概要
- MAXScriptでコメント(メモ書き)を書く方法と、その使い方を説明します。
難易度
- 入門
閲覧想定ユーザー
- 3dsMaxの操作をある程度行えるデザイナー
- これからMaxScriptを始める方
- プログラミング経験がゼロの方
想定所要時間
- 15分
もくじ
- コメントとは
- 一行コメントの書き方
- 複数行コメントの書き方
- コメントアウト
- TODO
コメントとは
コメントとは、コード内にメモ書きを行うための機能です。
付箋を貼って、後から見た人に分かりやすく説明を書いておくイメージです。
コメント内に書かれた文字は、MAXScriptの式として扱われません。
したがって、自由に文章を書く事ができます。
一行コメントの書き方
コメントは、ハイフン記号を2つ連続で記載( --
)した箇所よりも右側が、コメントとして扱われます。
a = 10 -- a に 10 を代入
print a
上のコードを実行すると、 -- a に 10 を代入
の部分は無視されて、 10
が表示されます。
複数行コメントの書き方
コメントは、複数行をまたいで適用することも可能です。
その場合は、コメントにしたい文章を /*
と */
で囲みます。
a = 10
/*
長文コメント1
長文コメント2
長文コメント3
*/
print a
コメントアウト
コメントによって特定の行を無視させることで、開発中の動作確認にも用います。
これをコメントアウトと呼びます。
必要な機能確認が終わったらコメントアウトを外すか、不要であればそれ自体を削除しましょう。
以下の例では、 a = 100 がコメントとして無視されて、 10 が結果として返されます。
a = 10
// a = 100
print a
TODO
今は手が付けられないが、後で実装予定の機能を ToDo(次にやるべき作業) として書き残す場合もあります。
a = 10
// TODO ティーポットに毛を生やす処理を加える
print a
コメントが無くても読みやすいコードを書く事が良しとされますが、習得を進める間は、処理の一つずつにコメントを書いても良いと思います。
私自身の場合は、他人のMAXScriptを読み解く際に、そのようなコメントの付け方をやって勉強していました。
参考
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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
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3dsMax公式リファレンス