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【RockyLinux】Linuxインストールする時のパーティションどうすんねん問題

Last updated at Posted at 2021-12-26

Linuxをインストールして遊んだ話

開発環境構築したくてRockyLinuxをインストールしたり、最新トレンドが知りたくてFedoraをインストールしたりしたのでその時の話。

インストールする時のパーティション設定どうすんねん。

VMwareとか仮想環境でインスコする時は良しなにしてくれるので全然意識してなかった。
個人的にはパーティションは切らない派なのでなるべくストレージは1つにまとめたい。
このあたり諸説あるので各々の好みに合わせて設定頂きたい。

Linuxのパーティションってどんなのがあるの?

本家本元、RedHat公式リファレンスを読んでみる。

9.15.5.1. x86、 AMD64、 および Intel 64 のシステム
x86、 AMD64、 および Intel 64 のシステムには次のパーティションを作成することを推奨しています。

  • swap パーティション
  • /boot パーティション
  • / パーティション
  • home パーティション
  • /boot/efi パーティション (EFI システムパーティション) - UEFIファームウェアを搭載するシステムの場合のみ

RedHat公式リファレンス:
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/6/html/installation_guide/s2-diskpartrecommend-x86

それぞれのパーティションの意味を読みといてみよう。

  • swap パーティション

    • 仮想メモリ用のパーティション。


      現行のMacとかWindowsを使ってると仮想メモリ自体をあまり意識しないかもしれない。


      古のMacOSではアプリ毎に仮想メモリを割当てたりしてた。懐かしい。
  • /boot パーティション

    • 後述する/boot/efiとの二択。OSを起動するのに必要なパーティション。


      BIOSを使ってるレガシーなマシンにインスコする場合はこちらを選択。
  • / パーティション

    • システムディレクトリとかユーザーディレクトリとか用のパーティション。


      Windowsで言うところのCドライブ。
  • home パーティション

    • ユーザーディレクトリをシステムパーティションと分けたい場合に作成する。
  • /boot/efi パーティション

    • 前述の/boot パーティションとの二択。


      UEFIを使ってる新しめなマシンにインスコする場合はこちらを選択。

俺的ベストパーティション

RedHat公式リファレンスには推奨するパーティションサイズも記載されてる。親切。
ただし、Kernelを複数Versionインストールすることも考慮したい。
以上を踏まえて私のベストパーティション設定を下記する。

  • /boot/efi パーティション (512MB)
  • / パーティション (残り全部)

swapパーティションは敢えて作らない。
swapをパーティションで作る事をRedHat公式では推奨されているが、リサイズし辛いというデメリットがある。
なのでOSインストール後swapfileを作成しswapfileを仮想メモリとして使用する方法を私は推奨する。

swapfileを作成して有効化する

RedHat公式リファレンスではswap領域を以下のサイズで作成することを推奨している。

システムの RAM の容量 推奨 swap 領域 ハイバネートを許可する場合の推奨 swap 領域
2GB 以下の RAM RAM 容量の 2 倍 RAM 容量の 3 倍
2GB から 8GB の RAM RAM 容量と同じ RAM 容量の 2 倍
8GB から 64GB の RAM 最低 4GB RAM 容量の 1.5 倍
64GB 以上の RAM 最低 4GB ハイバネートは推奨しません

例として今回RockyLinuxをインストールした私のマシンはRAM 8GBなので、swapも8GBとした。

実際の手順を下記する

  1. OSを起動してBash起動。

  2. /swapfile に8GBのswapfileを作成する。

    $ dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=8192
    $ mkswap /swapfile
    $ chmod 600 /swapfile
    
  3. 作成したswapfileを有効化する。

    $ swapon /swapfile
    $ swapon -s
    ファイル名				タイプ		サイズ	使用済み	優先順位
    /swapfile                              	file    	8388604	256	-2
    
  4. 起動時にswapfileが有効になるようにfstabに設定する。

    $ vim /etc/fstab
    # 以下を追記する。
    /swapfile               swap                   swap    defaults        0 0
    
  5. 念の為、再起動してシステムモニター等でswapが有効化されているか確認する。
    swap確認.png

以上で設定完了。
良いLinuxライフを!!

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