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[python]LINE Messaging API + requests で メッセージを送信する

Last updated at Posted at 2023-11-04

はじめに

LINE Messaging APIを使うと、Botからユーザーへ様々な形式でメッセージを送ることができます。
LINE公式アカウントなどを使っていても、単なるテキストや画像、スタンプ以外にも『はい』『いいえ』で答えるボタンが付いたメッセージや、横にスクロールできるタイプのメッセージもあります。
メッセージの送信対象も選択することができ、1対1での送信や、一斉送信、属性で限定して送信などの方法があります。
今回はrequestsを使ってLINE Messaging APIを介してメッセージを送信する方法を簡単にまとめます。

requestsでのメッセージ送信方法

Botの作成、トークン等の取得はこちらで解説していますので参照下さい。

試しにプッシュメッセージを送るプログラムを実装してみます。

プッシュメッセージ
ユーザー、グループトーク、または複数人トークに、任意のタイミングでメッセージを送信するAPIです。

LINE Developers 公式ドキュメントで、プッシュメッセージを送る際のリクエストの例を見てみます。

curl -v -X POST https://api.line.me/v2/bot/message/push \
-H 'Content-Type: application/json' \
-H 'Authorization: Bearer {channel access token}' \
-d '{
    "to": "U4af4980629...",
    "messages":[
        {
            "type":"text",
            "text":"Hello, world1"
        },
        {
            "type":"text",
            "text":"Hello, world2"
        }
    ]
}'

URL、ヘッダー、リクエストボディ(json)の内容が分かりました。
PythonでrequestsライブラリのPOSTメソッドを使うと以下の様に実装できます。

pushMsg.py
import requests

headers = {
    "Content_Type": "application/json",
    "Authorization": "Bearer " + 'YOUR_CHANNEL_ACCESS_TOKEN'
    }

def SendMsg(text,uid):
    res = requests.post("https://api.line.me/v2/bot/message/push", 
                        headers=headers, 
                        json={
                            "to": uid,
                            "messages": [{
                                            "type": "text",
                                            "text": text
                                        }]
                        }
                        ).json()

if __name__ == "__main__":
    SendMsg('Hello World!', 'YOUR_USER_ID')

実行してみると、指定したUserIDを持つユーザーにのみメッセージが送信されました。

その他にも マルチキャストメッセージ、ナローキャストメッセージ、ブロードキャストメッセージ の3種類の送信方法があります。

マルチキャストメッセージ
複数のユーザーに対して同じメッセージを効率よく送信するAPIです。グループトークおよび複数人トークにメッセージを送ることはできません。

ナローキャストメッセージ
複数のユーザーに、任意のタイミングでメッセージを送信します。送信対象は、属性情報(性別や年齢、OSの種類、地域など)やリターゲティング(オーディエンス)を利用して指定できます。グループトークまたは複数人トークにメッセージを送ることはできません。

ブロードキャストメッセージ
LINE公式アカウントと友だちになっているすべてのユーザーに、任意のタイミングでメッセージを送信します。

python実装時は、基本的に公式ドキュメントに従って上記コードのURL、ヘッダー、リクエストボディ(json)を必要に応じて変更するだけです。

様々なメッセージ形式

LINE Messaging APIには主にこれらのメッセージタイプが用意されています。
詳細は下記リンクの公式ドキュメントでご確認下さい。

例えば、ドキュメントの例を参考にスタンプメッセージを実装するとこうなります。

pushMsg.py
import requests

headers = {
    "Content_Type": "application/json",
    "Authorization": "Bearer " + infos.CHANNEL_ACCESS_TOKEN
    }

UID = 'YOUR_USER_ID'

def PushMsg(messages):
    res = requests.post("https://api.line.me/v2/bot/message/push", 
                        headers=headers, 
                        json={
                            "to": UID,
                            "messages": messages
                        }
                        ).json()

def StickerMsg():
    messages = [{
                    "type": "sticker",
                    "packageId": "446",
                    "stickerId": "1988"
                }]
    PushMsg(messages)

if __name__ == "__main__":
    StickerMsg()

これを実行するとスタンプが送られてきました。

結局変わるのはmessagesの中身だけなので、公式ドキュメントの例を参考にmessagesの内容を変更するだけで、どのメッセージタイプも扱うことはできます。
ただし使いこなすとなれば、当然jsonの中身も理解する必要があります。

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