Raspberry PiとL-03Dを使用してBICSIMでLTE接続するのにトラぶったのでそのメモです。
SIMカードのユーザ登録
SIMカードの内容に従ってユーザ登録を行います。
L-03Dのファームウエアをupdate
L-03DをRaspberry Piに接続する前にWindows PCかMACに接続して、ファームウエアをupdateしましょう。これをやらないとRaspberry Piから正常に起動できませんでした。
こちらは表示される順番に従って作業をしていけば問題なく終了します。updateには10分以上の時間がかかりました。
Raspberry Piの設定
Raspberry PiにL-03Dを挿入して設定をしていきます。後は既出の作業を行っていくだけです。
- 必要なパッケージのインストール
sudo apt-get install pppconfig usb-modeswitch
- pppconfigによる設定
sudo pppconfig
最初の画面でCreate a connection
を選択
次の画面で適当な名前を入力
(ここでは、OCNにしておきます)
矢印で"Use dynamic DNS"を選択して、スペースを押すと*が移動するので、そこでEnterキーを押します。
Authorizationは"CHAP"を選択
User nameは、簡単接続設定のユーザ名を入力
Passwordは、簡単接続設定のパスワードを入力します。
Speedは115200
のままEnterを押します。
次は"Tone"のままEnterを押します。
番号は*99***11#
を入力
Modem configは"No"を選択
Modem portは/dev/ttyUSB2
と入力します。
"Finished Write files and return to main menu."を選択し、OK, Quitを選択していきpppconfigを終了します。
- ATコマンドの編集
次のコマンドを入力してファイルを開きます。
sudo vi /etc/chatscripts/
「''ATZ」の下に「''ATH」を追加します。
'' ATZ
''ATH
ここまでで設定は完了です。
起動
次のコマンドで起動します。
sudo pon OCN
おまけ
電源投入時に起動するように設定するときは、次のコマンドで起動時のスクリプトを編集します。
sudo vi /etc/rc.local
exit0の前に
pon OCN
sleep 10
node-red-start
と追加して、起動したらLTE通信とnode-redを起動してゲートウェイとして機能が動くようにしました。
おまけ2
この後、Wi-FiのUSBドングル 「GW-USNANO2A」を使用してWi-Fiアクセスポイントにしようとしているのですが、デザリングした機器からインターネットが接続できないというトラブルに見舞われており、うまく行っていません。解決したら投稿します。ゲートウェイにsshでログインすることはできています。