・NLU(自然言語理解)機能・ヘルプ/キャンセルユーティリティ機能
Core Bot with QnA Maker	Empty Bot機能に基づいて構築され、QnA Makerを通じてFAQ/ナレッジベース機能を導入(NLU機能は必要に応じて有効化可能)
Core Assistant Bot	基本的なアシスタントテンプレート下記などのより洗練された会話体験をサポートする幅広いコアアシスタント機能を提供・チャット・曖昧さ回避・ユーザーフィードバックなど
Enterprise Assistant Bot	Core Assistant Botを基に構築下記などの一連の従業員の生産性機能を提供・カレンダー管理・人検索
Enterprise Calendar Bot	豊富なカレンダー生産性機能セットを提供し、ユーザーがより広範な会話体験の一部としてカレンダーを管理可能にする Microsoft Graphを使用したOffice365カレンダーの管理をサポート
Enterprise People Bot	豊富な人検索生産性機能を提供し、ユーザーが人を検索可能 Microsoft Entra IDユーザーの検索をサポート

テンプレートにおける会話能力の有無(Enterpriseは除く)

会話機能	Empty Bot	Core Bot with Language	Core Bot with QnA Maker	Core Assistant Bot
新規/リピーターユーザーに挨拶	○	○	○	○
不明な質問への対応	○	○	○	○
ヘルプ機能	-	○	-	○
ダイアログのキャンセル	-	○	-	○
エンドユーザーに機能を紹介するボットツアー	-	-	-	○
NLU(インテント)結果の曖昧さの解消	-	-	-	○
ボットに関するフィードバックの送信	-	-	-	○
会話中のエラー処理	-	-	-	○
QnA Maker(プロのパーソナリティ)との会話	-	-	-	○

各テンプレートに必要なインフラストラクチャ

インフラストラクチャ	Language Cognitive Service	QnA Maker Cognitive Service	必要なGraphスコープで構成されたADアプリケーション
Empty Bot	-	-	-
Core Bot with Language	○	-	-
Core bot with QnA Maker	-	○	-
Core Assistant Bot	○	○	-
Enterprise Assistant Bot	○	○	○
Enterprise Calendar Bot	○	-	○
Enterprise People Bot	○	-	○

参考
- https://learn.microsoft.com/ja-jp/composer/concept-templates

次の試験対策のまとめ

AI-102試験対策のまとめ「Azure AI TranslatorにおけるBLEUスコア」

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