始めに
前の記事と同じく個人的な都合で自動テストに詳しくならないといけないので今回はSeleniumの本を読んでみました。
簡単にこの本ってどんなものなの?
JavaでSeleniumの基礎からCIや運用を絡めた応用までを解説しています。
また付録でPythonによるSeleniumの構築方法も解説しています。
しかし内容が2014年なので、Seleniumのバージョンや現代の考え方とは大きく違います。
どんな人が読むべきだと思う?
以下の人が読むべきだと思います。
- 2010年代のレガシー環境を知りたい方
- JavaでSeleniumを学びたい方
- バージョン2系のSeleniumを知りたい人
- RemoteWebDriverを知りたい人
- 現代と過去の差分をする力があって、Seleniumを勉強したい人
- JenkinsとSeleniumの連携を知りたい人
逆に読まなくていい人はこんな感じです。
- Seleniumの公式ドキュメントが読める人(むしろ公式ドキュメントを読んだ方がいい…)
- Java以外の言語でSeleniumを勉強したい人
- 最新バージョンのSeleniumを勉強したい人
- 仕事などの技術選定でPlaywrightなどSelenium以外の選択肢がある人
本の内容について詳細解説
1章
Seleniumの基本的な使い方を解説しています。
特に高度な使い方をしなければここで本編9割終了します……
2章
Actionクラスなどの応用的なAPIの解説しています。
しかし現Seleniumのバージョンでは消えている機能もありす
3章
Web Driverの機能解説しています。
ブラウザのCookieやセッションなどをSeleniumで操作する方法について解説されています。
4章
以下ブラウザのDriver解説しています。
- Fire Fox
- IE
- Chrome
- Safari
5章
WebDriverのライフサイクルを解説しています。
大規模設計する時に役に立ちそうです
6章
SeleniumによるファイルのI/O操作を解説しています。
ぶっちゃけファイルのI/O操作言語であれば既存機能使えばいいかなと思います….
7章
Seleniumをリモート環境で実行できるようにする機能について解説しています。
8章
Selenium Gridについての解説です。
9章
PageObjectパターンの解説です。
ぶっちゃけ処理を汎用関数に分けるだけです。
10章
Appniumの解説です。
付録A
各種CIツールにSeleniumを動かす方法について解説しています。
解説対象のCIツールはJenkinsとSauceLabsです。
2014年の本なので時代が分かります…
付録B
SeleniumをPythonで動かす方法を解説しています。