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Node-REDをGoogleComputeEngine(GCE)で動かす

Posted at 2020-07-14

はじめに

Node-REDをGoogleComputeEngine(GCE)で動かす方法をまとめてみました。
こちらの記事はざっくりとした内容になっています。もし試してみたい方はGitHubを参照ください。Node-REDを動かすまでの手順を詳しくまとめています。

背景

GCEでNode-REDを動かす方法はLow code programming with Node-RED comes to GCPで紹介されている方法が一般的と思われます。ここに書いてある通り、VMインスタンスに"nodered/node-red"コンテナを指定すれば、GCEでNode-REDが動きます。(数ステップであっという間にNode-REDが動くので驚きます。)
しかし、VMインスタンスを再起動すると フローが全て消えてしまいます。
これではVMインスタンスを起動するたびにフローを手作業で追加するので非現実的です。
また「VMインスタンスを停止できない = 24時間稼働 = 費用がかかる」のも問題です。

そのためVMインスタンスを起動してもフローが消えない、かつ運用費を抑える方法を考えてみました。

今回の目標と結果

VMインスタンスを再起動してもフローに影響しない仕組みを作りたい。
→独自のDockerイメージを用意することで解決しました。
Node-REDのフローをGCEへ簡単にデプロイできるようにしたい。
→ローカル環境で作成したフローをバッチファイルを使って簡単にデプロイできるようにしました。
運用費をなるべく抑えたい。
→5:00～24:00稼働にすると毎月8ドル程度で運用できます。(2020年7月現在)
月1回ラーメン1杯、もしくはビール1杯を我慢すれば良いのです。まあ許容範囲内です。

調査

まずGCEを知るところから始めます。

GCEで動くNode-REDの環境

Node-REDは、VMインスタンスで動くDockerコンテナ内で動いています。

VMインスタンスのOSはContainer-Optimized OSで、Dockerコンテナを実行するためのOSが用意されてます。(このOSが厄介で、pipがインストールされていなかったり、Node-REDとフォルダをマウントさせるのが大変だったり…)
またDocker内にフォルダが存在するのでexecノードが使えます。今までGoogleCloudFunctionsで動かしていたプログラムを、GCEでNode-REDと簡単に組み合わせて動かせるのはかなりのメリットだと思います。