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1. ChromeによるHTTPバージョンの確認方法
- サイトにアクセス
- F12キー(または右クリック→検証)で「デベロッパーツール」を開く
- 上部タブで「Network(ネットワーク)」を選択
- ページを再読み込み(Ctrl+R)
- 任意のリクエストを選び、「Protocol(プロトコル)」列を見る
※もしProtocol列が表示されていない場合、ヘッダーを右クリックして「Protocol」を追加する
👇画像はQiitaで「デベロッパーツール」を開いてみたもの
ここで表示される例:
-
h2
→ HTTP/2 -
h3
→ HTTP/3 -
http/1.1
→ HTTP/1.1
2. そもそもHTTPバージョンとは
HTTPとは、Webサイトを表示するための通信ルール。
バージョン違いは、通信のやり方・速さ・効率に影響する。
代表的なバージョン:
- HTTP/1.0(古い)
- HTTP/1.1(標準化され普及)
- HTTP/2(現在の主流)
- HTTP/3(新世代、普及中)
3. 主流のHTTPバージョンについて
現在(2025年時点)の主流はHTTP/2。
ただし、HTTP/1.1も依然多く使われ、HTTP/3が一部で導入進行中。
特にGoogle、YouTube、Yahoo!など大手はh2/h3対応済み。
4. HTTPバージョンが違うと何がどう変わるのか
バージョン | 特徴 | 影響 |
---|---|---|
HTTP/1.1 | 単一接続で順番待ちが発生(重い) | ページ読み込み遅延が起こる |
HTTP/2 | 多重化・ヘッダー圧縮で効率化 | ページ表示がかなり速くなる |
HTTP/3 | UDPベースで接続が速い | モバイル環境で特に強い、途切れにくい |
ざっくり言うと、「ページ表示速度」「安定性」に直結する。
5. 情シスとして業務でどう生かせるか
- 社内システムのWebサーバー設定を確認・最適化する
- ベンダーへの仕様確認時、「HTTP/2以上対応してますか?」と聞ける
- モバイル利用の多いサービスではHTTP/3対応を検討する
- 遅い社内システム改善提案に「HTTP/2化」も選択肢に入れられる
6. まとめ
- Chrome開発者ツールで簡単にHTTPバージョンは見られる
- HTTPバージョンは通信の速さと安定性に直結
- 今はHTTP/2が主流、HTTP/3も広がりつつある
- 情シス・インフラ担当でも知っておくとシステム改善に役立つ
参考
・Google ChromeのデベロッパーツールでWebサイトのSSLトラブルなどを調査する方法
・HTTPとそのバージョンについて調べてみた【HTTP/2とHTTP/3の比較】
・HTTPバージョンごとの違い(1.0, 1.1, 2.0)
✨ おわりに
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