概要
- MAXScriptで実現できることに加えて、公開されているスクリプトを紹介します。
閲覧想定ユーザー
- 3dsMaxの操作をある程度行えるデザイナー
- これからMAXScriptを始める方
想定所要時間
- 10分
MAXScriptとは何か?
MAXScriptは、3dsMaxで最初から扱えるスクリプト言語です。
ある程度の規則性がある反復作業を、自動化することができます。
デザイナーがMAXScriptを習得することによって、単純作業を効率化できるのがメリットです。
何ができるのか?
ざっくりと、以下の処理が行えます(これ以外にも出来ることは多いです)
- モデリング、モディファイヤ、アニメーション、マテリアル、レンダリングなどの操作
- カスタムアトリビュートの操作
- GUIの拡張
- ファイルの書き出し・読み込み
- バッチ処理ツールを構築
具体的には…
- オブジェクトのUVを展開して、特定命名に従ってテクスチャレンダリング。
- テキストファイルに従って、シーンファイルのアニメーションを分割して保存。
- 全てのマテリアルカラーを白にする。ただし、透明なマテリアルは処理しない。
- 複数のシーンファイルに対して処理を実行する。
といった事が可能です。これはほんの一例です。
事例紹介
さいごに、公開されているWebサイトやスクリプトの事例をご紹介します。
Script Spot
- http://www.scriptspot.com/3ds-max/scripts
- 3dsMaxで利用できるスクリプトなどが集められています。欲しいと思ったツールをGoogle検索すると、このサイトですでに公開されていることも多いです。
Detach Element
- http://www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/detach-elements
- ポリゴンを要素毎にオブジェクトへデタッチするスクリプトです。私自身もよく使っていました。
Fracture Voronoi
- http://www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/fracture-voronoi
- ボロノイ分割でオブジェクトを「割る」スクリプトです。
- エフェクト制作などで重宝します。
参考
- 公式リファレンス
- MAXScriptの紹介
- MAXScriptとは