初学者友人との、ある日の会話
友人「なぁ、JavaScriptって本当に役に立つの?」
わい「おぉ。めちゃくちゃ役に立つで。」
友人「ほう。どんなふうに?」
わい「うーん…どんなふうにか…。せや!ブラウザ設定でJavaScriptを無効にっと。ほれウェブサイトみてみ。」
友人「おぉ!!!すげぇぇぇっっっ!!!」
1枚の絵は千の言葉を語る
JavaScriptの凄さを知るには、ブラウザ設定でJavaScriptを無効にしてからウェブサイトを閲覧してみましょう。
この記事に書いてあること
この記事では、ブラウザ設定でJavaScriptを無効にして、ウェブサイトを閲覧したらどうなるのかを書いています。
JavaScriptの凄さを改めて実感してもらい、一人でも多くのフロントエンドエンジニアのモチベーションに繋がればと思います。
なお、JavaScriptをオフにしてウェブサイトを閲覧するというアイデア自体は、2019年に書かれた以下の記事を大変参考にさせて頂きつつ、「2022年現在ではどうなっているか?」「エンジニアがよく使いそうなサイトではどうなのか?」にも焦点を当てて執筆しております。
ブラウザ設定について
使用ブラウザはChromeを使っています。
「設定」→「セキュリティとプライバイシー」→「サイトの設定」→「JavaScript」からオフにしています。
検索エンジン
まずはGoogleの検索エンジンから確認してみます。
検索エンジンのトップは特に変わりなさそうでした。
"Qiita"で検索をかけてみました。
問題なく検索結果が出てきましたが、少し表示が寂しいように感じます。
JavaScriptを有効にして、リロードしたところ表示がリッチになりました。
どうやら検索結果の一部はJavaScriptを利用して表示しているようですね。
GoogleMap
お次はAjaxの雄。GoogleMap。
これは絶対に表示されないだろうなぁと思い、アクセスしたら期待を裏切らない結果でした。
JavaScriptがなかったら、道に迷った時に大変でしょうね。
SNS
まずはFacebookから。メッセージすら表示されませんでした。ただグレーアウトするのみ。
Instagramもアイコンのみの表示。何も表示されませんでした。
根絶やしですね。
一方、Twitterの場合は投稿は表示されないものの、完全なグレーアウトではなかったです。
わたしたちがSNSで遠方の知人・友人と繋がり続けることができるのはJavaScriptのおかげということですね。
動画投稿サイト
Youtube
動画投稿サイトを確認します。
愕然としましたね。トップページをご覧ください↓
もちろん個々の再生ページも表示されませんでした。
子どもに人気の職業「Youtuber」を支えているのはJavaScriptなんです。
ニコニコ動画
日本最大級の動画投稿サイトもJavaScriptがなければグレーアウトです。
動画投稿サイトとして多くの用語や文化を生み出したサービスもJavaScriptに支えられていたということです。
企業サイト
docomo
日本サイトでアクセス数の多い、docomoのブランドサイトです。
JavaScriptを有効にしてくださいというアラートが上部に出ています。
また画像がなく寂しい印象を受けます。
ちなみにJavaScriptを有効にすると以下のような感じ。
カルーセルがなくなっていたようです。
JavaScriptがあることで、企業サイトのリッチ度がまるで異なってきます。
auとSoftBank
同様に、auとSoftBankも確認しておきました。
docomoと同様にカルーセルがなくなってしまうので、寂しい感じのブランドサイトになってしまいました。
Webサービス系
github
githubでは、プロフィールが表示されなくなりました。
また自分のリポジトリも表示できないので、プロジェクト管理ができなくなりそうです。
DeepL
DeepLではなぜか、IEサポートしてないよと警告されました。
Chromeを使ってたのですが、JavaScriptがオフ ≒ IE という捉え方なのでしょうか?
JavaScriptがなかったら英語ドキュメントを読むのも苦労しそうですね。
Udemy
Udemyでは動画が表示されなくなりました。
検索機能も使えませんでした。
エンジニア限らずですが、JavaScriptがなければ、学習の壁もかなり高くなりそうです。
エンジニア掲示板サイト
Stack Overflow
世界最大級のエンジニアFAQサイトであるStack Overflowでは、JavaScriptを有効にするようにとアラートが出ました。
試しにJavaScriptをオフのまま検索をかけてみるとreCAPTCHAが起動せず、検索結果を得られることができませんでした。
JavaScriptがなければ、世界中のエンジニアが困ることでしょう。
Qiita
Qiitaのトップページでは「おすすめ記事」以外は表示されたように思います。
検索機能も使えました!
しかし、投稿機能が使えずでした。
Zenn
ZennについてもQittaと同様に表示に関しては問題なさそうです。
しかし、Add Newボタンが消えてしまうので、新規投稿は難しそうです。
JavaScriptがないと日本のエンジニアたちの情報共有は相当困りそうですね。
所感
今回、さまざまなサイトを確認してみましたが想像以上にJavaScriptがないと何もできないなぁと感じました。
初学者の友人にはYoutubeを見せた時に、驚いていました。
個人的にはStack OverflowやQiitaが使えなくなるのはそうとうしんどいなと思いました。
わたし自身、まだまだジュニアのエンジニアですが、世の中の便利さを推進していくために一層フロントエンドのスキル向上に努めたいと思います。